どうぞ良い一日を(^▽^)/

 昭和の時代、とある所で可愛らしい男の子が産まれました。その子は後に知識も教養もあり周囲から慕われる素敵な男性に成長しますが、生まれたての頃は小さなおててを握りしめてかぼそくホンギャア……と泣く可愛い赤ちゃんでした。

 その数年後、男の子とは縁もゆかりもない土地で女の子が産まれます。女の子を取り上げた産婆のおばあさんは、出産したばかりの母親に驚いた顔で言いました。「あたしゃ今まで何百人もの赤ん坊を取り上げてきたけんど、こんなブサイクな子は初めてばい!」

 それが私です(怒)。生まれて初めて聞いた言葉がコレなんてひどすぎる! もっと他に言うことがあるでしょうに!(怒) そして私の兄はお人形のように可愛らしく、なにかにつけては兄と比べられ、私は容姿にコンプレックスを抱いたまま成長してゆきます。

 私の通った全校生徒が365人の小さな小学校は、のんびりとした校風でした。今思うと同級生の女の子たちのレベルがハンパなかった! Kちゃん、Sちゃん、Rちゃん、Tちゃん、Yちゃん、どの子もとんでもなく可愛いかった! 可愛い子たちは性格も成績も良くて「神は二物も三物も与える」の格好のお手本でした。そんな中で育った私は「コレはアカン! 容姿や性格の良さでは負ける! せめて成績で勝とう!」そんな歪んだ性格の子になってしまいました(;^ω^) そして小学校の卒業文集に「小説家になりたい」そんな途方も無い夢を書きました。そんなのムリだって!

 中学校はそこそこ人数が多かったです。田舎の小学校ではお山の大将だった私も、人数の多い中学校ではモブの1人でした。そんな中、Hちゃんという美少女と同じクラスになります。神さまはどんだけエコひいきすんねん!? そうツッコミたくなるほどHちゃんは可愛かった! そして歪んだ性格の私とは正反対の天真爛漫で純真無垢な女の子でした! 正直に言います! ムカつく! 可愛くて性格も良くてみんなから愛されるHちゃんたちがいるのに、ブスで性格の悪い私がいるのはなんでさ!? ムカつく! 

 歪んだ性格を抱えたまま少しずつ成長してゆきました。内心のコンプレックスを巧妙に隠し、外見も巧妙に加工して無難な女子になることができました。私は見た目も性格も美しい人になりたい……ニセモノなりに努力を続けて二十代になると美人と言われるようになりました。小さな頃はイヤでしょうがなかったタラコ唇が魅力的だと言われるようになった。私は何も変わらないのに周囲の評価は変化した。そして運命の出会いをして素敵な男性と結婚しました♡ そして夫の転勤で福岡県から滋賀県へ引っ越しました。

 運命の出会いだと思っていたらカン違いでした(;^ω^) すみません、間違えました! 現地解散でお願いします! 夫の転勤で引っ越した滋賀県で離婚しました。土地カンも知己もナイけどなんとかなるさ! それまで「エリートサラリーマンの妻」という看板を出していた私は見知らぬ土地で「高卒・バツ1」という新しい看板を出して生きてゆくことになりました(;^ω^)

 人生のサバイバルを戦って、本物の運命の出会いがありました! 前の夫と同じくらい素晴らしい男性です! あなたに会うため生まれてきたの! 今度こそ幸せになります! 

 これもカン違いでした(;^ω^) あなたは優しくて社長夫人という立場に何の不満も無いはずだけど、野生のカンが違うと言っているの。あなたは何も悪くない、悪いのは頭のおかしい私です。ごめんなさい、離婚しましょう。やっと手に入れた「社長夫人」の看板は「バツ2・四十路」という看板に書き替えました(;^ω^) さらに学歴は「大学除籍」というあまり自慢できない残念なモノに変わりました(;^ω^) 仕事が忙しくて大学からの通知を放置していたら、放校されてしまいました(;^ω^) 残念!

 離婚してせっせと働いていたのですが職場で上司からいじめられて休職してしまいました。生活の心配は無いものの、することも無い。最初は読書をしてゲームをして酒を飲んで楽しく過ごしていましたけれど、宿題の無い夏休みがずっと続くのも退屈です。かといって心に大きな傷があるので、とてもじゃないが外出できない。当時は人が怖くてコンビニさえ行けませんでした。でもやっと出会えた運命の人(彼氏さん)がお買い物や用事をしてくださっていたので私は部屋から一歩も出ず心の傷を治すことに専念していました。

 することは無いが、外へ出ることはできない……部屋でできる読書もゲームもあきてしまった……他にすることはないかしら? そういえば小学校の卒業文集に「作家になりたい」そう書いた。そんな夢があったなんて、ずっと忘れていた……作家になれるか試してみるのはどうだろう? 失敗しても失うモノは何もない……やってみよう♪ 

 こうして生まれて初めて書いた小説が賞を獲り「姫さまですよねっ!?」という本になりました。夢が叶った! 小説家になれた! なんて言っても印税で暮らしてゆくのはムリです。またいじめられるんじゃないかとビビりながら社会復帰して、バイトと執筆で生計を立てていました。FIREした億り人(←ようするにお金持ち)の彼氏さんはとても優しくて、精神面でも金銭面でもすごく助けてくれました。やっぱりあなたが運命の人だった! 感謝しながら小説を書きバイトで走り回る充実した日々を送っていました。

 やっと安心して暮らせるようになった頃、バイト先に新人さん(女性・50代)がやってきました。最初はうまくいっていたのに、いつの間にかギクシャクするようになった。でも執筆とバイトと恋愛で忙しい私は気にしていませんでした。だって気にしているヒマなんて無いもの!

 ありがたいことに本は続巻を出してもらうことになり、さらに3巻も出版されることになりました! 1冊だけでも満足なのに夢みたい! 1年に1冊のペースで本を出してもらっていた間、ずっと忙しい毎日を送っていました。このままの状態が続けばいいなぁ~! 幸せを噛みしめながら毎日過ごしていたのに、少しずつ風向きが変わってきました。3巻の校正作業中に見過ごしにできないトラブルが起きました。ゲラに私の書いていない文章が複数個所見つかったのです。そしてもう印刷所へ入稿したので修正できない……そう言われ、ついにブチ切れました! 私の書いていない文章が本になるなんて愛する読者さまを騙すのと同じです! 夢だった作家という立場を手放してでも戦う! 愛する読者さまを裏切ることだけは絶対にしない!  正面きって出版社にケンカを売った結果、私の希望は全面的に受け入れられました。っていうか、作家の許可無く文章を変えるなんて絶対にやっちゃダメだとソウはそう思いますの……何も間違ってないと思いますが、これで作家人生は終わったな……また一から出直して作家に返り咲こう! どうしたら作家に返り咲けるのかしら? そうだ、noteという場所で作品を公開しよう♪♪ それまで活動していた投稿サイトはバチクソエロい広告が表示されるのでイヤになってnoteへお引越ししました。 もともとエッセイストになりたかったためnoteでエッセイを書いているうちに、心優しいお馴染みさんや仲良しさんが少しずつ増えて楽しく過ごせるようになりました♪

そんな時、仲良しさんの記事に「#なんのはなしですか」というタグを見つけました。これ、なんだろう? 面白いタグだと思ったので深く考えずに「#なんのはなしですか」を付けて投稿したところ、コニシ木の子さんという方が「この記事を回収してもいいですか?」そうコメントを頂きました。記事を回収? どういうこと? でもコニシ木の子さんという方は礼儀正しく誠実な気がしたので「光栄です(^▽^)/ お願いします(^▽^)/」そうお返事をしました。なんとなく信用できる気がしたのです。すると数日後に路地裏通信というnoteの記事で私の書いたエッセイが紹介されました。そしてコニシ木の子さんが素敵な感想を書き綴っていてくださいました。嬉しい! 回収って、このことだったんだ! 「#なんのはなしですか」を記事にタグ付けすればコニシ木の子がコメントをくださって、たくさんの方に紹介してくださる! 私も参加させてください! こうして路地裏の住人(ロジウラー)になって新しい仲良しさんとお近づきになって楽しい日々を過ごしていました♪♪ 

ネットはずっと楽しかったのですけれど、リアルはどんどん暗い方向へ向かっていました。新人だったAさんが私への敵意をあからさまにするようになり、ついに上司へ「ソウさんが気に入らない!」そうクレームを訴えたのです! そのクレームが意味不明なモノで「ソウさんは違う仕事を勝手にしている」という主旨のものでした。自分の仕事が終わったら、他の仕事をするのが当然じゃないの!? 欠品があれば補充するのが常識じゃないの!? そういうワケで訴えられた上司も私も「それは……」と困惑していたのですけれど、思い込みの強いAさんは理解できないようです。「ここは穏便にやり過ごしてください……」困り顔の上司から懇願されたのもありますし、もともと争いゴトは嫌いですしバカな人はもっと嫌いなので私からAさんにどうこうする気はありません。Aさんにはご挨拶だけして空気のように接してやり過ごすことにしました。今思えばたぶん私が泣いたり怒ったりすればAさんのお気に召したのでしょう。でも私は何事も無かったかのように平気な「ふり」をしていた。平気じゃありませんけれど「ふり」ならできます。でもそれがAさんの気にいらなかったのでしょう。

そんな頃、愛する母校の小学校から信じられない問合せがありました。「小学校の創立150周年の式典で記念講演をしてほしいが、お受けくださるか?」

信じられない! バツ2でフリーターで高卒で野良犬の私が記念講演ですって!? ありえない! できません! お断りします!


そう言おうとして思い出した。もしかして入江先生も式典にお越しになるのでは? 私の運命の人の入江先生も来賓としてご臨席なさるはず……。

この話、お受けさせてください! もし他の候補がいたとしても私にやらせてください! だって初恋の入江先生に再会して運命の出会いを果たしたいです!(←完全に主旨を間違っている)

 その頃は母親と絶縁中でずっと帰省していませんでした。作家として呼ばれ帰省すれば母親と仲直りできる……そして故郷に錦を飾れる……あわよくば初恋の入江先生と運命の再会もできるかも……♡ 完全に邪(よこしま)な思惑しかありませんけれど、愛する母校の後輩たちのために本気出す! 一生の指針になる役に立つお話をする! 絶対だ! その日から毎日アタマを搔きむしって原稿を考える日々が始まりました!

バイトへ行けばAさんがいてイヤな気分になるものの、どうこう言ってられないほど激務な日々 & 記念講演の原稿書き & 登録販売者の資格試験に向けて猛勉強 & 資格試験と同じ日に地元のケーブルテレビに出演 & 運命の出会いだと思っていた彼氏さんとの別れ & ひどすぎる血祭り☆パーリー(生理。後に手術を受ける)などワケのわからない狂乱の日々が始まりました。そんな中、noteのコニシ木の子さんが賞レースに参戦することになり、勝手に毎日コニシ木の子さんを応援する記事を書くことにしました。それが使命だと思ったから。

ときどき神さまから使命を果たすよう用事を言われます(;^ω^) ちゃんと使命を果たせると「使命はこれで終わった」そう感じます。そして自然と相手と距離ができて離れてゆきます。使命を果たすため一瞬だけ、相手の人生と私の人生が交差する感じです。この時もそうでした。賞レースに参戦したコニシ木の子さんを勝手に応援して、最終日のエッセイに書きました。「私の人生の夏は今日で終わります」。本当にそう感じたのです。そしてまだ結果が出る前に私はコニシさんへ勝手にアレコレ進言しました。「コニシさんは賞を獲るから、質疑応答の練習はしておいたほうが良いです。他にも色々うんぬんかんぬん……そして私の言うことが信じられなくても、最低限、名刺は準備しておいてください。名刺は急に作れませんから」。

結果は皆さんご存知の通りです。コニシさんは受賞なさって名刺が必要になりました。私の使命は果たせた! 神さま、任務完了です!(^▽^)/ これからは自分のことに集中します! 講演原稿も書かなきゃならんし、資格勉強もするし、仕事もせにゃならん! そして入江先生に会いに行くんだ!

こうして入江先生のことを書く日が来るとは思っていませんでした。まだ心の整理ができなくて書けなかったのに自然と入江先生の名前が出てきた……記念講演で再会するのを夢見ていた先生は、数年前にコロナで他界なさっていました。もう先生と今世で逢えないと知ったのは講演の直前でした。まだ若い先生が病気で他界したなんて信じられない……これはきっと何かの間違いだ……先生は式典にお越しになるはず……そしたら先生に「先生、死んだことになってますよ!ww」そう言って大笑いしよう……そう考えながら当日を迎えました。でも先生はどこにもいませんでした。

会場では可愛い後輩たちが懐かしい校歌を歌ってくれました。入江先生はこの校歌をどこかで聞いているだろうか? もう今世では先生と会えない……間に合わなかった……間に合わなかった……そう思うと涙が止まらなくなりました。急に泣き出した私を見て可愛い後輩たちはギョっとした顔をしています。ビックリさせて、ごめんなさい。今だけ、今だけ泣かせてください。

校歌斉唱が終わりました。司会者の先生が私の略歴をご紹介くださいます。さっきまで泣いていた私を隣の席のご来賓(議員さん)は心配してくださいます。大丈夫です。心配しないでください。プロの作家として呼ばれた以上、ここから先はプロの仕事をします。

ちゃんとできました。だってプロですから。皆さんの心に残る感動的なお話も、クスリと笑える愉快なお話も、役に立つお話も、すべてきちんとできました。長距離の移動と長い間の緊張でひどいカゼをひいていたのですけれど、講演の間は咳一つせず完遂しました。だって私はプロですから。

そしてここから運命の歯車が動き出します。

私は本名を隠してペンネームで講演をしました。けれど講演に来ていた保護者の方が「ソウさんはもしかして、職場のTさんと同級生じゃないかしら?」そう考えたらしい。そして保護者の方を通じてTさんから校長先生に「ソウさんは〇〇期生の〇〇さんじゃないでしょうか? もしそうならぜひ連絡先を教えてほしいです」そう問い合わせがあり、私からなつかしいTちゃんに連絡をしました♪ 可愛くて性格の良かったTちゃんは相変わらずで、同じように性格が良くて可愛いRちゃんや、Sちゃんや、HちゃんやYちゃんとも仲良くしているらしい。「類は友を呼ぶ」って本当だな! 性格が素晴らしくて可愛い子たちは今も付き合いがあるんだ! 

その子たちの中に中学校で同級生だった天真爛漫で純真な美少女のHちゃんもいました。そしてHちゃんはnoteを介して連絡をくれたのです。そしてHちゃんは独身でした! 信じられない! 性格も良くて可愛くて(言うたらアカンかもしらんが言わせてくれ。さらに巨乳)なのに男たちが放っておいたとは思えない! きっと何か堅い決意があって結婚しないのだろう……バツ2の私と偉い違いや……でも独身というのは同じか……。

それが1年ほど前です。その後もHちゃんや同級生はnoteの記事を読んでいてくれて、いつも心の励みになっています♪ みんな、ありがとう!(^▽^)/

そしてここから先は、天真爛漫な美少女(さらに巨乳)のHちゃん視点のお話になります。彼女の許可は得ています(^▽^)/ でも私の想像の部分もあります☆(Hちゃん、修正箇所があれば教えてください)

私はずっと独身で満足していたの。自由気ままに暮らして淋しいと感じたことなんて一度も無かった。そしてこのまま年老いてゆくんだろうと想像していたの。マチちゃんが作家になったと知った時は驚いたわ! そしてマチちゃんがnoteというサイトで活動していると知って連絡してみたの。こうしてまたマチちゃんとやり取りできるようになってうれしかった。そんな時、お世話になっている方の知人の男性が芸術について語っているのを聞いたの。すごく感銘を受けたしもっとたくさんの人に知ってほしいと思ったから彼に「noteという投稿サイトで書いてみたらどうですか?」そう勧めてみたの。彼はすぐnoteで書くようになって、わたしのおかげでたくさんの人と出会えたってすごく感謝されたの。わたしはマチちゃんがいたからnoteという場所を知っただけで、それを彼に伝えただけなのにね(;^ω^)

そして少しずつ彼と色々な話をするようになって「今世で彼と出会うことができた。間に合って良かった」そう思うようになったの。彼ともっと一緒にいる時間を増やしたいから彼と結婚します。これもマチちゃんのおかげです。マチちゃん、ありがとう(^▽^)/

その彼がこのエッセイの一行目に書いた、とある所で生まれた男の子です! 彼と会うことは一生無いと思いますけれどHちゃんと彼に幸多かれ!!


私のおかげで幸せなご夫婦が誕生しました! どうりで不思議だったんだよ! なんて私が作家になれたのか、なんで私が記念講演なんてどえらい場所に呼ばれたのかずっと不思議だったんだ! そしてやっと謎が解けた! 私は二人の運命の出会いの歯車を動かす最初のアクションだったんだ!
後はお二人がそれぞれの選択をして幸せな結婚をすることになりましたけれど、最初のきっかけは私だったんだ!!

そういうワケで神さま、任務は完了しました! お二人とご家族に幸多かれ!!

皆さまにも幸せな運命の出会いがありますように♪ 私にもありますように♪♪

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ソウ マチ サポートも嬉しいですけれど、拙書「姫さまですよねっ!?」をぜひご笑覧くださいませ(^▽^)/ 愉快で楽しい本です♪♪