「死ぬのが怖い」私が防災に向き合おうと決めた理由
まず初めに、私は強くありません。
私は今、防災士として活動を始めようとしています。
でも、決して強くて立派な人間だからではありません。
むしろ、不安や心配が多くて、いつも“自分はちゃんとできるだろうか”と迷っています。
そして私は、死ぬのが怖いです。
そして、災害時に家族や犬を守れなかった自分を、きっと許せなくなるのが怖いです。
防災は災い未然に防ぐ、備えあれば憂いなし、などといった「未来」の有事に備えることですが、その未来が怖いと感じてしまいます。
前回は防災に目覚めた理由を投稿しましたが、今回は防災との向き合い方について語りたいと思います。
なぜ、防災に向き合おうと思ったのか
防災に関わろうと決めたのは、“意識が高かったから”ではありません。
むしろその逆で、不安が強すぎて、知らないままではいられなかったからです。
「災害が起きたら、私は動けるだろうか」
「子どもや犬を、本当に守れるだろうか」
そう考えるたびに、胸がぎゅっとなっていました。
私には小さな子供が二人います。
そして現在、住んでいる地域は夫婦の地元から遠く離れた場所のため誰かに頼ることもできません。
だからこそ、家族を守らないといけないという気持ちが大きくなっていました。
犬のしつけもできなかった私が抱いた不安
うちには大切な犬がいます。
オーストラリアンキャトルドッグという犬種でパワフルな愛犬です。
でも、正直に言うと、災害時を想定した場合のしつけは不安の方が大きいです。
「吠えたらどうしよう」
「避難所に入れなかったら?」
「この子と離れ離れになったら…?」
考えれば考えるほど、答えが出なくて、ただ怖くなっていくばかりでした。
私は元ペットメディア運営者として、多くの飼い主さまやドッグトレーナーと接してきましたが、ドッグトレーナーはもっと世の中の飼い主がしつけに力を入れないと災害時は大変なことになるという反面、飼い主さまは「うちの子は大丈夫」という相反する答えが返ってくる場面を多くみてきました。
そのたびに、私自身の不安も大きくなってきました。
できないから、学ぼうと思った
私は何でも器用にこなせるタイプではありません。
でも、できないままでは、後悔する日が来る気がしたんです。
だから、学ぼうと思いました。
防災士の資格を取って、これから少しずつ、私なりの防災の形を見つけていくつもりです。
ペット災害危機管理士となった今もペット防災に関する発信は続けています。
実際に引越しをした際には、鉄骨造の家を選んだり、備蓄を1年近くかけて揃えたり、車を変えたり、部屋の模様替えなどを行いインプットとアウトプットを繰り返すことで、スキルを身に付けていけています。
防災は「一人の優しい勇気」だと思う
防災というと、強くて頼れる人がやること。
そんなイメージがあるかもしれません。
でも私は、“怖いから知ろうとする” “守れないかもしれないから準備する”
そういう揺れ動く気持ちが、むしろ防災の原点なんじゃないかと思うんです。
みんなが防災に関心を持つ理由は自分の命を守りたいという、気持ちの他に
大切な人を守りたいという気持ちも同じくらいあるはずです。
だからこそ、防災の関心は特別なことではなくて一人の優しい勇気だと思っています。
最後に:不安を感じている誰かへ
もしあなたが今、防災に不安を感じているなら、それはとても自然なことだと思います。 私も、何もできないところからのスタートでした。
でも、“守りたい存在がいる”という気持ちだけは、ずっと変わりません。
それが、私にとっての「防災の出発点」です。
この投稿が、同じように不安を抱える誰かの背中を、そっと押せたなら嬉しいです。
防災は未来のことで、予測がつかない分後回しになってしまうことでしょう。
ですが、ちょっとした意識を持つことで小さな防災が継続して大きな防災となるはずです。
