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【詩】夕焼けと鴉

なつかしい夕焼け
過去へと沈みゆく紅い夕陽
どんな音楽も必要としない風景
どんな沈黙も友とするセンチメンタリズム

そんな紅の中
拍動するひとつの確かないのち
それらの風景を支える支点に
一匹の鴉が佇んでいる

鴉は暴力的なまでに沈黙を守る
「夕焼けと鴉」という名の
絵画を見ているようだ
わたしはその絵画を枠に嵌め
静かで暗い部屋に飾る

わたしは想う
ほんとうに遠くまで来てしまったのだと
親愛なるものたちからは等間隔に離れて
わたしはひとり 静かになみだを流す

静かになみだを流すのだ

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