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【詩】未来へ

風薫る五月
あなたの面影が
その風に揺れている

日陰の暗闇が
冬と春の記憶を
微かに憶えている

あなたとの長い記憶が
彷徨しながら
生から死へとつづく

生死について
こんなにも深く考えを巡らせながらも
生活には勝てない
脈々と流れる時間に伴走され
綴られる生活には

芸術が哲学が
生活たり得ないのは
人間は生活のディテールを考えずには
生きていられないからだ

そんな生活のなかで
初夏の薫風を浴びて
時は未来へとつづく
希望と不安を乗せた舟は前へと進む

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