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現役鉄道員プレゼンツ 絶対に外さない旅行プラン_日光1泊2日、世界遺産と滝と温泉の週末

この旅のポイント

東京から約2時間、週末だけで「歴史・自然・温泉」の三拍子が全部揃う。

日光は「なんとなく知っているけど行ったことがない」という人が意外と多い場所だ。修学旅行で行ったきり、という人もいる。でも大人になって改めて行くと、まったく違う顔を見せてくれる。

東照宮の彫刻の精巧さ、いろは坂を上った先の別世界感、華厳の滝の轟音——どれも「本物を見に行く」価値がある場所だ。鬼怒川温泉で1泊すれば、移動も観光も温泉もバランスよく詰め込める。

日光東照宮

アクセス——東京からの行き方

電車で行く(おすすめ)

浅草駅 → 東武日光駅
東武スカイツリーライン・日光線の特急「スペーシアX」または「リバティけごん」で約1時間50分。特急料金込みで約3,000〜3,500円。

新宿駅 → 東武日光駅
JR線から東武線に直通する特急「スペーシア日光」で約1時間57分(乗り換えなし)。料金は約4,000〜4,500円。

鉄道員からひとこと

新宿からなら「スペーシア日光」が便利でおすすめ。普通の特急のように見えて、途中の栗橋駅でJRの線路から東武の線路にこっそり乗り移る珍しい列車だ。知っていると旅がちょっと面白くなる。


車で行く場合

東北道・日光宇都宮道路経由で東京から約2時間。ただし紅葉シーズン(10月中旬〜下旬)のいろは坂周辺は大渋滞必至。その時期に車で行くのは覚悟が必要だ。


1日目——鬼怒川温泉と東照宮エリア

午前:東武日光駅に着いたら、まず東照宮へ

東武日光駅からバスで約10分、世界遺産「日光東照宮」へ。

東照宮は「豪華すぎる」という前評判が先行しがちだが、実際に境内に入ると感覚が変わる。江戸初期の職人が1年3ヶ月で仕上げたという彫刻の細かさ、杉木立の中に朱色の建物が浮かぶ光景の荘厳さ——「派手」というより「圧倒的」という言葉の方が近い。

見どころ3つ

「眠り猫」は有名すぎて「小さい」と思いがちだが、その下をくぐった先にある家康公の墓所・奥宮への参道の静けさが本番。喧騒が嘘のように消える。「三猿」(見ざる・言わざる・聞かざる)は陽明門の前の神厩舎にあり、近くで見ると想像より丁寧な彫りに驚く。「陽明門」は508体の彫刻が施された門で、見るほどに細部が発見できる。

拝観情報

  • 拝観料:大人1,600円(三社共通)

  • 開門:8:00(4〜10月)/ 8:00(11〜3月)

  • 混雑を避けるなら開門直後か15時以降がおすすめ



昼食:日光名物「ゆば(湯葉)」を食べる

日光の名物料理は「ゆば(湯葉)」だ。京都の湯葉と同じく豆乳から作るが、日光では二重に巻き取るため厚みがあって食べごたえがある。東照宮周辺には湯波そばや湯波御膳を出す店が多く、1,000〜1,500円台でランチができる。


午後:東武日光から鬼怒川温泉へ移動

東武日光駅から東武鬼怒川線に乗り換えて、鬼怒川温泉駅へ。約30分・660円。

鉄道員からひとこと

この鬼怒川線の沿線に「SL大樹」という蒸気機関車が走っている。タイミングが合えばホームで見られるかもしれない。黒煙を上げながら入線してくる姿は、温泉に向かう旅の気分を一気に上げてくれる。

鬼怒川温泉は鬼怒川の渓谷沿いに旅館が立ち並ぶ温泉街で、渓谷を眺める露天風呂が多いのが特徴だ。大型の旅館が多く、夕食付きプランの選択肢が豊富なので、食事の心配をしなくていいのも楽だ。

宿の選び方目安

  • 渓谷の露天風呂を重視→川沿いの旅館を選ぶ

  • コスパ重視→鬼怒川パークホテルズ、鬼怒川グランドホテルなど大型施設

  • 少し贅沢に→「界 鬼怒川」(星野リゾート系・1泊2食付き約35,000円〜)


2日目——いろは坂・華厳の滝・中禅寺湖

2日目は朝早く動くのがポイントだ。

午前:バスでいろは坂を上る

鬼怒川温泉または東武日光駅から路線バスで中禅寺湖方面へ。いろは坂は全48カーブ・標高差約440mのワインディングロードで、バスに乗りながらも山を上っていく感覚が面白い。

いろは坂を上りきった先は、まるで別の場所のような空気感になる。標高が上がり、気温が下がり、植生が変わる。「さっきまで町にいたのに」という変化が気持ちいい。


午前:華厳の滝

いろは坂を上ったら、まず華厳の滝へ。

高さ97メートルから一気に落ちる水の量と音は、写真では伝わらない。無料の展望台からも見えるが、エレベーターで降りる観瀑台(有料570円)からの方が迫力が段違いだ。水量が多い春・夏や、凍る冬も見応えがある。

華厳の滝

基本情報

  • 観瀑台エレベーター:大人570円

  • 営業:8:00〜17:00(季節により変動)


午前〜昼:中禅寺湖を歩く

華厳の滝のすぐそばが中禅寺湖だ。

中禅寺湖

周囲約25kmの湖で、男体山を背景にした景色が美しい。湖畔を少し歩くだけで絵になる写真が撮れる。中禅寺湖汽船の遊覧船(50分・1,680円)に乗れば、湖上から男体山と湖畔を見渡せる。

https://chuzenjiko-cruise.com/

昼食は湖畔のレストランで。中禅寺湖で獲れたヒメマスの塩焼きがおすすめだ。


午後:下山して帰路へ

バスでいろは坂を下り、東武日光駅へ。帰りは来た時と逆ルートで東京へ。
時間があれば東武日光駅周辺の土産屋で「日光羊羹」「日光彫りの小物」「ゆばチップス」などを買っていこう。駅ビル内にも土産店がある。


スケジュール早見表


料金目安


季節別おすすめ時期


鉄道員からの総評

日光は「子どものころの修学旅行の記憶」で止まっている人に、ぜひ大人になってから行き直してほしい場所だ。

東照宮の彫刻は、説明なしに見ても「これ誰が作ったんだ」と思わせるレベルの精巧さがある。華厳の滝は音と水量で五感に訴えてくる。鬼怒川温泉の露天風呂は渓谷の緑に包まれて、日常の疲れをしっかりリセットしてくれる。

東京から2時間で行けて、世界遺産と大自然と温泉が1泊2日に収まる——こんなコスパのいい週末旅行先は、なかなかない。

※料金・時刻はすべて目安です。最新情報は東武鉄道公式サイト・各施設のウェブサイトでご確認ください。

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