きっかけは『深夜特急』 | 旅エッセイにチャレンジ!
noteで少しずつ投稿している2018年のヨーロッパ鉄道の旅。
書き出したきっかけは『深夜特急』と偶然見かけた旅エッセイコンテストの募集でした。
『深夜特急』との再会
沢木耕太郎『深夜特急』を最初に手にしたのは20年近く前だったか。詳しくは忘れてしまったが、その当時の私は一巻の途中で挫折してしまった。
ユーラシア大陸横断がテーマとは知っていたが、勝手に鉄道に乗ると思ってたら、なんとバス旅。
しかも一巻では全く移動する様子なく、カジノに耽る…旅の疾走感を期待していた私には、何の話?と感じてしまい挫折した記憶がある。
昨年の夏、実家の母の本棚に全巻を見つけて改めて読んでみたくなり、譲り受けて読み始めると、今度はワクワクの連続。
特に1970年代の、私がどんなに見たくても、もう絶対に見ることのできない国々の当時の描写が鮮やかで、同時に自分の旅経験と重ねて、あぁ、その感覚分かる!と共感し、今度は楽しく読み切れたのだ。
自分自身の長期ひとり旅経験があったからこそ、深夜特急の世界観が身近に感じられたのだろう。
文庫本の巻末に掲載されている対談集の一節が頭に残った。深夜特急を書き始めたのは、旅から帰って6-7年ほど経ってからなんだと。
へぇー、こんなに鮮明に生き生きと描写できるものなんだな、と驚いたのだ。
偶然目にしたコンテスト
まさにその翌日のこと。
何気なく目にしたSNS広告の旅エッセイコンテスト募集記事が目に止まる。
私の一世一代の大冒険もちょうど6年前の出来事。今ならまだ記憶を思い返し、書けるかもしれない。
自分の宝物のような日々が色褪せないためにも、やってみようかな…
そんなふうに思いはじめたら居ても立っても居られず、早速構成を考えはじめたのだ。
記憶を手繰り寄せながらの執筆
当時のSNS投稿にスマホの写真、マップのブックマーク、そして当時マメに記録してたざっくり行程表と支出記録なんかを見返しながら、当時のルートや泊まった宿など思い出して文章にしていく。
96日間のひとり旅、毎日面白いことばかりではない中で、どんどん書きたくなる記憶もあれば、気乗りしない街のエピソードもあったりで、ノロノロ筆を進めること5ヶ月ほど。
なんとかコンテスト応募締切までに、23万文字240頁もの大作を書き上げることができた。
さて、結果は…
コンテストの結果は残念ながら途中敗退。
まぁ、さすがに文章もろくに書いたことがない素人には無理だったか…と納得しつつ、せっかく書いたものが完全お蔵入りになるのもなぁ、ということでnoteに投稿することにしたのだ。
文章のみの旅エッセイを、写真付きでライトな文章にリライトしてせっせと投稿している、というわけです。
まだ旅の行程の4分の1にも到達しておらず、先は長い…けれど、昨年の自分は想像すらしていなかった世界が広がって、このnoteという空間も色々な興味や経験を持つ人が集まっていて良いなぁと嬉しく思っています。
誕生日に寄せて、この一年何したっけね?を振り返り噛み締めています。
📕大切な記憶を忘れないように書いてみた旅エッセイ。少しでも旅の空気感が伝わると嬉しいです。鉄道好きにもそうでない方にも💐
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