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出世したくない。でも給料は上げたい|40代会社員が本業を再定義した話

40代会社員の「てつ」です。

このnoteでは、本業・子育て・地域活動・コミュニティ活動・家計管理などの実体験をもとに、「人生の経営戦略」をテーマに発信しています。

軸にしているのは、限られた時間をどこに使い、人的資本・社会資本・金融資本にどう変えていくかという視点です。

このnote全体のテーマや、これまでの記事の全体像は、以下の記事にまとめています。

また、私がnoteを始めた背景については、最初の記事に書いています。

今回は、本業についての話です。

最近、自分の中で仕事に対するモチベーションが、以前ほど上がらなくなっている感覚があります。

ただ、仕事が嫌になったわけではありません。

むしろ、仕事は今でも大事です。
家族を支えるためにも、将来の選択肢を守るためにも、本業の収入は欠かせません。

でも昔のように、仕事そのものに強いやりがいや生きがいを求める感覚は、少しずつ薄れてきました。

noteを書くこと。
PTAに関わること。
おやじの会で子どもたちと関わること。
地域活動に参加すること。
家族との時間を大事にすること。

会社の外にも、自分が手応えを感じる場所が増えてきました。

その結果、本業への見方も変わってきたのだと思います。

仕事への情熱が薄れたのではなく、仕事に求める役割が変わっただけかもしれない。

最近はそんなふうに感じています。


本業は、人生を支えるファイナンス活動になってきた

今の自分にとって、本業の大きな意味は、金融資本を得ることです。

少しドライに聞こえるかもしれません。

でも、40代で子育てをしていて、住宅ローンもあり、教育費や老後資金も考える立場になると、収入はかなり現実的なテーマです。

出世を強く目指したいわけではありません。
組織の上位ポジションに行きたい気持ちも、以前ほど強くありません。

一方で、給料はある程度上げていきたい。

家族を支えるためにも、今後の人生設計のためにも、安定した収入は必要です。

つまり、今の自分にとって本業は、

「自己実現の中心」

というより、

「人生全体を支えるファイナンス活動」

としての意味が大きくなっています。

以前の自分なら、こういう考え方に少し抵抗があったかもしれません。

仕事はもっと熱く向き合うもの。
やりがいを持つべきもの。
組織の目標に全力でコミットすべきもの。

そんな感覚がありました。

でも今は、少し違います。

本業を軽く見ているわけではありません。

むしろ、生活を支える大切な土台だからこそ、現実的に向き合いたいと思っています。


出世を目指さないことと、仕事を雑にすることは違う

自分は40代に入っています。

ここから先、無理に出世競争の中心に戻りたいわけではありません。

ただし、会社から必要とされなくなることは避けたい。

今の組織で長く働き続けるためには、最低限ではなく、一定以上の成果を出し続ける必要があります。

与えられたミッションをこなす。
成果を出す。
評価を得る。
狙える範囲では昇給も狙う。

これは、会社に人生を捧げるという意味ではありません。

自分と家族の生活を守るための、かなり現実的な戦略です。

出世を目指さないことと、仕事を雑にすることは違う。

最近は、この感覚がかなり大事だと思っています。

会社のピラミッドの上に行くことだけが、仕事の価値ではない。
でも、だからといって本業を適当にやっていいわけでもない。

自分にとって本業は、人生のすべてではありません。
ただ、人生を支える重要な柱の一つです。

この距離感を間違えると、仕事に期待しすぎて苦しくなるか、逆に本業を軽く見すぎて土台を失う気がしています。


会社の評価や方針に、自分の軸を置きすぎない

一方で、自分は会社の評価や組織方針に、自分の感情を大きく預けすぎると苦しくなるタイプなのだと思います。

本部全体のKPI。
上位方針。
マネージャーから語られる組織課題。

もちろん大事なのは分かります。

ただ、それをいつでも自分ごととして受け止められるかというと、正直そうでもありません。

自分が所属している組織のミッションが、本部全体の中心から少し外れているように感じることもあります。

その中で、上から語られる大義や賞賛に、素直に乗りきれない感覚があります。

ここで無理に自分を合わせ続けると、たぶんしんどくなります。

だから、自分の軸を会社の評価や方針に100%置かない。

これは会社を否定したいわけではありません。

会社の中で求められる役割は果たす。
成果も出す。
給料も上げていきたい。

ただ、自分の人生の手応えまで、会社の評価だけに預けすぎない。

40代以降の働き方では、この距離感が大事なのかもしれません。

会社に人生を預けすぎない。
でも、会社の中での役割はちゃんと果たす。

このバランスをどう取るかが、今の自分のテーマになっています。

昇給したのに、満たされなかった理由

直近の評価では、ありがたいことに昇給しました。

自分に与えられていたミッションは達成できたので、それが評価につながったのだと思います。

もちろん、昇給は嬉しいです。

家計のことを考えても、将来のことを考えても、給料が上がることには大きな意味があります。

ただ、正直に言うと、思っていたほど満たされた感覚はありませんでした。

この感覚は、自分でも少し意外でした。

昇給した。
ミッションも達成した。
評価としては悪くない。

それなのに、心のどこかに引っかかりが残っていました。

その理由を考えていくと、組織の中で少し疎外感を感じていたことに気づきました。

もちろん、誰かに明確に拒絶されたわけではありません。

ただ、自分が組織の中にちゃんと根を張れている感覚が薄かった。

一緒に働く人たちとの距離。
日々の小さな相談。
雑談の中で生まれる信頼。
困った時に自然と声をかけられる関係。

そういうものが、自分の中であまり積み上がっていなかったのだと思います。

給料は上がった。
でも、会社の中で信頼やつながりが増えた実感は薄かった。

ここに、自分の違和感の正体があった気がします。

本業を「ファイナンス活動」と割り切るようになってから、同僚との付き合い方も少し雑になっていたのかもしれません。

成果を出すこと。
ミッションを達成すること。
昇給につなげること。

そこには意識が向いていました。

でも、日々一緒に働く人たちとの関係性を丁寧に育てることには、十分に意識が向いていなかった。

本業を金融資本の場として見ることは、間違いではないと思います。

ただ、それだけで見てしまうと、仕事はどこか取引のようになっていく。

給料は生活を守ってくれる。
でも、信頼は会社の中の居場所を守ってくれる。

今回の昇給で、自分はそのことに気づかされた気がします。


本業を続けるには、信頼という土台がいる

組織に軸を置きすぎないことと、社内で孤立することは違います。

ここは、自分が少し勘違いしていたところかもしれません。

会社に依存しすぎない。
仕事を人生の中心に置きすぎない。
本業をファイナンス活動として見る。

そう考えること自体は、自分にとって必要な整理でした。

でも、それを強く意識しすぎると、目の前の人との関係まで薄くなってしまうことがあります。

会社と距離を取ることと、人との関係を雑にすることは違う。

この切り分けが、今の自分には必要だったのだと思います。

会社に長く居続けるためには、社内での居場所が必要です。

評価制度上の成果だけではなく、

「この人がいると助かる」

と思われる状態を作る必要がある。

そこで重要になるのが、社会資本としての信頼です。

肩書きや役職ではなく、日々一緒に仕事をするメンバー一人ひとりから信頼を得ること。

この人に相談すると整理される。
この人がいると前に進む。
この人はちゃんと拾ってくれる。
この人には安心して任せられる。

そう思われることが、社内における自分の居場所になるのだと思います。

これは出世とは少し違います。

でも、会社の中で長く価値を出し続けるためには、かなり大事なことだと感じています。

肩書きがなくても、相談される人には居場所がある。

今の自分が目指したいのは、まさにこの状態なのかもしれません。

仕事が集まるのは、信頼が集まっているサインでもある

仕事は、結局できる人に集まっていきます。

これは一見すると不公平にも見えます。

でも、仕事を任せる側の気持ちで考えると、ある意味では自然なことでもあります。

仕事は、信頼できる人に任せたいからです。

ただし、ここでいう「できる人」とは、単に能力が高い人だけではないと思います。

相談しやすい人。
話が通じる人。
整理してくれる人。
相手の困りごとを受け止める人。
最後まで投げ出さない人。

こういう人に、少しずつ信頼が集まっていく。

そして、信頼が集まると、自然と仕事も集まっていく。

もちろん、仕事が増えすぎるのは危険です。
全部を背負い込む必要もありません。

ただ、仕事が降ってくることを、単に「忙しくなる」とだけ見るのではなく、

「自分への信頼が積み上がっているサイン」

として見ることもできるのかもしれません。

そう考えると、本業の見え方が少し変わります。

評価されるために頑張るというより、信頼されるために日々の仕事を丁寧に積み上げる。

その積み重ねが、結果として昇給や安定した立ち位置につながる。

今の自分には、その考え方の方がしっくりきています。


だからこそ、本業を3つの資本で見直してみる

昇給したのに満たされなかった経験を通じて、自分の中で本業の見え方が少し変わりました。

本業は、給料を得るためだけの場所ではない。

かといって、昔のように人生の中心に置くものでもない。

今の自分にとって本業は、いくつかの資本を同時に積み上げる場所なのだと思います。

1つ目は、金融資本を得る場所です。

家族との生活を支え、将来の選択肢を守るための収入源。

これはかなり現実的ですが、とても大事です。

2つ目は、人的資本を更新する場所です。

新しい仕事に触れる。
課題を整理する。
関係者と調整する。
自分の経験を使って、物事を前に進める。

本業は、自分のスキルや経験を使い続ける場でもあります。

3つ目は、社内の社会資本を積み上げる場所です。

一緒に働く人たちから信頼を得る。
相談される。
頼られる。
安心して任せてもらえる。

この3つで見ると、本業の意味が少し整理できます。

本業は、昔のように生きがいの中心ではないかもしれません。

でも、金融資本を得て、人的資本を更新し、社会資本を積み上げる場所としては、今でもかなり重要です。

そう考えると、仕事への向き合い方も少し変わります。


仕事に求めるものが変わってもいい

今回の気づきは、仕事のモチベーションがなくなったという話ではありません。

仕事に求めるものが変わった、という話です。

以前は、仕事にやりがいや生きがいを強く求めていました。

成果を出す。
評価される。
役割が広がる。
出世する。

それが自分の成長だと思っていた時期もあります。

でも今は、人生全体の中で仕事の位置づけが変わってきています。

仕事は、人生の中心ではなくなった。
でも、人生を支える重要な土台であることは変わらない。

だからこそ、会社に100%自分の軸を置くのではなく、一定の距離を取りながら、成果を出し、給料を得て、信頼を積み上げる。

出世を目指さなくても、会社の中で価値を出すことはできる。

組織の中心にいなくても、目の前の人から信頼されることで居場所は作れる。

それが、今の自分にとっての本業との向き合い方なのだと思います。


おわりに

40代になると、仕事への熱量が昔と変わってくることがあると思います。

それを、やる気がなくなったと捉えることもできます。

でももしかすると、それは仕事に求める役割が変わってきたサインなのかもしれません。

本業を人生の中心に置かなくてもいい。

でも、本業を雑にしない。

金融資本を得る。
人的資本を更新する。
社内の社会資本を積み上げる。

その場所として本業を見直すことができれば、仕事との付き合い方は少し楽になる気がしています。

自分もまだ、答えが出ているわけではありません。

出世を目指さないと言いながら、評価は気になります。
組織に100%乗り切れないと言いながら、会社から必要とされたい気持ちもあります。

そのあたりは、きれいに割り切れていません。

でも今は、それでいいのかもしれないと思っています。

会社に人生を預けすぎない。
でも、会社の中で信頼は積み上げる。

その距離感を探すことも、40代会社員にとっての「人生の経営戦略」なのかもしれません。

もし今、仕事への熱量が昔ほど湧かないと感じているなら。

それは、仕事を諦めたサインではなく、仕事との付き合い方を見直すタイミングなのかもしれません。


▼最後に

もしこの記事を読んで、少しでも共感していただける部分があれば、スキやコメントで反応いただけると嬉しいです。

仕事への熱量の変化や、会社との距離感に悩んだ経験があれば、あなたの話も聞かせてもらえたら嬉しいです。

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