「高校生のためのサバイバル講座 考えるヒント 01と02」
ふと思い立った。noteを毎日アップしてみようかと。目標はとりあえず10日。昨日まで三日連続らしいので、今日から一週間続けるのが目標だ。
というのも、昨日かつて作った『SUGAR MOUNTAIN』について書いていて思いついたのだ。「高校生のためのサバイバル講座」の記事をここに転載すれば、連続投稿できるのではないかと。
ぼくは毎日書くタイプのnoterではない。そんなに真面目じゃないし、書くとなるとうんうん唸るタイプである。だから「毎日書く」なんて絶対に無理だ。でも、書けない日は昔の教科通信の記事を引っ張ってきて、そのままアップすればいいのではないかと。
で、さっそく今日がその「書けない日」である。「高校生のためのサバイバル講座」は、ぼくが2000年に書き始めた教科通信である。その一頁目が「考えるヒント」と題したエッセイ・シリーズだ。今日は、その第一回をここに転載する。B6サイズ一枚分なので短いエッセイなので、よかったら読んでやってほしい。
読者は授業で行っている教室の高校二年生。26年も前だから、学校も社会ももちろん生徒もぼくも、今とは全然違う。そんなことも考えに入れて読んでくれると嬉しい。
では、「考えるヒント」第一回をご覧ください。
1 はじめに
「早く自立したい」って、よく聞く言葉だよね。誰もがそう思って当然だし、みなさんはそう思うべき年齢なのだ。ところが残念なことに、「自立」のための準備を行っているものは意外に少ない。
じゃあ「自立」のための準備っていったい何なんだろう。「お金」ももちろん大切だけど、それだけではない。大切なのは自分で「感じ」、「考え」、「行動する」癖をつけることだ。
「何だ、簡単な事じやないか、そんなことだったらまかせといて」と、言うかもしれない。でも、そうだろうか。
「感じる」って当たり前のことだろうか。
「考える」って簡単なことだろうか。
「行動する」って誰でもできることだろうか。
僕は、そのどれもがとても難しいことだし、それを身に付けるためには、極めて誠実な訓練と努力が必要だと思っている。
この小さな紙で、いったいどれだけのことを伝えられるか分からないが、ちょっと書き始めてみた。この欄では、「考える」事を、中の見開きでは「感じる」事を、そして最後のページでは「行動する」事をテーマに書いていくつもりだ。特に最後のページは、みんなに直接使えるものを載っけようと思っているので、乞う御期待。
そのころぼくが何を考えていたか、どんな野望を持っていたかを懐かしく思い出す。
一回分だけではちょっと物足りないので、第二号の「考えるヒント」も載せてみよう。
2 「人は一人では生きていけない」というのは、嘘?本当?
僕は高校を卒業してすぐサン・フランシスコに行った。絵描きになるつもりの同級生と、かつて何年かアメリカに住んでいた三十才の子持ちの夫婦との、五人連れだった。僕らは三つのベッドルームと二つのバスルーム、そして広いダイニングキッチンの付いたフラットを借り、共同生活を始めた。
トラブルはすぐに起こった。食事の問題である。料理は当番制にしていたのだが、僕らの作る料理とも呼べない代物を子供に食わすわけにはいかん、と言うのだ。もっともである。で、結局僕と友人は夕ッグを組んで生活することにした。つまり一軒の家を二つの組に分けたわけだ。幸い、お風呂もトイレも二組あったし、冷蔵庫もでっかいのが付いていた。
全て解決したように思えた。しかし事態はさらに悪化した。共同の場所の掃除と食事作りを当番制にした僕らの間に大きな溝が生まれたのだ。僕はお風呂も便所もピカピカに磨いているのに、彼は垢がこびりついていても気にしない。食事にしても同様である。何度も彼に話したが、事態は一向に改善されなかった。
結局僕はそこを飛び出した。一人で生活できない奴が人と一緒に暮らしたって、相手にもたれかかったり、頼ったり、馴れ合ったりするだけだし、一方が得をして、一方が損をするだけだと思ったんだ。僕だっていろいろな面で、そこの夫婦に迷惑をかけていたと思う。そんな関係はフェアーじゃないし、いつまでたっても精神的な自由は得られない。
一人で生きていくこと。これがその後の僕の大きなテーマになっていった。
うーむ。やっぱり生徒向けの文章はnoteには似合わないなぁ、などと思う。でも、せっかく始めたので何回かだけでも載せてみよう。
どうにも恥ずかしくなったら、枕話でも、Light-up studioでも書けばいいのだし。途中ですぐに止めるかもしれないが、それまでの間、おつきあいいただければ幸いである。
