【危険物乙4】性質・消火 問題集20問+詳細解説|第4類危険物の特性を完全攻略

第4類の性質・消火は「品名が多くて覚えられない」という声が多い。本記事では各品名の特性を比較しながら20問で整理する。品名ごとの個別暗記をやめてグループ化で攻略する。

本記事の攻略ポイント TOP5

  1. 第4類の共通特性(引火性液体・水より軽い・蒸気は空気より重い)をベースに理解する

  2. 品名ごとの引火点の目安を「特殊→第1→第2→第3→第4」の順で整理する

  3. 特殊引火物の個別値(ジエチルエーテルの引火点-45℃、CS2の発火点90℃)は数値まで暗記

  4. 水溶性危険物には耐アルコール泡が必要という消火の例外を押さえる

  5. 動植物油類のヨウ素価と自然発火の関係を理解する

問題1〜5(無料公開)

【問題1】

第4類危険物に共通する特性として、正しいものはどれか。

a. 引火性の固体である
b. 引火性の液体で、蒸気は一般的に空気より重い
c. すべて水に溶ける(水溶性)
d. すべて無色透明の液体である

【解答】b

【解説】
第4類危険物は「引火性液体」であり、発生する蒸気の比重は空気(比重1)より重い(比重>1)ものが多い。そのため低所に滞留しやすく、引火・爆発の危険がある。

  • a. 第4類は「液体」であり固体ではない

  • c. 水溶性のものもあるが(アルコール、アセトン等)、ガソリン・灯油など非水溶性のものが多い

  • d. 色・透明度は品名によって様々(重油は暗褐色、ガソリンはオレンジ色に着色等)

【問題2】

ジエチルエーテルに関する記述として、正しいものはどれか。

a. 第1石油類に分類される
b. 引火点は-45℃で、特殊引火物に分類される
c. 水によく溶け、水で消火できる
d. 蒸気比重は1より小さく、高所に滞留する

【解答】b

【解説】
ジエチルエーテル(エーテル)は特殊引火物の代表例で、引火点は-45℃と非常に低い。

  • a. 特殊引火物(第1石油類ではない)

  • c. 水にはほとんど溶けない(非水溶性)。消火には泡・CO2・粉末を使う

  • d. 蒸気比重は約2.6で空気(1)より重い。低所に滞留する

【問題3】

二硫化炭素(CS2)に関する記述として、正しいものはどれか。

a. 発火点は300℃以上で、発火の危険が比較的低い
b. 水より重く、水中に沈んで貯蔵される
c. 第1石油類・水溶性に分類される
d. 無色の液体で、引火点は約40℃である

【解答】b

【解説】
二硫化炭素(CS2)は液体比重が約1.26と水より重いため、水の下に沈む。この性質を利用して、容器内に水を張って蒸気の発生を抑えて貯蔵する。

  • a. CS2の発火点は約90℃と非常に低く、蒸気が熱せられた配管等に触れただけで発火しうる危険な物質

  • c. 特殊引火物に分類される

  • d. 引火点は-30℃程度で非常に低い

【問題4】

ガソリンの性質として、正しいものはどれか。

a. 引火点は約20℃以上で、冬季は引火しない
b. 電気の良導体で静電気が発生しにくい
c. 蒸気比重は空気より大きく、引火点は-40℃以下である
d. 水溶性であり、アルコール泡消火剤が必要

【解答】c

【解説】
ガソリンは引火点-40℃以下(極めて低い)で、蒸気比重は約3〜4と空気より重い。常温でも大量の引火性蒸気を発生する。

  • a. 引火点が-40℃以下のため、冬季でも十分引火する

  • b. ガソリンは電気の不良導体。流動・移送時に静電気が蓄積しやすい

  • d. ガソリンは非水溶性。普通泡消火剤・粉末・CO2が使用できる

【問題5】

メタノールの性質として、正しいものはどれか。

a. 第2石油類に分類される
b. 非水溶性で、水に混ざらない
c. 引火点は約11℃で、アルコール類に分類される
d. 毒性はなく、エタノールと同様に飲用できる

【解答】c

【解説】
メタノール(メチルアルコール)の引火点は約11℃で、アルコール類に分類される(指定数量400L)。

  • a. アルコール類(独立した品名)であり、第2石油類ではない

  • b. メタノールは水に完全に溶ける(水溶性)。消火には耐アルコール泡が必要

  • d. メタノールは強い毒性を持ち、飲用すると失明・死亡の危険があるここから有料です(問題6〜20)

ここから先は

4,040字
この記事のみ ¥ 100

危険物取扱者乙種第4類の合格に必要な問題集3分野(法令・物化・性状)各20問+詳細解説と、A4暗記チートシートのセットです。個別購入(¥1…

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?