あの頃の大人たちと、今の私と、不登校の娘【テーマ:ぬくもり】
高1次女が、絶賛不登校中である。
入学直後はあんなに楽しそうやったのに、何がどうしてこうなったんだ?さっぱりわからない。次女は自分の本音をかたくなに話さないタイプなので、この謎は工藤新一でも解けないんじゃないかな?
先日、次女からついに「学校辞めたい」ということばが飛び出したもんだから、担任の先生もあわてちゃって。
なるはやで話し合いましょう!ということで、担任の先生、部活の顧問の先生、次女と私の4人で面談が行われました。
相談室と呼ばれる部屋の中に、こじんまりとした応接セットが置かれていて。次女と私は先生の向かい側に腰かけました。
現在の家での様子から始まって、先生からいろんな質問を受ける次女。ボソボソした声で、ときに沈黙が流れることもあったけど、なんとか答えていました。
プライベートな内容なので、詳しいことが書けず、伝わりづらいかと思うのだけど。
あれやこれやと次女から話を聞いた結果、どうなったか?
現時点では、「辞めること」に対してすぐにGOサインは出せない。
転学先や単位のこと、辞めるメリット・デメリットなどをもう少し調べたり考えたりする時間が必要なんじゃないか。
いまここで決断を下すには時期尚早、という話でこの日は終わりました。先生も私も夫も、周りの大人たちの考えはみんな図ったように同じで。
次女にとっては望む結果ではなかったはず。「誰も私のことをわかってくれない」って失望したかもしれないな。
思春期ってむずかしいよね。
自分も通った道なのにさ。
先生もおっしゃってたけど、いま振り返ると、思春期の悩みなんて「たいしたことねーな」って思っちゃうんだよね。実際、当時の記憶はおぼろげで。もっとこまやかで繊細な感情がたくさんあったはずなのに、どうやったって思い出せない。
「誰も私のことなんて理解してくれない」「大人はまったくわかってくれない」って、昔は私も強く強く思ってた。勝手に孤独をつのらせて、家出しようとしたこともあったもんな。
けどさ、自分が大人になった今、やっと気づいた。
「大人はこれまでに数々の経験を重ねて、その考えに至っている」
年齢がすべてとはいわない。
けども、大人は大人なりにつらいことや悲しいことをいっぱい経験してきたんだよね。そして、悲しみの先に光があることも知っている。
家出しようとした私は、いま考えるとどう見ても未熟で浅はかだった。けども、心の奥底から真剣だった。あまりにもバカすぎて、昔の私を抱きしめたくなるよ。
渦中にいる次女は、まだ気づけないかもしれない。
だけど、次女の周りにいる人は、みんな心から心配している。次女のためになることならなんでもしてあげたいし、寄り添いたいと思っている。
そのことだけはわかってほしいなと、願う母なのでした。
面談を終えて帰る途中、次女に話しかけた。
「先生たち、めっちゃ心配してくれてるやん」
次女は一言、
「うん」
と、返してきた。
ほんの少しでもいいから、大人たちのぬくもりが伝わっていたらいいな。
▼喜木凛さんのnote de Noël(ノート・ド・ノエル)に参加しています
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