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旅する人々 映画「倭文 旅するカジの木」を観ながら🌟🌟🌟

昨年末、GWの帰郷を決めてすぐ、東京国分寺カフェスローにて自分の帰郷中に「倭文 旅するカジの木」が上映される事を知った。



カジの木

カジの木で作られた布は最古の繊維と布であり、「機織り以前」と呼ばれることもある。そしてそれは、倭文とも呼ばれた。

その樹皮は非常に硬く、再現しようとする映画に出てくる選ばれし職人さん達は苦戦する。

まず木を蒸し、樹皮を一ヶ月発酵させて、それから繊維を取り、糸を紡ぐ。
そうして出来たカジの木の糸は太陽の光のように白く、そしてとても強い。


ぼくはFBの繋がりで昨年この映画を知ったのだがずっと見たかった映画だった。
ここで描かれるのは中国南部から台湾、沖縄へ。台湾から東南アジア、パプアニューギニアなどの南太平洋諸島へ。日本本州徳島、そして諏訪へと繋がるカジの木の旅のルート。



パプアニューギニアで編まれたカジの木の布、パタと呼ばれる。生まれたての赤ちゃんを包み、亡くなった死者の遺体を包む。


それに加えて星の香香背男と倭神(建葉槌命、たけはづちのみこと)の闘いだ。
元々の関東北部で信仰された星の香香背男。
香香背男は大和最強の武神、武甕槌、経津主をもってしても倒すことは出来なかった。
そして遣わされた倭文神が香香背男を封印する。

これは武力で平定出来ず、当時の最高技術であったカジの木の布でもって懐柔していったことの表れではないかとぼくは思う。

今でも茨城県では星の宮という社が幾つも点在し星辰信仰は続いている。

日本人の判官贔屓ではないが、ぼくは封印された星の香香背男にシンパシーをとても感じてしまう。そう、これはぼくが勉強しているヌーソロジーでいうところの顕在化と潜在化の物語でもあるのだ。

星と繋がり、その力を大地に降ろして暮らす人々の時代から、より発展した文明の力へ。

監督、北村民雄氏は香香背男をコムアイに、倭文神を麿赤兒に演じさせた。
星は古代、ものを殖やす力があったと信じられていた。星は母胎。故に女性としたと。

ぼくはヌーソロジーを始めて以来、隠されてきたもの、潜在化して見えなくなってしまったものを意識してきた。

神話の神々、自分の無意識や魂。そして霊という存在。

監督、北村民雄氏はもう60年くらい、
土地に埋もれたもの、歴史に神話に埋もれたものを掘り起こしてきた人だ。

この日、北村監督に出会えたこともこの映画をやっと見られた事とともに嬉しい事だった。


濃厚な映画ガイドブックとともに🌟🌟🌟
ぼくが最近たどり着いた
薩摩島津と諏訪守矢の関係を
50年前に本に記していた北村監督。




麿赤兒が映画内で使った比礼

こちらは映画用にカジの木で作られた「比礼」と呼ばれた布である。

比礼は風を起こし
風を鎮め、
波を起こし
波を鎮め、
魂を震わせ
魂を鎮め
死者を蘇らせる
力があったと言われる



徳島まで伝わったカジの木は、その後、諏訪までたどり着く。諏訪の神職は何に使われたかはわからないというが、子どもの巫であった大祝、神使がからだに結んだ紐に使われたのではと北村氏は
言う。アマゾンの裸の部族でも腰に紐付けを結んでいる部族があるという。
これは魂を霊を結びつけておくためだ。
諏訪の大祝、神使は降ろしたミシャグチ神をその身に繋ぐためにカジの木ので作らた紐を身体に結んだのであろう。



https://suwataisha.or.jp/about/
諏訪大社ホームページより


星に導かれたぼくの旅はまだまだ続く。
道は先人達が開いていてくれている。

               
ご一読ありがとうございました🌟🌟🌟
カフェスローに行ったのは20年ぶり。
府中から国分寺に移転していたけれど、お店、働く人々の雰囲気は変わらず、ゆるりと癒される。
おすすめのカフェですよ☕🦥






カフェスロー☕🦥




星の香香背男が封印さ、倭文神が祀られる大甕神社



映画「倭文 旅するカジの木」公式サイト



予告編


以上です🌟🌟🌟

ナマステ✨🐉🐍

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