映画『Trace of Nowhere』邂逅する天地/神話を纏うファッションショー🌟
最上和子。身体、舞踏を軸に人類の意識の先端を切り開く人の内の一人だ。今回はその原初舞踏のお弟子さん達の映画上映が表参道であるということで、家族の予定をキャンセルして行くことにした。
(という事で自由行動は2日間頂いた)

映画の監督は最上さんのお弟子さんであり事業家であり、踊り手でもあるストット怜君。数年前、六本木で行われた最上さんのソロ公演の時、会場案内をされていたが彼の笑顔がとても印象に残っている。

ぼくの視界には、その時は入らなかったか。
しかし、その後、原初舞踏の方々のXのポストやご本人のポストでこの人は凄そうだという印象をぼくは持った。
音楽担当の山川さん歌の松田千明さんも
最上さんのお弟子さんだ。

監督のストット怜君が原初舞踏をソロで踊った時のもの。
『Trace of Nowhere』
海に浮かぶ孤島
廃屋
森の中へと場面が移っていく。
森の中で真っ赤な傘を持ち
踊る女。
勿論、踊るとは言っても
ゆっくりゆっくりと
木々や森の生命全体の流れを
受け取るように
ゆっくりと女は
動く。
広げた傘を
上から下に向けて
そこに全てを包み込む。
場面は都会の地下駐車場へと変わる。
壁際で踊る女。
ゆっくりとゆっくりと
なにかを包み込んだ両手を
上に上げていく。
言葉が紡がれることは無く
音だけが流れていく。
最後、場面はは集合住宅地の一角。
ベールに包まれ佇む女。
優しい歌が流れ
映画は終わる。
💫 🏢 💫 🌳 💫
映画の中で森で踊るというのは古代から人類が行なってきた儀式に感じた。その森の大地で受け取ったものを都市に持ち帰る。生命の感じられない直線的な世界に、また踊ることで還していく。人間が森から離れ思考だけで作り上げたミクロコスモスに霊性を吹き込もうとしているように思えた。
森の大地と都市の重ね合わせをしようとしている。
都市の地下駐車場で踊る場面からぼくの背骨に気がビビビと入って背筋が伸びる。食い入るように映像を見つめていた。
踊る神話を纏うファッションショー🌟
ファッションショーとは言え最上さん率いる原初舞踏の9名の出演者である。ただ衣装を見せるだけで終わるわけがない。
一人一人のモデルはゆっくりゆっくりとステージに向けて歩いてくる。歩くと表現するのがそぐわないくらいのスピードだ。
衣装は全てストット怜君の手作り。
ストット君の内在にあるものが衣装という形で
舞台に現れたものを、他者である踊り手達がその形に包まれつつそれぞれの想いを表現する。
原初舞踏の総大将、最上さんもモデルで出演。全身全霊で蠕動していた。

短い時間だったけど再び最上さんの舞踏を見られるとは!
感激!!
ステージには画家・菅原優さんが描いた内在、無意識の世界のイメージを表した絵が飾られ、その前でモデルがゆっくりと動くと、絵の中にその影が映り、見ていると肉体を持ったモデルよりも絵画の中の影の方が主体だと感じた。


上画像、背中合わせの自己と他者(影)!
下は光が絵から飛び出しているかのように・・・💫

一番影が生き生きとして見えたのは
長谷川さんの羽根を持った踊りでした🪽🌟

荘厳・・・
写真を幾つか追加させて頂いてかなり雰囲気が伝わるものとなったはず。

翠雅さん、垂直に立つ💫
💫 💫 💫
原初舞踏の若手が活躍する映画、子どもから大人まであらゆる世代がいる会場の雰囲気、そして今までにない原初舞踏舞踏的ファッションショー。
ぼくも無意識の世界を追求する一端として、原初舞踏の皆様の躍動をとても頼もしく、そして楽しく感じながら過ごさせて頂きました。
そして懇親会では最上さんと3ヶ月前に亡くなられた半田さんの話をしたり(半田さんがなくなった後、半田さんを知る人とリアルで話すのはこれが初めて。)、
映画音楽担当&モデル出演の山川さんに踊っている時の意識の状態を細かく聴かせていただいたり(ヌーソロジーで言えばψ11が顕在化した状態で踊っている。山川さんはメタな認識と言っていた。それであることで自我に引っ張られず変性意識にはまり込まず踊ることが出来るとのことだ。)

二次会でも出雲から来てファッションショーにも出演の小俣さんとハイデガーやベルクソンの話で盛り上がり(出雲で小俣さんに原初舞踏を教えているのはなんとストット君。なんて多才なのだろう。出雲では事業で行っているようだがワークショプも開催)、
今度ソロ公演を行う吉永桃子さんに話を聴いたり。

出雲よりの小俣さん💫
ファッションショーの写真撮影は吉永桃子さんです📸
原初舞踏の公演の素敵な感想をnoteに書き記す本内さよこさんにもお会いすることが出来た。
本内さんはどんなふうに今日の事を書くのかなと、思いつつ。
駆け足で変わりゆく時代、原初舞踏の方々の動きからも今後も目が離せません。
🌟 🌟 🌟 🌟 🌟
この日の占星術的星の配置はとても珍しいものだったそうである。ホロスコープに五角形に五芒星。木星と天王星、海王星、そして冥王星がクレイドルという形を描いているそうだ。

ぼくはヌーソロジーと原初舞踏の方々の無意識を交差させることが出来ただろうか。
皆さんと別れ表参道A3出口喫煙所でタバコを吸ってから都会の空を眺めた。星々は一つも見えなかったが、ビルの屋上の間近に三日月が顔を覗かせていた。

映画の画像はこちらよりお借りしました。
原初舞踏的ファッションショーの写真はストット君や最上さんのXにそのうち上がってくると思います。楽しみです。
尚、こちらの記事の映画とファッションショーの解釈はぼくの手前勝手なものとなりますのでご了承ください。
ご一読ありがとうございました🌟

