こんにちは!てるかファームのKazuです!
平日はメーカーの研究職、土日は兵庫県の真ん中あたりで農業をしています。

なぜ農業を始めたのか?
元々農業や自然に興味があったので、大学は国公立の農学部に入り、大学院も修了しました。
「元々」というのは高校生なのかとそれより前からなのか覚えていませんが、大学に入学する時には興味がありました。
では、なぜ農業に興味を持っていたのか?
私が農業をしたいと思った理由は、お腹が空いた子供たちにお腹いっぱい食べさせてやりたいと思ったからです。
日本が他国よりも豊かな国であることは言うまでもないでしょう。
生活保護もあり、餓死する人間が他国より少ないのは間違いありません。
しかし、そんな日本でも貧しい家の子供たちはお腹いっぱいにご飯を食べられないのです。
魚やバイトでの経験
今日は私が大学生の頃のお話です。
私は大学と大学院の6年間鮮魚店でバイトをしていました。
その鮮魚店というのは、広さが8畳くらいで、昭和の魚屋さんみたいなイメージで(平成生まれなのでイメージですが)、
店頭にお魚が袋詰めされずに置いてあり、お客さんが欲しい魚を袋に入れてレジまで持ってくるスタイルです。
ある日、70歳ぐらいのお婆さんと8歳と10歳くらいの姉妹がやってきました。
その姉妹の外見はひどいもので、2人とも白いワンピースを着ていましたが、ボロボロでところどころに黒い汚れがついている始末。
お風呂も入れていないようで、顔が汚れているのがわかりました。
また、体も痩せ細っており、骨が少し浮き出でており、明らかに元気がなさそうでした。
普通ではないので、レジを打ちながら彼女たちをチラチラ見ていると、
店の入り口のすぐそばで、3人で何やら相談しています。
そして、相談が終わると姉妹が店内に入ってきました。
その姉妹は店内を少し見渡した後、レジ横の天ぷらの盛り合わせを見て、税込の計算をし始めました。
その頃はまだ税抜き価格での表示が可能だった時代でした。
その天ぷらの盛り合わせは規格外品を集めたもので500gで298円(税抜き)。
彼女たちは計算が終わると、外で待っているお婆さんの元に戻り買っていいか聞きに行きました。
私はこの時、300円程度の商品を税込の計算しなくてならないほど、この子供たちが貧しくて、お風呂にも入れず、満足にご飯を食べれていないのだと気付き、悲しい気持ちになりました。
お婆さんから了承を得ると再び店内に戻ってきてレジに並びました。
私はこの子供達のために何か買ってあげようかと少し迷いました。
ちょうどその時、惣菜が半額になっていて150円程だったのでそれを買ってあげたら、少しはお腹が膨れるのではないかと。
しかし、結局、私は赤の他人にそんなことをする義理はないし、その時何もしませんでした。
レジに並んでいる他のお客さんもいるわけではなく、暇な時間帯だったのに。
その時は私は合理的かつ利己的な人間でした。
私が今日手を差し伸べたところで、明日のご飯はない。
そんなことしても無駄だと思っていました。
そして、そのまま姉妹とお婆さんは帰って行きました。
彼らが帰って行った後、私はふつふつと深い悲しみと自分への怒りを覚え、何もしなかったことを後悔しました。
それと同時に、心どのかでこのことを意外に思っている自分がいました。
私は自分のことを合理的で利己的な人間だと思っていたのです。
学校の先生もみんなそうでし、私の周囲の人間もそんな感じでした。
その時の私の周りの人のうちほとんどは、何か報酬がない限り、他人のために何かする人はいませんでした。
私も同じくです。
類は友を呼ぶとはよく言ったもので、自分と同じような人間が集まっていたのだと思います。
それが当たり前だと思っていました。
しかし、私は意外にも、何の罪もない子供たちがご飯が満足に食べられないのは、耐えられないようです。
自分にそんな一面があるとは思ってもいませんでしたから、少し嬉しくもありました。
幸運にも、私にとってこの出来事は自分を知るきっかけになりました。
意外にも優しい一面があったようです。
この経験がきっかけで私は、今までやったことのない寄付をするようになりました。
最初は私もお金がなかったので、月1000円とかですが。
金額は変わりますが寄付は今でも続けています。
この件は私が農業を始める理由にもなりました。
農業で作った作物の一部を寄付しようと考えました。
最近では採れた農作物を子ども食堂に寄付する活動をやっています。
私の力など小人のように非力ですが、少しでもお腹の空いた子供が笑顔になってくれればいいなと思っています。
現在の活動
忙しい毎日に追われる現代人が「自然に触れる暮らし」を通して、心のゆとりを取り戻すことを目的として活動しています。
例えば、芋ほり体験会。
こちらはまだ私の周りの人しか呼んでいませんが、のべ去年は30人から40人くらいの方が来てくださいました。
一組2000円位で芋ほり体験ができ、好きなだけ持ってかいっていいよという風にしています。
これがかなり盛況で、私の知り合いは都会育ちの人が多いので、「芋ほりに興味がありませんか?」と聞くとたいてい来てくれます。
普段都会で自然に触れることがない子供たちは、はしゃいですごく楽しそうに芋を掘ってくれます。
来てくれる方の笑顔が見られるのが一番うれしいです!
どんな感じで野菜を作ているか気になる方はぜひこちらのkindle書籍をご覧ください!
将来の目標
私の大きな目標は、将来カフェをやること。
実はこれは私の妻の夢なのですが、妻がカフェをやって、そこで私がつくった野菜や果物を使うというのが、夢です。
例えば、自分たちの農園で収穫した野菜を使ったスープや、採れたて果物でつくったフレッシュジュースや手作りスイーツを提供できたら最高です。
農園のすぐ横に併設され、訪れた人が自然を楽しみながらリラックスできるカフェにできたら良いな~と思っています!
最後まで読んでいただきありがとうございました♪
