矛盾する美学〜クリエイティブの原点とブランドに込めた想い【suiデザイナー BENIKOさんインタビュー】
テリトリーギャラリーの松田タダシと組紐作家のHaRuKiでお送りするラヂオ番組『日出処のラヂオ』。
2026年7月で番組開始から1周年を迎えます。今回は、これまでの1年間を振り返りながら、印象に残ったゲストやエピソードをご紹介して行きます。
『日出処のラヂオ』の記念すべき第1回目のゲストは、「sui」のデザイナー・BENIKOさんをお迎えしました。

【プロフィール】
BENIKO
1993年生まれ
文化服装学院服飾専攻科技術専攻卒業。
2019-20年秋冬よりアパレルブランドsuiをスタート。2021年からは衣装デザイン・制作をはじめる。
suiウェブサイト
https://www.suitokyo.jp
Sui公式Instagram
https://www.instagram.com/sui_tokyo
sui公式X
https://twitter.com/sui_tokyo_jp
BENIKO X
https://twitter.com/benikosasaki
sui
「矛盾する美学」を核とし、対立する要素の中にこそ真の美が宿るという念を持つアパレルブランド。
華やかさと暗さ、混沌と秩序、夢と現実が交わる地点で生まれる美しさを追求します。


ブランド「sui」の根底にあるのは、「矛盾する美学」という考え方。
華やかさと暗さ、混沌と秩序、夢と現実など、一見相反する要素が交わる場所にこそ美しさがあると語られます。
美大出身の両親のもとで育ちながらも、ファッション業界を反対され、文化服装学院への進学を自ら切り拓いたBENIKOさん。厳しい学生時代を経て就職するものの、自分の理想とのギャップに悩み、一時はイタリア・ミラノへ渡ります。
転機となったのは、友人であり映像ディレクターの金田さんとの再会でした。
「なぜ洋服を作らないんだ。お金が無いのなら俺がお出すからブランドをやろう」という一言から、2019年に「sui」がスタート。
しかし、仕入れ先も人脈もない状態からの船出だったといいます。文化服装学院時代の恩師や周囲の支えを受けながら、一歩ずつブランドを成長させてきました。


後編では、SNS発信や衣装デザインの仕事、ビジネスパートナーとの関係性についても語られました。ブランド名「sui」は「粋(いき・すい)」に由来し、日本人ならではの思いやりや美意識が込められています。
最後にBENIKOさんは、「今うまくいかなくても、あんまり思い詰めないで、諦めなければなんとかなるからあんまり気にしなくていいよ、いうことだけは言いたい」とメッセージを送ってくださいました。
挫折や迷いを経験しながらも、自分の表現を信じて歩み続けるBENIKOさん。その言葉からは、ものづくりに携わる人だけでなく、自分らしい生き方を模索するすべての人への勇気が感じられるインタビューでした。



実はBENIKOさんは、番組パーソナリティのHaRuKiさんの文化服装学院時代の先輩でもあります。

また、収録当日に着用されていた衣装が『攻殻機動隊』をモチーフにしていたことも印象的でした。
こうしたひとつひとつの点を結び合わせていくと、BENIKOさんのクリエイティブの本質や世界観がより鮮明に見えてくるように感じます。
ぜひお聴きください。
【YouTube版】

第8回 ゲスト:suiデザイナー BENIKOさん(前編)
https://youtu.be/oshvqsQ3tWQ

第9回 ゲスト:suiデザイナー BENIKOさん(後編)
https://youtu.be/LHNeM3pWnNg
【stand.fm版】
第8回 ゲスト:suiデザイナー BENIKOさん(前編)
https://stand.fm/episodes/68bfc4a97d42b45d00308da2
第9回 ゲスト:suiデザイナー BENIKOさん(後編)
https://stand.fm/episodes/68bfcf6b7d42b45d00308e62
