小3息子の英語力におどろかされた日|旅大好きアラフォーの多言語習得の道のり
Hola,テレサです。きょうもきょうとてアジアにいきたい。日本は寒くなってきましたね。

わたしは今年4月にヒッポファミリークラブにはいって、息子とテキトーに多言語学習に取り組みながら(机に向かう勉強はしません)、たまに世界各地を旅し現地の人たちとできるだけ交流しています。最近はスペイン語強化中。

今回は息子のことを書きます。
正直、うちの息子は英語を“がっつり勉強している”タイプではない。まったくない。Duolingoに課金させられたものの、あまり続いている様子もなく(おい!!!)、知っている単語があるくらい。わたし自身は英語を話すけれど、ネイティブレベルでは全然ない。家庭で毎日英語を使っているわけでもないし、親子の会話は当然日本語だ。「英語教育熱心な家庭」とは言い難い。 それでも最近、「あれ、この子けっこうわかってる…?」と驚かされる出来事が立て続けにあった。

うちの生活には、ゆるく多言語の空気が流れている。まずはヒッポファミリークラブの音源をなんとなくかけっぱなしにしていて(熱心に聴いている様子はないけれど)、週に3回くらいはヒッポの集まりにも参加している。息子より私のほうが参加回数が多いと思う。
あとは、息子も月に2回ほどわたしのホステルに一緒に行くこともある。そこは欧米からのバックパッカーやスタッフが多く、英語・スペイン語・ドイツ語が入り混じる小さな多国籍空間。日本語では成立しない場所だ。ただこちらも、「日本語でもいいからもっと自分から話しなさい!」と何度言ってもずーーーっともじもじしていて話す様子はない。はぁ。

そんな環境の中で、息子は特に練習することもなく、ただ空気の一部として外国人たちに囲まれて育っている。こちらが何かを「教えた」わけではないのに、ふとした瞬間に英語がスッと口から出ることはあるみたい。その自然さに、毎回ちょっと感動してしまう。
ある日、ホステルのスタッフ2人(ノルウェー人とドイツ人)と一緒に、息子を1時間ほど散歩に行かせた。公園にいきたいいきたいとうるさいが、わたしは業者作業に立ち会わなければならなかったので、かわりにスタッフに頼み込んでお願いした次第。笑
帰り道に立ち寄った神社にはいくつもお守りが売られていた。日本文化に興味津々なスタッフ2人が翻訳アプリを使って息子に聞いたそうだ。「Which one is for good luck?(どれが幸運のお守り?)」と。すると息子は迷いもせず、指をさして「This one(厄除けのもの)」「And this one(「幸」と書いてあるもの)」と答えたという。たったそれだけのやり取り。でも私はそれを聞いて、心の中で「え、すごい」と思わずつぶやいた。
普通の日本の小学生なら「This」までは出てきても、「This one」とONEをつけて自然にでてくる子は何割いるだろう。単語の知識ではなく、耳で聞いた“かたまり”をそのまま再現できる感覚。文法の説明ではなく、使われ方ごと身体にしみ込んでいる。ヒッポやホステルで耳にしてきた日々の英語が、無意識のうちに積み重なっていたのだろう。ヒッポ的な言いかただと体内に言葉が「たまってた」。これこそが、机の上では得られない“生きた言葉”の力だと思ってうれしくなってしまった。※もちろん本人は何がすごいか理解していない
もう一つ、印象的な場面がある。
ある日、息子とずっと一緒に過ごさざるを得なかった3連休の最中、わたしはスタッフに向かって冗談まじりにぼやいた。「Holiday’s so so long with him...(子供といると休みが長すぎる〜)」と。すると息子がすかさず笑いながら、「ええっ!?お休みの日が長いって!?!?」とツッコミを入れてきた。ちゃんと意味を理解してる!と思ってびっくり。日本語訳を教えたこともないのに、言葉のニュアンスをキャッチして、即座に反応できている。こういう瞬間に、耳からの吸収のすごさを実感する。
子どもは「教えられたこと」よりも、「感じ取ったこと」を覚えていく生き物だ。文法よりも、音のリズムや言葉の流れをそのままコピーしていく。だからヒッポの音源を流していたり、ホステルで外国人たちの会話を聞いていたりするだけでも、しっかり意味がある。聞いていないようで、ちゃんと聞いている。目に見えないけれど、耳が働いている。

親として、どうしても「もっと勉強させなきゃ」と思ってしまうことがある。でも、子どもにとって大事なのは“正しさ”より“楽しさ”なんだと思う。ヒッポでの笑い声や、親の友達の欧米人と一緒に歩く…そういう日常の中で、「英語=話していいもの」と思えるようになっていく。親が無理にやらせるより、言葉が自然に混ざる空間を用意すること。
英語を勉強として見ると、つい結果を数字で測りたくなるけれど、子どもが“自然に反応できる”ことこそ本物の学び。息子が「This one」と言えたその瞬間、私は点数では測れない成長を見た気がした。英語を話すために机に向かうのではなく、言葉が飛び交う世界の中で遊びながら吸収していく。そうやって積み重なった小さな“耳の経験”が、いつか大きな力になる。
次はどんな言葉が飛び出すのか…楽しみで仕方ない😊

