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宇宙留学で鳥肌が立つ経験。遠く近い宇宙【vol.4:山村留学のはなし】

種子島にある南種子町の山村留学制度「宇宙留学」で、東京から引越してきて約1年。

前回は地域のコミュニケーションなどについて書きました。

宇宙留学に興味を持つ方には、子どもや親が宇宙好きという方も多いかもしれません。

種子島といえば、やっぱりロケット打ち上げ。

今回は、この島ならではの「宇宙に近い暮らし」と、一方で私たちを悩ませる「虫との格闘」についてお話しします。

一見、無関係に見えるこの2つ、実は意外なところで繋がっていました。


ロケットは「見る」ものではなく「体感する」もの

現地で初めてみたロケット打ち上げは、想像とは全く異なるものでした。

バリバリバリバリ……!!

テレビ中継では決して伝わらない、腹の底に響く重低音。
肌でビリビリと振動を感じます。

「鳥肌が立つ」とはまさにこのこと。

ゴオオオじゃなくてバリバリバリ。

宇宙兄弟の、まさしくこれ↓ 

子どもたちは呆気にとられたり大興奮したりしながら、ロケットを目で追い続けます。

その姿を見ていると、遠い宇宙や図鑑の中の世界を、全身で体感しているのかなぁと思います。

じわじわ上がっていくのを見ると重力の大きさを感じます

種子島には宇宙センター・宇宙科学技術館があり、数え切れないほど遊びに行きました。

さらにJAXAの子ども向けイベントや、ロケット・人工衛星の島内搬送など、ロケット・宇宙を意識する機会が多くあります。

先日は宇宙留学生向けのツアーを開催していただき、普段見られない場所も見学させてもらいました。

種子島に来て、子どもも私も宇宙が大好きになりました。

遠い宇宙を、小さい頃から手触り感をもって身近に感じられるのは、種子島に暮らす子どもたちの特権かもしれません。

満天の星空も日常的に見えます

打ち上げ失敗から学ぶ宇宙の遠さ

ロケット打ち上げは「いつでも気軽に見られるイベント」ではありません。

今年度は3回打ち上げがありましたが、天候不良や機体トラブルで、直前に延期になることもありました。

昨年10月には、打ち上げ「17秒前」に緊急停止するというトラブルもありました。

その時の現地の様子がこちら↓

ちゃっかりインタビューされてTVに映った息子

残念な機会も、「宇宙に行くってこんなに難しいんだ」「何千人もの大人が、ギリギリの調整をしているんだ」という現実を学ぶ良い機会になっています。

成功の華やかさだけでなく、失敗や延期も含めた宇宙開発を肌で感じられる。
これも種子島の山村留学の醍醐味でしょう。

(ロケット・宇宙の話題は多すぎるので、別の機会にまとめて書こうと思います)

町のあちこちにロケットのモニュメントやポスターなど

恐怖の「ハサミムシ襲来」と、宇宙工学への気づき

さて、そんな最先端の科学を身近に感じる一方で、わが家ではもっと原始的な「敵」と戦っています。

です。

山村留学を考えるにあたって不安なこととして、仕事や医療のことなどと同じく、虫が不安という人もいるのではないでしょうか。

ムカデに注意したほうが良いという話を聞きますが、幸いわが家ではまだ被害は出ていません。

ただ唯一悩まされたのが、去年の夏に異常発生したハサミムシです。

噛んだり挟んだりはしないので、無害といえば無害…

サッシの隙間、洗濯物、ありとあらゆる場所から侵入してくる黒い影……。

もともと虫が苦手で、最初は悲鳴を上げていた親も子も、数日もすれば無言でティッシュで掴んでポイ笑。

人間、環境には慣れるものです。

ところで、地を這うだけで飛ばないと思っていたハサミムシですが、ある日飛んでいるのを見つけました。
羽があるのかと気になって調べてみると、面白い事実が判明。

ハサミムシの羽は極めて複雑に折り畳まれていて、一瞬で15倍のサイズまで大きく展開できる構造を持っているそう。

そしてなんとこの展開技術が、宇宙開発で太陽電池パネルの設計などに応用されているのだとか。

ただの厄介な虫だと思っていたハサミムシが、急に宇宙工学に見えてくる衝撃。

虫までも宇宙に繋がっている種子島

ちなみに先日はこんなイベントに参加してきました↓

そんな学びの機会をくれる虫に感謝、、、とは思っていません笑

慣れるとはいえ、家の中にまでは入ってきてほしくないものです。。。


生きた知識にあふれる生活

ロケットの振動も、ハサミムシの体のつくりも、 すべては図鑑やネットで見ているだけでは分からない「生きた知識」。

子どもたちはこの1年で、たくさんの知識と知恵を身につけた気がします。


さて、来年度の宇宙留学がいよいよ1ヶ月後に近づいてきました。
留学で来島予定の方、引越し準備は順調でしょうか?

次回は引越し・費用のことを書こうと思います!
東京から種子島、40時間強行軍の記録です!

気になることがあればコメントでもDMでもメッセージお待ちしています!


過去記事をマガジンにまとめてみました。


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