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AIは時間を買う道具

※実験用
お時間無い方のために音声にしてみました

AIは便利です。

この一年の使い込みでこれはもう疑いようがありません。調べ物もからスライドの作成まで、今までなら時間がかかっていた作業が一瞬で終わってしまいます。AIのおかげでこれまで100点を取りに行っていた仕事の中に、実は70点で十分なものがたくさんあったことに気づきました。

つい先日、お世話になった以前の会社の社長とAIについて話していました。
機械が何でもやってくれるようになったから、お前はもういらないな、なんて軽口をたたかれながら聞いていたのですが、どうもその社長、とあるAIサービスを使っていたところ、最終的な月の請求額が約50万円になったんだよねと笑って話しているんです。

まあ、その人はお金に困っていない人なので笑い話ですむのですが、私からすると笑えない話です。誇張に聞こえるかもしれませんが、この人ならやらかしそうなことでもあります。
もちろん「知らないうちに50万円」ということではなく、途中で追加課金のお知らせがあって「承認する」的なボタンをおす作業を繰り返すうちに金額が膨れ上がったという事らしいので、事故というよりは自己責任です。

それでも、こういう人もこれから増えるんだろうなと思いました。

今回の出来事は、AIが危険だという話ではありません。
例えば、昔の携帯はエリアによっては電波が自前でなかったりして高額な請求がきたという話はよくありました。

必要な計算を行い使われた分だけ処理し、その結果として料金が発生するという意味では、AIは正直です。ボタンを押せば一発回答で。しかも、その守備範囲は全方向的です。つまり、あらゆる方向で決断のコストがほとんど消えている感覚です。
以前なら数日悩んでいたことを、数秒で「やってみよう」と判断できています。確かに、会社でもいろいろなところでそれが起こっています。あまりにも、結果が早く出てくるところに人間が追い付いていないんでしょうね。

ただ、どうも今回のケースは少し事情が違うようです。

電気料金や携帯の通信料金であれば、何となく使っている量もわかりますがAIは違います。AIに仕事を任せると、人間は「1回依頼した」感覚になります。しかし実際には、AIは裏側で大量の計算を行っています。
エージェントなんかは、内部では何百回もの処理が実行されていることもあります。そしてこのズレが、時間ではなくコストとして現れるのです。

その結果が今回の50万円の請求なんだと思います。

この社長も時間を買ったという事なんでしょうね。もともとAIに月にいくら位使う予定だったのかを聞くのを忘れましたが、優秀な人を一人雇ったくらいの感覚なのかもしれません。


継続は力なり

いつも気になってしまいます

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