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結末を知っているのに、また泣いている。大人が英雄伝説(軌跡シリーズ)に人生を狂わされる理由。

みなさん、こんばんは。あるいはこんにちは。

突然ですが、みなさんには「結末を知っているのに、何度触れても同じ場所で泣いてしまう作品」ってありますか?

映画でも小説でも構いません。私の場合、それが日本ファルコムの誇る名作RPG『英雄伝説(軌跡シリーズ)』なのです。

もうすぐ発売される『空の軌跡 the 2nd』のリメイク情報を前に、ストーリーのおさらいをしようと軽い気持ちでYouTubeの実況動画を開いたのですが……はい、見事に仕事になりませんでした。

今夜は、大人の涙腺を容赦なく壊しに来る「壮大な物語の罠」についてお話しさせてください。


初見プレイでは見えなかった「悪魔的な伏線」

昔、夢中になって『空の軌跡』や『閃の軌跡』をプレイし、確かにラストシーンで目頭を熱くした記憶はありました。

ですが、物語の全貌を知った「今の視点」で改めて動画を見返してみると、衝撃の事実(?)に気づかされるのです。

「え、このキャラクターの何気ないセリフ、あとの大事件の伏線だったの……!?」

初見の時はただの雑談だと思って聞き流していたセリフや、画面の端っこに映っていた何気ない動作。それら全てが、数十年単位で紡がれる壮大な歴史の「点と線」として張り巡らされていたわけです。

伏線の密度とボリューム感が、もはや狂気と言ってもいいレベル。

結末を知っているからこそ、「ああ、この時このキャラはどんな想いでこの言葉を言ったんだろう」と裏の背景が透けて見えてしまい、ゲームをプレイしていた当時以上にウルウルと涙が溢れてくる始末です。おじさんの涙腺、弱すぎ問題ですね。


「ただの思い出補正」をぶん殴ってくるクオリティ

実は私、リメイク版の『the 1st』が発表された時、最初は「まあ昔FC(ファースト・チャプター)もSC(セカンド・チャプター)もクリアしたし、スルーでいいかな」なんて高を括っていたんです。

思い出は思い出のまま、美しい箱にしまっておけばいいじゃないかと。

……しかし、YouTubeで実際のプレイ動画を見て、私の浅はかな考えは粉々に打ち砕かれました。

フル3Dで再現された街並み、シームレスな戦闘、キャラクターたちの生き生きとした表情。それは「懐かしい復刻版」などではなく、ほぼ別物の新作と言っていいほどの凄まじい完成度だったのです。

「過去作を知っているファンへのファンサービス」の域を遥かに超えたグラフィックと演出を見せつけられ、私は画面の前で静かに白旗を揚げました。


時間を作ってでも、もう一度「あの旅」に出る

気がつけば、私のスケジュール帳には「ゲーム用の時間確保」という、大人のあるまじき(しかし最高にワクワクする)目標が書き込まれていました。

『the 1st』から『the 2nd』へ。 かつて夢中で画面にかじりついていたあの頃の感動を、最新のクオリティで一気に駆け抜ける。そんな贅沢な時間を想像するだけで、日々の忙しなさなんて一瞬で吹き飛んでしまいます。

どれだけ歳を重ねても、良い物語に出会った瞬間の「あの胸のときめき」は、何物にも代えがたいですね。


私は

効率やコスパばかりが求められる現代において、何百時間もかけて一つの壮大な世界観に浸るRPGという体験。それは、私にとって最高に贅沢な心の保養なのかもしれません。

みなさんの胸の奥にも、今なお色褪せない「伝説の物語」は眠っていませんか?

久しぶりに押し入れから古いソフト引っ張り出してみるのも、案外悪くない週末の過ごし方ですよ。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう。

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