見出し画像

値上げでも厳しいときに|飲食店のための「損を減らす」撤退方法

 近年、原材料費や人件費の上昇を背景に、飲食店の経営環境はさらに厳しさを増しています。値上げなど、さまざまな経営上の工夫によって乗り切れるケースもある一方で、採算が合わず閉店を検討せざるを得ない状況に直面している方も少なくありません。
 閉店は心苦しい判断となる一方で、必ずしも「閉店=損失」というわけではありません。撤退の進め方によっては、コストを抑えたり、負担を軽減したりすることも可能です。

 この記事では、飲食店の閉店を検討するタイミングとともに、損失を抑える手段としての「造作譲渡」について解説します。


閉店を考えるべきタイミング

 飲食店の閉店を検討するきっかけとして多いのは、資金繰りの悪化や人手不足、そして体力的・精神的な負担の蓄積です。

 資金面で厳しい場合、まずは各種コストの見直しや、メニューの価格改定などで改善できる余地がないかを検討することが重要です。
 しかし、それでも改善の見込みが立たない場合、無理に営業を続けることで赤字が膨らみ、最終的に負担が大きくなってしまう可能性があります。

 また、体調面や家庭の事情など、経営以外の要因も含めて「継続が難しい」と判断した場合には、早めの選択が重要となるでしょう。


「閉店にはコストがかかる」という前提

 飲食店を始める時には見落とされがちですが、飲食店は「始める時」だけでなく、「やめる時」にも費用がかかります。
 例えば、

  • 物件の原状回復工事費

  • 解約予告期間中(解約予告を出してから退去するまでの期間)の賃料

  • 備品の廃棄費用

  • 手続き関連のコスト

 などが発生します。
 特に賃貸物件の場合は、解約予告から実際の退去まで数か月分の賃料が発生するケースが多く、営業を止めたあとも固定費の負担が続きます。

 そのため、もし早めに判断できるのであれば、資金にある程度の余裕がある段階で動き出すことが、結果的に損失を抑えることにつながります。


造作譲渡とは何か

 上記のような閉店コストを抑える手段のひとつが「造作譲渡」です。

 造作譲渡とは、店舗の内装や設備をそのまま次の借主に引き継ぐ形で売却する方法を指します。いわゆる「居抜き売却」とも呼ばれます。

 本来であれば必要となる原状回復工事を行わずに済むため、撤退時の金銭的な負担を軽減できる点が大きな特徴です。


造作譲渡のメリット

 造作譲渡を活用することで、以下のようなメリットが期待できます。

  • 原状回復工事の費用を抑えられる

  • 設備や内装を売却して費用の回収をできる可能性がある

  • スムーズに退去できる

 特に飲食店は設備投資の金額が大きいため、それをそのまま活用してもらえる点は、売り手・買い手双方にとってメリットがあります。


注意すべきポイント

 メリットも多い一方で、造作譲渡にはいくつか注意点もあります。

 まず、必ずしも買い手が見つかるとは限らない点です。立地や設備の状態、物件の募集条件によっては時間がかかるケースもあります。

 また、造作譲渡を行うには、物件の貸主の承諾が必要です。契約内容によっては条件交渉が必要になるため、事前の確認が欠かせません。

 さらに、リース品やレンタル設備などは譲渡対象に含められない場合もあるため、何を引き継ぐのかを整理しておく必要があります。


失敗しやすいケース

 よくあるのが、「判断が遅れてしまう」というケースです。
 例えば、

  • 資金が尽きる直前まで粘ってしまう

  • 解約予告のタイミングが遅れる

  • 条件が厳しすぎて買い手がつかない

 といった状況になると、結果的に造作譲渡が成立せず、原状回復が必要になってしまう可能性があります。
 造作譲渡は「時間」が重要な要素になるため、早めに動き出すことが成功のポイントになります。


造作譲渡の基本的な流れ

 一般的な流れは以下の通りです。

  1. 専門業者への相談

  2. 貸主・管理会社との調整

  3. 買い手の募集・内見対応

  4. 譲渡内容の整理・契約

  5. 引き渡し

 特に、貸主との調整や契約面については専門的な知識が必要になるため、居抜き物件を扱う業者に相談することでスムーズに進めやすくなります。


まとめ|撤退の方法で損失は変わる

 飲食店の閉店は避けたい判断ではありますが、状況によっては必要な選択でもあります。重要なのは、「やめるかどうか」だけでなく、「どうやってやめるか」です。

 造作譲渡のような方法により、負担を抑えながら次のステップに進むことも可能になります。閉店を「失敗」と捉えるのではなく、「次に進むための選択」として判断することが重要です。
 無理に続けて消耗してしまう前に、選択肢のひとつとして、早めに情報収集をしておくことも重要です。

 具体的な進め方について不安がある場合は、専門業者に早めに相談しておくと安心です。 下記リンクより、ご相談も承っております。

◯会社概要
㈱店舗高値買取センター

住所:東京都荒川区西日暮里2-10-5 泉ビル 1階

↓移転や撤退など考えている方はこちら↓

↓完全無料! 弊社運営の飲食店物件検索サイト↓

居抜きビュッフェhttps://app.t-kaitori.com/kanto

↓公式LINEからも各種ご相談受付中!↓


いいなと思ったら応援しよう!