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2025年ベストアルバム


まえがき

年間ベストは毎年ふんわり自分の中で出したり出さなかったり。今年noteに書こうと思ったのは完全に思いつきではあるが、なんとなく残した方が良い気がしたからである。
順位も付けないことが多いが、今年は微量ではあるが好きな分量に差があったので付けた。
媒体がnoteなのは文を載せるにあたって1番仕様が楽だからなので、変なアップデートはこれからもしないでほしい。シンプルなままの良さというものがある。
こういった趣味に関するものは衝動性を大切にしているので、意味のわからない文がある気もするがそれもそのままパッケージしたいので携帯のメモをそのまま貼り付けてある。



10位 HEALTH 『CONFLICT DLC』

US、ロサンゼルスのインダストリアルバンド。
今作は2023年のアルバム『RAT WARS』の続編(C面、D面)
12月リリースの作品であるので他アルバムより視聴回数は少なくなるが、轟音と静寂をバランスが非常に高く、インダストリアルロックとしての硬質な強度が丁寧に担保されている作品であり、1周目からかなり好印象であった。発見が多く何周しても楽しみが残る味わい深さがあったので滑り込みベストに入れた。




9位 Sam Akpro 『Evenfall』

UK、ロンドン出身のSSW。
アルバムを通しての暗さ、ダーティな雰囲気が漂う。ノワール感と言うべきか。
このアルバムの良かった点は上記に加えてダンス性も兼ね備えいてこのビートの感覚と音の暗さのミスマッチ(に聴こえてる)がすごく自分にハマっていた。




8位 clipping. 『Dead Channel Sky』

US、ロサンゼルスのエクスペリメンタルヒップホップトリオ。
ヒップホップの様式美に当てはまらない、かつメインストリームの進化したサウンドともまた違う方向。実験音楽的なノイズサウンドの使い方が相変わらず上手い。
後述のHo99o9とは似て非なる切り口でありclipping.の方はエレクトロやレイヴミュージックを聴く気分にハマった。




7位 Bilk 『Essex, Drugs and Rock and Roll』

UK、エセックス出身のバンド。
UKロック+ラップの自分の好きしかない要素で最後まで突き抜けてくれている。
良い意味で頭の悪さというか、バカになれる作品だった。
好きな要素で言えばベストに入れた他作品よりも1番詰まってはいたが、ギターロック要素以外もあればもっと面白かったとは感じた。ただアルバムタイトルにあるように、むしろそれがコンセプトであるのだと思う。
デビューから好きなので次作品に期待したい。




6位 shame 『Cutthroat』

UK、サウスロンドン出身のバンド。
"サウスロンドン"として括られていたバンド勢の一角として頭角を表していた時期は自分が特にインディーロックにハマっていた時期なので今作を聴く導入部分に懐古的な意味合いがなかったわけではない。ただ一曲目からパワーのあるバンガーが始まり、気づいた頃には食傷気味で気持ちが遠のいていたポストパンクへの渇望が再び起きた。
shameの魅力はなんと言ってもこの力強さではあると自分は思っている。技巧派が多い他サウスロンドン勢の中でも出てきた頃から変わらない、むしろ爆発力が跳ね上がったパンクを聴かせてくれて感謝である。




5位 Ho99o9 『Tomorrow We Escape』

USのノイズラップデュオ。
個人的に好きな"ラップ"と"ロック"に加えて今年の気分である"インダストリアル"の要素が全て盛り込まれている快作だった。
攻撃的な側面がかなり強い作品ではあるが曲ごとにジャンルを越境してしているので、定型の何かを聴きたいというよりは気分を上げるのに一役買うアルバム。
特に好きな曲はNova TwinsとPink Siifu参加している『Incline』。(Nova TwinsとPink Siifuが好きな人にはそのままこのアルバムをオススメしたい)




4位 Inhaler 『Open Wide』

アイルランド出身のバンド。
U2うんぬんはそもそも最初から知らなかったんでなにもない。
全体的にかなりポップではあるがギターロックとしての形はギリギリ保っている印象。
ニューウェイブっぽさはありつつもそこまでの拗さはないといった感覚。
ここまでポップに突き抜けてくれているので自分は晴れの日のお供に、特に上半期では1番聴いていた。
アルバム全体としての音像に統一感があるのでBGMとしての機能が1番高かった作品だった。




3位 twenty one pilots 『Breach』

US、オハイオ州のデュオ。
"clancy"を主人公とする一連の物語の最終章となるアルバム。
バンドの規模感が大きいだけあって年ベストの中では群を抜いてサウンドが壮大。
スタジアムロックというべきか。ライブで真価が問われそうではある。
ギターサウンドはアルバム全体ではそこまで感じないが、ドラムとボーカルの絶妙なバランスがギターで崩れず進行していくので自分はむしろそこが心地よかった。




2位 Turnstile 『Never Enough』

US、ボルチモア結成のバンド。
出自はハードコアパンクであるが、アルバムを重ねるごとにサウンド面でのハードコアパンク要素が少なくなっているのでこの面で好き嫌いは分かれそうではある。
Turnstileに何を求めているかでも意見が分かれそうではあるが個人的にはハードコアパンクとポップな要素の混ざり具合が絶妙でかなり好きだった。意外性は少なかったので2位という位置付けではあるがもっと欲しかったと考えてはしまった。とはいえ万人に聴きやすい=気分を問わず聴けたので今年1番聴いたのは確かである。




1位 Thornhill 『BODIES』

オーストラリア・メルボルン出身オルタナティブメタルバンド。
個人的にインダストリアル要素がある音を探していた時に出会ったアルバムなのでタイミングとして完璧だったのが大きい。しかしそれを差し引いても重厚な演奏にボーカルのクリーンさ(シャウトは勿論あれど)曲間のシームレスさが合わさってかなり聴きやすい。
メタルというジャンルは浅学の身であるので間違っているかもしれないが、個人的にはメタルというよりはポストハードコアという印象。
いつのまにか次の曲にいっている事もあるぐらい次曲への繋ぎ目が良い意味で不明瞭。構成も完璧で気付いたらアルバム自体聴き終わっていた。普段ヘヴィな音楽を敬遠している人にもオススメできる名盤。
最高の1曲があるというよりアルバムとしてのクオリティが私的ベストの中でも飛び抜けている。




あとがき

書いていて思ったのは、サウンドの文章化・形容化が苦手なこと。よく言えば感覚的に全部聴いているとも言えるが、いざ人におすすめを説明するときに困る部分でもあるので2026年はその部分を獲得したいなと感じた。

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