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質問161:リズムが合うって本当に楽しい。ただ…

シングルスの試合が好きになりました!うまくいかない時も何かしようとしないで、ボールに集中〜ということが本当に実感出来ました。フォアが苦手で、いつも振り切れず集中力を妨げてましたが、タイミングだけ合わせる事だけに集中。全く右腕に意識がいかず、流れの中で自然に気持ち良く打てました!何年も、安定したフォアが打ちたい〜、と試行錯誤していたのにっっ…リズムが合うって本当に楽しいです。有り難うございます(^^)これから、精度を上げて、結果にもつなげたい矢先に、エルボーになってしまいました(+_+)原因は幾つかあるので、気長にやります…。ただ、試合でまたフォアが打ちにくくなってしまいました。(強く打つ気が強く)痛みが出そうで、実際は大丈夫なんですが。情けない、不安なのはエルボ-を言い訳に、またフォアの悩みからも、今のレベルからも抜け出せないのかなぁ…と。自分勝手ですみませんが、何かアドバイスがありましたらお願いしますm(_ _)m

回答


▶「せっかくこれからなのに!」という思い


かくいう私も、重度のテニスエルボー経験者です。
 
振り返れば、まさにいただいたお便り内容と同じで、テニスゼロを取り入れて、自分でも信じられないくらいどんどん上達してきたころに負傷したので、「せっかくこれからなのに!」というところで、そのときはひどく不安でした。
 
正確に力強いボールが、何球も、面白いように打ち続けられた、こんな経験は、本当に初めてでしたので

▶リズムが合うと「充実感」がみなぎる

 
仰せのとおり、リズムが合うってものすごく楽しいし、充実感でいっぱいになります。

ですから1000球ラリーは「無の境地」です。

だけどそのぶん、発展途上であるからこそ、頑張ってオーバーワークの負担を強いてしまいやすいのだと思います。
 
はじめは前腕に重い異和感があり、そこでしばらく休めばよいものを、私の場合は日に日に上達する毎日が今振り返ってもドラマチックで、週5~6日くらいプレーし、またご自身と同じように上達が途切れてしまう、再び後戻りするのが恐くて、テニスの練習をずっと継続してしまいました
 
結局、長引かせることに……。

▶ひじは日常的に使うから


針治療もお灸もマッサージも電気治療もツボ押しも、試せるものはいろいろ試しましたが、こればかりは時が経たないと治らず、また時間がかかるものと痛感しました(ある施術をきっかけに短期間で回復したエピソードは後述)。
 
ひじ周りは小さな筋肉や腱にしか支えられてないため、急性な腰痛等と比べると、背筋や臀筋のような強靭なサポートがない分、長引く場合もあるようです。
 
また、日常的によく使う部位ですしね。

ペットボトルの蓋を開けるだけでも、痛みが走ります

▶「骨の配列」が急回復のきっかけ

 
ただ、最終的にある人のすすめで「骨の配列を正す」施術を行なう整骨院へ通いましたところ、わずか数回の治療でほぼ回復しました
 
これは、今までずっと針やマッサージなどをやってきた結果がちょうど、そのタイミングで現われたのかもしれず、それだけで治ったというわけではないのかもしれませんけれども、私にはベストマッチだったと顧みます。
 
もしご近所にそのようなところがあれば、よろしければご参考までに。
 

▶「桑田ロード」に学ぶこと

 
とはいえ私はテニスエルボーになった時、非利き腕(元利き腕の)左手で打てるようになったり、オフコートでの研究に時間を費やせたりと、振り返ればつらかったのは確かですが、エルボーにならないとできなかった経験もでき、結果オーライかなと納得するようにしています(関連記事「左利きになおした方がいい?」)。 

「桑田ロード」ではないけれど、ピッチャーがボールを投げる腕を傷めたら、外野フェンス際を走って下半身の強化に努めるとともに、オンコートでは取り入れにくい「イメージトレーニング」をすることも叶います(関連記事「自分のプレーは『イメトレ』で」)。

https://www.youtube.com/shorts/2MlUJn25dGs?feature=share

▶必要なのは「癒やし」

 
もしご自身がテニス肘になったばかりならば、私のような無茶はせず、しっかり利き腕を休ませてあげてはいかがでしょうか。
 
心身ともに回復の過程で必要なのは、自分に鞭打つ厳しさではなく、「癒やし」だと思からです

体を傷めると心も弱まりますが、それ以上に心が病むと体にも不調をきたしかねません。

総合的にアセスメントして「癒し系」のベクトルは回復を速め、不安のないテニスライフに最短期間で復帰できると思います
 
痛みをごまかし、我慢し、不安を抱えながらプレーしても、なかなかテニスは上手くいくものではありませんからね。
 

▶テニスセンスは鈍らない


ご不安なのは、ブランクをきっかけに上達しかけていたテニスの実力が落ちることかもしれません。
 
だけどテニスセンス(感覚)は、一度身につくと、恐らく一生残ります
 
かつての天才少女、現レジェンドのマルチナ・ヒンギスが言ったように、それは自転車に乗るようなもの
 
上達途上のテニスプレーヤーに「休め」ということほど、酷な宣告はないのは承知しています(しかも仰せの「これから、精度を上げて、結果にもつなげたい矢先」にはなおのことです)。
 
だけど「ボールに集中する」という正攻法で望んでいる限り、しばらく休んでも勘が極端に鈍るようなことはまずありませんし、復帰当初はたとえ鈍ったと感じたとしても取り戻せますので、ご安心してゆっくり静養し、ご自身の心身をいたわってあげてください

▶プロテニスプレーヤーがテニス肘にならない理由


ちなみに精度高く打球タイミングが合ってくると、テニスエルボーにはなりません(関連記事「フェデラーは『5』のタイミングで打つ」)。

テニスエルボーの原因は、テニスをやるすぎるオーバーワークではなくて、打球タイミングを外す衝撃の繰り返しによります(関連記事テニス・ベースメソッド)。

ですからプロテニスプレーヤーのように、打球タイミングが本当に合ってくると、ボールをスイートスポットで捕えられるからスコーンと抜けるような当たりになって、いわゆる「打ち応え」の衝撃はありません(関連記事「力まないコツは?」)。

それが証拠に毎日のように、長時間、一般プレーヤーよりも強いボールを受け続ける練習や試合をこなすプロテニスプレーヤーは、ほかの外傷などでひじを痛めるケースはあっても、テニスエルボーにはならないのです

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