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イップス克服に向けて027:プライドを減らしイップスが再び現れないようにするにはどうしたら良い?

お世話になっております。
テニスゼロ 吉田様
 
本日、ソフトテニスの試合があり、一勝一敗
予選リーグ落ちしてしまいました。
 
一試合目は自分との戦いというか、ボール送るときにクロスに打とうとしてストレートに打ってしまうなど、イップスになったのではないかと散々でした。
負けそうになってから「ボールだけボールだけ」ととりあえず一生懸命やろうとしてなんとか逆転し勝てました。
 
二試合目はおじいさんペアで序盤はうまく自分のタイミングで打ててたのですが、
中盤からフォアの方にショートボールが来るようになり全てネット下段。
最終的に自滅してしまい負けてしまいました。
 
昨日の夜から眠れずずっと緊張してたのである程度しょうがないと思いましたが、心の奥底では私は優勝してaクラスで試合したいので次の大会では優勝したいのです。
 
一試合目の戦いの中でプライドを捨て一生懸命目の前の事をやることが大事だと感じました。
いずれまた練習していくうちにプライドがふつふつ現れると感じてます。また私は何回かイップスになったり治ったりを繰り返しております。
 
プライドを減らしイップスが再び現れないようにするにはどうしたら良いでしょうか教えていただきたいです。

回答


▶欲が集中を「邪魔」する


メカニズムをお伝えしますね。
 
プライドというのは欲ですから、「上手くなりたい」「勝ちたい」「イップスを治したい」と欲すれば欲するほど、プライドが高くなって、かえって失敗しやすくなります。
 
なぜそんなことが起こるのかというと、たとえば勝ちたいと思うのと、ボールに集中することとは、「まったく別物」だからです。
 
別物どころか、欲が集中を「邪魔」します
 
思考と感覚はトレードオフの相関でしたよね。
 
勝ちたいと思えば勝てるのだとしたら、だれでも勝ちます。
 
ノバク・ジョコビッチに勝ちたいと思えば、勝てるわけですからね。
  

▶欲があるほど「失敗する理由」

 
ほかの例を挙げると、受験で志望校に「合格したい」と思っても、受かりませんよね。
 
むしろ、勉強中や試験中に「合格したい」「受かりたい」という思い(欲)が、強まれば強まるほど、問題を解くために必要な集中は脅かされ、「かえって不合格になる」というメカニズムです
 
こちらで述べている「努力逆転の法則」のような力が働きます。
 
欲があればあるほど、言い換えればプライドが高ければ高いほど、失敗しやすくなるというのは、このような理由によります。
 

▶「結果」ではなく「過程」を楽しむ

 
「いや、合格したい気持ちがモチベーションにつながる!」と考える人は、少なくないかもしれません。
 
しかし、そうではないのです。
 
その気持ちの舞台裏は、合格しないのならば、勉強そのものはやる気がしない、楽しくないというシナリオです。
 
そうではなくて、本当に高いパフォーマンスを発揮するには、合否に関わらずやる気があり、楽しむ気持ちです。
 
テニスもまったく同じで、勝つからやる、負けるからやらないというのではなくて、勝敗に関わらずやる気があって楽しむ気持ちこそ、ハイパフォーマンスに通じます。
 
外発的報酬と内発的報酬の話もご参考になさってください。
 
確かによく混同されがちですけれども、欲とモチベーションというのは、別物
 
別物どころか、欲はモチベーションを「邪魔」するのです。
 

▶好転する「一言」

 
さて、ご質問いただきましたプライドは、どうすれば捨てられるでしょうか?
 
負けたり、ミスしたり、恥をかいたりしたとしても、「この程度で良かった」と、受け入れます
 
負けたとき、ミスしたとき、恥をかいたとき、プライドが高いと、認めたくないし、隠そうとするし、「もう繰り返したくない!」と嫌悪する(怒る)から、また失敗しやすくなるというのが、負の連鎖なのでした。
 
テニスで、ミスしてブチ切れてしまったら、(ラケット破壊が成功する稀有な選手の場合は別にして)次にまたミスしやすくなるというのは当然の理です(関連記事「自分の中に『悪魔』がいる」)。
 
「この程度で良かった」
 
どんな悲惨な出来事も、この一言で救われます。
 
負の連鎖を断ち切れます。
 
好転する一言です。
 
どんなことでも、です。
 
何かミスしようと、骨折しようと、裏切られようと、騙されようと、「この程度でよかった」。
 
この一言で、負の連鎖が断ち切られ、好循環が現れます
 

▶イメージどおりの結果が出ている


プライドが鎮まります。
 
引きずりません。
 
ところが多くの人は、次の言葉を連発しがちではないでしょうか?
 
「最悪」
 
フレームショットしたら、最悪。
 
電車が遅れていたら、最悪。
 
スマホの画面が割れたら、最悪。
 
ソフトクリームを地面に落としたら、最悪(笑)。
 
本当は、「この程度で良かった」のではないでしょうか?
 
落としたのがソフトクリームではなくて、「命」だったら、大変だったかもしれません。

▶イメージは現実化する

 
イメージは現実化しますから、最悪のイメージが文字どおり「最悪、最悪、最悪」を連呼する現実を作り出しています。
 
逆に「この程度で良かった」場合はどうでしょうか?
 
「良かった」イメージが現実化するから、「良かった、良かった、良かった」現実を作り出します
 
潜在意識に書き込まれるイメージは、まったくの逆です。

▶「これから始まる暮らしの中で」


今日これから始まる暮らしの中で、さまざまな不運に見舞われるかもしれません。
 
雨に濡れる。
 
電車が遅れる。
 
渋滞にはまる。
 
ミスをする。
 
失態をさらす。
 
財布を落とす。
 
「この程度で良かった」
 
明るく受け入れれば引きずらずに済み、プライドが鎮まります。
 

▶「第三の道」の発見

 
嫌悪(怒り)を、いたずらに「発散する」のでもなく、我慢して「抑圧する」のでもない、ありのままに「受け入れる」という第三の道。
 
具体的にテクニック化すれば、「キートン山田方式」で切り抜ける第三者的視点です。

長い目で見れば、「大きな何か」につながり、間違いなく、(テニス)人生は好転します。

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO(テニスゼロ) スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero