サロン楽屋話014:ラケットは最後でいい!? テニスを変える“順番”の話(副題:上達が加速する、実践的ギア戦略)
▶「普通こうでしょ?」の落とし穴
前回の『テニス上達メモ』からのスピンオフです(関連記事「テニスボール統一論、いよいよ現実味? プロですら惑う、跳ね、飛び、打感」)。
テニスが上達するギアに関するプライオリティワンは、いつも述べているとおりボールです。
あえて現実的な順位をつけるならば、1位ボール、2位シューズ、3位ストリング、4位フレーム(ラケット)。
一般的なプライオリティとは、逆なのではないでしょうか(関連記事「『心技体』とは言うけれど、まず『体』byイチロー」)。
「普通こうでしょ?」は、案外落とし穴だったりします。
▶意外な盲点!シューズがショットの精度と威力を左右する
一般的にはテニスの上達というと、まずラケットに関心があり、次に詳しい人だとストリングの素材やテンション、ゲージ、形状、表面加工などにこだわる。
シューズはその次で、「サーフェスに合っていればいい」という程度の認識ではないでしょうか。※1
しかし肝心なことは「タイミングよく打てる打点に入るポジショニング」であり、テニスシューズというのは、そのための実用的な役割を果たしてくれています。
つまりショットの威力やスピード、コントロールは、ラケットやストリングのテクノロジー以上に、シューズの性能に依拠。
確かに地味なアイテムかもしれないけれど、「テニスの上達は足元から」と言っても過言ではありません。
※1・便利なオールコートモデル、換言すれば中途半端
オールコート用は、いろんなサーフェスでプレーする人には確かに便利ですが、裏を返して言えばどのコートでも中途半端です。
▶伊藤あおいの「プロなのに」
もちろん、ラケットがひび割れていたりストリングがへたっていたりする極端な場合はさておきですから、「現実的な順位」とあえて断り書きしました。
誤解を恐れずにいえば、ラケットとストリングは「打てればいい」のだけれど、シューズは「履ければいい」だけでは不十分で、スリップしたり横ブレしたりすると、アウト。
体は精緻ですから、足元が不安定だとその危険性を察知してダッシュ&ストップを無自覚的にセーブするため、いつも適切な時に、適切な場所にいられなくなるのです(関連記事「余裕でボールに追いつく人の秘密」)。
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero
