サロン楽屋話044:「足りない」のではなく「焦りすぎていた」──村竹ラシッドの答え
「何が足りなかったんだろう?」。村竹ラシッドは、分かっていた。
欲があるほど、焦りは強くなる。「もっと速く」「もっと上へ」──その焦りが、集中を壊す。
欲を手放すと、外発的な義務ではなく内発的な使命で動きたくなる。焦り、生き急いできた人ほど、その境地へたどり着ける。
▶「何が足りなかったんだろう?」村竹ラシッドは分かっていた
「何が足りなかったんだろう」
村竹ラシッドが導き出した答え
Yahoo!版
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a2760b2a5ced94f73090ae891c5e2fa22f752cc
配信元のデイリー版
村竹ラシッドは、分かっていたのです(関連記事「村竹ラシッドが見つめた「足りなかったもの」──勝ちを忘れる力 」)。
私は知らなかったのですが、ヤフコメを引いて学んだこと。
hei********
世界陸上後の松岡修造さんのインタビューで
「メダルへの欲が強すぎて、攻めてしまった。走るだけならそれでいいけれど、ハードルは普段通りにやらないと詰まって、逆にスピードが落ちてしまう」
というようなことを理路整然と仰っていて、非常にわかりやすかったです。
「経験」という、努力だけでは得られない価値のあるものを今回得られて、間違いなく彼は飛躍するでしょう。
怪我のないよう、心から祈っています。
▶「足りない」のではなく、「焦りすぎていた」だけ
そう、「欲」なのです。
一般的には「欲があるから頑張れる」といったイメージかもしれません。
けれども、それも現実に対するズレです(関連記事「欲が強いほど、心は不安定になる」)。
欲とやる気とは、まったく関係ありません。
関係ないどころか、あると、妨げになる。
それを村竹ラシッドは、言いたかったのでしょう。
▶欲の本質は、まだ達成できていない「不快感」
そう、欲は焦りを招き、集中力を破壊します。
自然体でいられなくなるのです(関連記事「自然体を意識すると『不自然になる』」)。
なぜなら欲の本質は、「今は手に入れていない」「まだ達成できていない」という不快感だからです。
テニスのプレーに即して言えば、欲のせいで、結果が気になるから「早く・速く動きすぎる問題」が発生して、ボールではなく、ボールの行先を急ぎ見る「目飛ばし」が起きるから、打ち損じるのです。
ここから先は
スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero
