質問1526:セルフトークは全て悪いもの?
お世話になっております。
1.前回の返信で気になったのですが、セルフトーク、思考、口に出す、及びこの3つを今のボールに対してするか未来や過去に対してするかで計6つは、ちょっとずつ違うものであるということでしょうか?
※※※※コーチの教えもあり、最終的にはセルフトークは全て悪いものであると思っておりました。
2.初めてテニスを始めた人向けのストローク、ボレー、サーブの導入方法が迷子になりました。
回答
1.につきまして。
「セルフトーク」「思考」「口に出す」、それぞれの言葉の意味の、定義の仕方の問題だと思います。
「セルフトーク」というのは、「独り言」と訳せるでしょうか。
それが「全て悪いもの」というわけではありません。
「悪いものもある」という話です。
例えば運転士が行う「右よし、左よし」のセルフトーク(口に出す)は、集中すべき対象(安全)に向けて行うものだから、有効と言えます。
問題になるのは、集中すべき対象ではない場合に、全自動的に頭の中で行われるセルフトークです。
例えば運転士が「確認なんてめんどくさいなぁ」なんていう場合が該当しそうです。
なぜか?
「めんどくさいなぁ」と、全自動的に頭の中で考えている(思考している)とき、目のピントが甘くなって集中すべき対象(安全)に、注意が向けられていないからです。
つまり集中すべき対象に関わらない思考によって、「問題となるセルフトーク」が生じると言えます。
そしてテニスの場合は、今のボールだけが集中すべき対象であって、過去や未来のボールに対しては、「セルフトーク」も「思考」も「口に出す」も、お言葉を借りれば「全て悪いもの」として機能してしまいます。
2.につきまして。
導入としては、シンプルに「ボールをよく見て」でよいと思います。
ストロークもボレーもサーブも、ショットの区別は便宜上あるにせよ、それぞれのスイングのイメージが備わっているならば、ボールをよく見ていれば体が自然に動くから、打ち方を教える必要はありません。
ただしそのスイングイメージもない場合は、手本を示してあげてください。
例えば本当にテニスを知らない子どもなどの場合、.手出しのボールになんとか面を当てようとするだけで、前後・左右・上下構わず、ラケットをパタパタさせる場合があります。
そのようなケースでは、コーチがスイングの見本や、ボールを飛ばす方向性を示してあげて、イメージの定着を図ります。
そうでなければシンプルに「ボールをよく見て」を、しつこく、繰り返し繰り返し伝えれば、宜しいかと思います。
なぜか?
どうしても今のボールに関わらない、「さっきミスした」とか「次はうまく打とう」などの過去や未来に関する思考が生じて、「問題となるセルフトーク」に頭の中が支配されがちだからです。
なので「ボールをよく見て」をしつこく、繰り返し繰り返し伝えて、集中すべき対象への集中をクセづけてあげてください。
これが「導入」であると同時に、「ゴール」であるとも言えます。
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