テニス上達メモ503.「ジャパンオープン無観客の可能性」その是非を問う
▶ファンあってのプロスポーツ
木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2025(日本/東京、ハード、ATP500)は、21時以降の試合で無観客の可能性。
まるでパンデミックを彷彿とさせるニュースです。
とはいえこちらでも述べたとおり、テニスを含めプロスポーツも商売ですから「三方よし」が基本。
「ファンあってのプロ野球」を実践した長嶋茂雄さんの言葉に、改めて重みを感じます。
▶時間で区切らないのはテニスルールの礎
ラグビーやバスケットボール、サッカーなどと違って時間で区切らないのがルールですから、「終了できるよう試合予定を組む」という主催側の企ては、テニスの競技性にまったくそぐいません。
集中持続力さえあれば、風前の灯火からの大逆転もあるのがテニスというスポーツです。
スロースターターには、それも織り込み済みでゲームを進める選手もいるくらい。
3セットマッチで0-6、0-5からでも、集中の「持続力」があれば、まくれる具体例はこちら。
先日の全仏オープンテニス2025男子シングルス決勝は、5セットマッチという違いは確かにあった。
カルロス・アルカラスによる世紀の大まくり、そしてヤニック・シナーが「眠れない夜を過ごした」と顧みた傷心、5時間29分の長丁場に及んだからこそ、いつまでも見ていたいと思ったのではないでしょうか?(関連記事「テニスは『時間制限』がないスポーツ」)
▶テニスの歴史は、変わっていたに違いない
こちらでも述べましたが、観客も「ゾーン」に入り、その波動が、会場全体を包み込む。
そして「歴史に残る試合」となり、語り継がれるのでしょう。
もちろん当該の企ても、「時間が来たらはい終了!」というわけではないにせよ、観客とともに作るのが“試合”ですから、テニスの本質的な競技性を根本から否定することになりかねません。
くだんの全仏テニス決勝、5セット目からみんなゾロゾロと帰り出す無観客試合になっていたら、どうだったか?
歴史は、変わっていたに違いありません。
勝敗だけにとどまらず、記憶も、記録も、そして奇跡も。
即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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テニスゼロ代表
吉田無型(よしだ・むけい)
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