ゾク・エヴァンゲリオン劇場版♾
終劇。
もう卒業したはずなのに。
なぜ忘れられないのだろう。
円環の輪から抜け出した物語。
でも人生は続いていく。
また逢える日まで。
私たちは現実を生きていく。
ループから抜けた世界のリアル。
現実と虚構を隔てるATフィールドが溶けていく。
気づいたら私たちは彼らと同じ世界を生きていた。
ゾク・エヴァンゲリオン劇場版♾
シンエヴァを観る前の方は読むのをお控えください♪ネタバレならぬ結末の先の妄想世界です。

〇宇部新川駅ホーム
レイ、自分の手のひらを眺めている。
「私、生きてる……」
カヲル、空を眩しそうに見上げる。
「ありがとう、シンジくん」
電車来る。乗り込む2人。
〇とある村
アスカ、ケンスケの家で目を覚ます。
破れたプラグスーツが布団の傍らに畳まれている。
部屋の隅にシンジの残像が現れ、消える。
「バカシンジ……」
スッと立ち上がる全裸のアスカ。
大人びている女性のシルエット。
台所で料理をしているケンスケが振り向く。
アスカ「呪縛......取れたみたい」
ケンスケ、にっこり笑ってブランケットでアスカを包み、抱きしめる。
アスカ、照れくさそうに笑い、ケンスケに身体を預ける。
〇宇宙ステーション
リツコ、ぽっかりと浮かぶ地球を見つめている。
リツコ「シンジくんの作った世界なのね」
マヤ「もう、エヴァは存在しないんですね」
リツコ「そうよ……ミサト、カジくん、ありがとう……」
リツコの頬に涙が伝う。
〇トウジの家
鈴原サクラがおそるおそる玄関の扉を開く。
サクラ「お兄ちゃん、いるの?」
居間から顔を出すトウジ。
トウジ「サクラ!」
トウジ、サクラを強く抱きしめる。
サクラ、号泣する。
ヒカリ、それを見て涙を浮かべる。
〇真っ白な虚無の世界。
将棋盤の前で向き合って座るゲンドウと冬月。
冬月「ユイくん、これで良かったんだな」
ゲンドウ、穏やかな表情で目を瞑る。
微笑むユイとゲンドウが見つめ合う姿が浮かぶ。
〇宇部新川駅前
手を繋いで走っているシンジとマリ。
マリが勢いよく、シンジを引っ張って走る。
シンジ「ちょっと待ってよ、どこに行くんだよ!」
マリ、振り向いてウィンクする。
「い・い・と・こ・ろ♡」
つづく
しあわせは〜歩いてこない♪
だーから歩いてゆくんだね♪
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