その「海外最新情報」、WEIRDかもよ?
こんにちは、
通訳トレーナー&日英落語家の
冠木です。
このnoteでは、
英語を勉強してきたのに
・話そうとすると緊張してしまう。
・通訳するにはリテンションが苦手
そんなもどかしさを感じている
通訳志望者、英語学習者のために
自分の声と体で英語に命を吹き込む
ヒントを中心にお届けします。
長く楽しめた今年の桜も
そろそろ葉桜でしょうか。
そうなると…五月病も遠からず。
浮かない顔もちらほらします。
入学した学校は第一志望じゃない…
就活の方針がぐらついてきた…
そりゃ、人生に試練はつきもの。
No pain, no gain.
虎穴に入らずんば虎児を得ず。
でも、当人の努力不足、能力不足の
せいにしてもどうにもならない
悩み、苦しみもあると思うのです。
いまの日本で当たり前とされているコト。
「勉強頑張ってなるべくいい学校行く」
「いい仕事について転職しても生涯働く」
「年とってもなるべく長く元気でいる。」
まあ、それはそれで結構ですが
そうでなくてもいいんじゃない、と
私は思います。
だって、そういう「当たり前」の
根っこにあるのはあまりにも
近代西洋的な個人主義ですから。
プロテスタンティズムも
影響しています。
ひとことで言えば
「今生だけの人生を失敗せずに
なるべく自分の力で
それなりに成功すべし!」
これってなかなか大変ですよ。
でも日本だけでなく世界のあちこちで
こんなふうに頑張っている人は
少なくありません。
世界各地に欧米の価値観が
当たり前のように広がっていることを
「なんで??」ととりあげたのが
Joseph Heinrichの
The Weirdest People in the World.
Weirdはヘンテコ、奇妙という意味ですが
ここでは
Western Educated Industrialised
Rich and Democraticの頭文字です。
著者、ヘンリックは奇妙だと指摘します。
欧米での心理学論文に
出てくるサンプルがWeirdばかりなのに
研究はアジアやアフリカでも
受け入れられている…
「海外の最新事情」はweirdの
可能性アリですよ。
たとえば、ちょっと前に
流行りましたよね、
当時はアメリカ最新の栄養学が
太鼓判押して大流行した
地中海ダイエット。
あれは肉と油とジャンクばかり
食べていたアメリカ人には
とてもよいでしょう。
でも、日本人が納豆、梅干し、味噌を
ほっぽり出して飛びついたら、
オリーブオイルでお腹を下しかねません。
「海外の最新情報、トレンド」と
書いてあっても、やたら飛びつくのは
あぶないです。
「海外は進んでいて日本は遅れている」
という思い込みから飛びつくと
ますます危険です。
かといって見ざる聞かざるでは
どうもねえ…
私はまずは野次馬気分で拝見します。
でも「救世主!」なんて飛びつきません。
本当に自分に必要か
立ち止まって考えましょう。
まあ、ダイエットなら
個人で取捨選択きますが
冒頭のように、
社会のしくみとなると
勝手に変えるわけにもいきません。
それにしてもこの150年、
日本は急激に変わったのでは
ないでしょうか。
150年前まで、日本は
小さな家業がひしめき合って、
子どもは親たちの働く姿、
職人のかっこいい体の使い方を見て
育ち、大人になりました。
今生はコケても次頑張ればいいや、
てめえひとりの成金より
人助けが大事だよ、なんて言いながら。。
急激な社会の変化のしわ寄せは
程度の差はあれ、誰もが多少
食らっているはずです。
悩んでいる人には
「あいつは努力が足りん!」ではなく
同病相憐れむ、お互いさま、で
いきたいもんです。
なんてことを思うのは
落語の中に昔の人たちの
ラクに生きる知恵を見いだすから
かもしれません。
次回の私めの落語、日本語で
5月4日(日)保土ヶ谷で
岩間寄席でお届けします。
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