♯160|優しさで疲れてしまったあなたへ― 助ける相手を間違えていたことに気づいた日 ―
「優しいね」
「気がつくね」
「頼りになるね」
この言葉をもらえる行動が、
いつの間にか
**私の中の“正解”**になっていました。
先回りして気づくこと。
自分のことは後回しにすること。
頼られたら断らないこと。
それが、
私が無意識に作っていたマイルールです。
でも、そのルールには
最初から
「自分を守る」という項目が
入っていませんでした。
だから私は、
感謝もなく
境界線もなく
当然のように受け取る人のところまで
助けに行ってしまった。
優しい人ほど、無理をしてしまう
私はずっと、
「自分が弱いから疲れるんだ」
「もっと要領よくできればいいのに」
と思っていました。
でも、あるとき気づいたんです。
問題は、性格じゃなかった。
消耗が起きる“構造”
振り返ってみると、
いつも同じ流れがありました。
・私が無理をする
・その場は回る
・問題が表に出ない
・調整されない
・次も、私が無理をする
このループ。
私は「優しさ」で支えていたつもりだったけれど、
実際には
問題が見えない構造を固定してしまっていたんです。
助ける相手を、間違えていた
ここで、ひとつ大事な気づきがありました。
助ける相手を、間違えていた。
これは、自分を責める言葉ではありません。
判断基準が育った証拠です。
助けること自体が悪いのではない。
問題は、
感謝もなく
境界線もなく
当然のように受け取る人
――そこまで助けていたこと。
なぜ「助ける相手を間違える」と、消耗が起きるのか
あなたが助けてきた相手は、
おそらく、こういうタイプです。
・助けを「善意」ではなく「当然」と受け取る
・境界線がなく、要求が少しずつエスカレートする
・思い通りにならないと、攻撃に転じる
このタイプは、
助ければ助けるほど、態度が悪くなります。
なぜなら、相手の中で
こんな学習が起きてしまうから。
「この人は、踏み込んでも大丈夫」
だから起きるのが、
暴言や意地悪。
でもそれは、
あなたが悪いからではありません。
相手の未成熟さが、表に出ているだけです。
優しさは、向け方を間違えなければいい
優しさを、
手放す必要はありません。
ただ、
無条件で差し出す必要もない。
優しさには、順番があります。
まず自分を守る
次に、本当に大切な人を大事にする
それ以外は「礼」を欠かさないだけ
この順番が崩れると、
優しさは 自己犠牲 に変わります。
私はまだ、完璧ではありません。
それでも、
「全部引き受けなくていい」
そう思えるようになっただけで、
少し呼吸が楽になりました。
もし今、
「優しいのに苦しい」
と感じている人がいたら。
あなたが悪いわけじゃない。
ただ、
構造の中で無理をしているだけです。
次の記事では、
「敵を作らずに、静かに距離を取る方法」
について書く予定です。
ここまで読んでくれたあなたが、
少しでも楽になるように。
続きも、丁寧に書きます。
