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第16回|7つの習慣[対話編]|「人間らしい時間」を守るという原則|ショーシャンクの空に 第2弾

こんにちは、Haoパパです。

前回(第15回)は、『ショーシャンクの空に』の中で、アンディが独房から出てきたときのセリフ——「ここ(心)には誰も立ち入れない領域がある」——に立ち止まりました。

今回は、同じ映画の中で、他のシーンにも目を向けてみたいと思います。


屋根の上のビール

入所から2年ほど経ったころ、アンディたちは刑務所の屋根のモルタル塗り替え作業に参加します。

そのとき、アンディは鬼監守が悩んでいる相続税の話を耳にします。銀行員だった経歴を活かして節税のアドバイスをし、その見返りとして仲間たちにビールを出してもらうことに成功しました。

炎天下の屋根の上で、囚人の仲間たちが冷えたビールを飲む。
ですが、ただ一人、アンディだけはビールを飲みませんでした。少し離れたところで、にこやかに仲間たちを見守っていた。

そのシーンのナレーションが、ずっと頭に残っています。

「彼の目的は看守の機嫌を取りたかったのかもしれない、あるいは俺たちと友達になりたかったのかも・・・。俺は、つかの間でも普通の人間の気分を味わいたかったからだと思う・・・」と。


引っかかったのは、その「選ばなかった」こと

アンディはビールを手放しました。でも、仲間の喜びを引き出すことはやめなかった。

誰かを喜ばせたい、という動機はそのままに、自分自身の軸(「酒はやめた」という静かな信念)は崩さなかった。

「選ばなかった」ことの中に、アンディの主体性がある——そんな気がしました。

第1の習慣「主体的である」は、何かをするかしないかの話だけではないかもしれません。「どんな状況でも、何を選ぶかは自分が決める」という、内側からの小さな確認の積み重ね。アンディがあの屋根の上でやっていたのは、もしかしてそういうことだったのではないか、と考えています。


「ジワタネホに行く」という終わり

もう一つ、心に刻まれた場面があります。

脱走を決意したアンディが、その数日前にレッドと語り合うシーン。アンディは穏やかに話します。

「いつか刑務所を出たら、ジワタネホに行く。小さなホテルを買って、釣りの道具を貸す仕事をする。そこには調達屋が必要だ。」
(映画『ショーシャンクの空に』より)

20年近くにわたる刑務所生活の中で、アンディはこの人間らしく生きるというビジョンを手放さなかった。

第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」では、自分がどんな人生を生きたいのか、その「終わり」を頭の中に描くことが、今を生きるための羅針盤になる、と説きます。

アンディのジワタネホへの夢は、単なる逃避ではなかった。人としての尊厳を守るという「原則」があったから、屋根の上でビールを飲まずに微笑んでいられた。長い夜の独房でモーツァルトと話せた。希望を捨てなかった——そういうことだったのかもしれません。


自分の中で起きた変化

以前の私は、「ビジョンを持つこと」を少し大袈裟に捉えていたように思います。「人生の目標」「壮大なミッション」……そんな言葉で、どこか遠ざけていた。

でも今は少し違って見えます。

ジワタネホの夢は、豪華な計画でも大それた野望でもない。「ここを出たら、海の見える小さなホテルで、釣り竿を貸す仕事をしたい」——それだけです。でもその具体性が、アンディの今日をつくっていた。

「終わりを思い描く」とは、漠然とした夢を描くことではなく、今の自分が立つ場所をちゃんと感じながら、どこへ向かっているかを静かに知っておくこと。そういう理解に変わってきました。


あなたには今、「そこには誰かが必要だ」と呼べる場所がありますか。

それはどんな景色の中にありますか。


7つの習慣®実践会へのご案内

「終わりを思い描く」と言葉にするのは簡単でも、実際に自分のシワタネホを描けているかと問われると、ちょっと立ち止まってしまう——私もそういう一人です。

ビジョンとか、ミッションとか、そういう言葉が少し遠く感じる日もある。そんな揺れを、一人で抱えなくていい場所があればと思って、実践会を続けています。

答えを出す場ではなく、「一緒に考え続ける」場です。アンディが前夜にレッドへ語りかけたように、静かに自分の「シワタネホ」を言葉にしてみたい方は、のぞいてみてください。

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関連する習慣や原則

  • 第1の習慣:主体的である

  • 第2の習慣:終わりを思い描くことから始める

  • 基本原則:刺激と反応の間

  • 基本原則:インサイドアウト

  • 基本原則:P/PCバランス


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