「花ざからない」おじさんの受難
(夫婦の寝室にて。ママが携帯で『花ざかりの君たちへ』を鑑賞中)
ママ「ああ、キュンキュンしちゃうわあ💕小栗旬はカッコいいし、堀北真希も可愛いよねえ」
私「何何~。ここにも『松戸の小栗旬』さんがいますでしょうがあ」
ママ「(苦笑)」
私「おいおい。せめて『いやいやカスリもしないから』なり何なりのリアクションはいただけないでしょうか?パパ、ただただ恥ずかしくなっちゃうだけなんで」
ママ「いやあ(苦笑)。じゃあ、ママ『松戸の小栗旬』さんにお願いしちゃおうかな?」
私「それはもう、なんなりと」
ママ「私に『キュンキュンするひと言』、いただけます?」
私「いやあ(苦笑)。そいつは私の1番の『苦手分野』でやんすねえ。うーん😔(と長考に入る私)」
ママ「おいっ!全然思い浮かばないんかい😆」
私「すんません」
(すると、何やら携帯で調べだすママ)
ママ「どうやら、世の女の子が1番キュンキュンするワードは『可愛い』みたいだよ。じゃあパパ。早速いきましょうか?」
私「えっ(苦笑)。はいはい、じゃあいきますよ~『君、かわうぃーね~!』」
ママ「ああ、そうきましたかあ😅」
私「えっ!これはダメなやつ?」
ママ「ええ。そのワードを選んじゃうあたりが、いかにも『モテない男子』って感じよねえ」
私「(苦笑)。はいはい。パパは別にママ以外にモテなくて結構でございますよ~だ」
ママ「な~にいじけてんのよ、パパ。じゃあさあ。小栗君みたいにセクシーに『ママ可愛い』とか言ったら、私もキュンキュンするかもよ~」
私「『セクシー』となもし?それはパパには土台無理な注文でやんすよ、あなた。例えるなら、犬にむかって『猫になって』とお願いしてるようなもんだからね」
ママ「パパ、その例え大好きだよね。とりあえず『スベってる』から、四の五の言わずにチャレンジしてもらえます?」
私「(苦笑)。わかりました。『最愛の人よ。最高に可愛いですよ(と言いながら赤面)』」
ママ「何何~。パパ、めっちゃ顔赤くなってんじゃ~ん」
私「いやいや、そこはいじらないでよ~。パパがママのこと『可愛い』と思ってんのは、まあまあ『ガチ』なんだからさあ(さらに赤面)」
ママ「まあ、嬉しい!でも、何だろう?いまいち『キュンキュン』とはしないのよねえ」
私「コラコラ。いやあ、もうさあ。『花ざからないおじさん』のポテンシャルでは、これ以上のパフォーマンスは無理ざんすよ~😭」
ママ「ハハハ。ウケる~」
(ママは『無邪気』だ。本当に『無邪気』だ。今回もまんまと「51歳の純情」を弄ばれた気がしないでもない。でも、きっと死ぬ時にこんな「たわいもない夫婦のやり取り」が走馬灯のように思い出されるんだろうなあ?とも思う。それにしても、死ぬまでに1回くらいはセクシーに「可愛い」とママに言えたらいいなあ💖)
