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buruburudog
Reパパが『小峠』になる日
「なんて日だ!」
長男よ。
頼むから、もう一度言わせてくれ。
「なんて日だ!」

パパは楽しみにしていたのだ。
ええ。
楽しみにしていたのだよ。
この録画していた
『金田一少年の事件簿』
の2時間スペシャルを見ることを。
あれは、番組開始から10分くらい経った頃だった。
君はこう言ったね。
ああ。
言ったのさ。
「この白い服を着た人が犯人だよ!」
って。
パパは我が耳を疑ったねえ。
ああ、疑った。
そして「藁にもすがる思い」で、テレビ画面をもう一度見渡した。
しかし。
「白い服を着た人」は、何度目をこすっても「たった1人」だった。
パパは思ったねえ。
「終わったな」
と。
「おい、お前。パパの『残り1時間50分』の楽しみを返せ!」
と。
そして、子ども相手に声を荒げても大人気ないので、こう「思い込む」ことにした。
「俺が見ているのは『古畑任三郎』あるいは『刑事コロンボ』なんだ」
と。
でも、5分ともたなかったねえ。
だって、そこに居るのは
金田一一なんだから。
そして「あること」を思い出したのさ。

あれは、ママとお付き合いしている時に「花火大会」を見に行った時のこと。
ママは花火そっちのけで、パパに映画『悪人』の話をしてくれたっけ。
あれは『あらすじ』なんてもんじゃなくて、ほぼほぼ『講談』だったね😆
だから、パパは『悪人』を見ていないのに「見た体」になっているのだよ。
やはり「血は争えない」ようだね、長男よ。
まあ、そんなことを考えているうちに犯人が判明したね。
うん。
「白い服を着た人」だね。
教えてくれてありがとう。
ああ。
「なんて日だ!」
