忘れじの「イチバ~ン!!」 ーホーガンさんからの手紙ー
はじめまして、ようかん君。ハルク・ホーガンさんです!
君が私からの手紙を切望していると聞いて、こうやって書いてみたよ。
君は小学生の頃、いつも「プロレスごっこ」をして遊んでいたそうだね。
君の『必殺技』は3つ。
教室で僕に扮して放つ『アックスボンバー』。プロレスごっこ仲間と授業を抜け出して(笑)図書室で我が宿敵のリック・フレアーに扮して仕掛ける『足4の字固め』。そして、プールの授業の自由時間にスタン・ハンセンに扮して放つ『ウエスタンラリアット』。
君は、ほぼ毎日「ごっこ遊び」を楽しんでくれていたみたいだね。
当時クラスで1番がたいが良かった君は、プロレスごっこでも仲間を圧倒していて、随分と僕の「勝利のパフォーマンス」もマネていてくれたそうじゃないか。
で、実際クラスメイトの反応はどうだったんだい?
なになに?
「『マッチョポーズ』も『耳あてポーズ』も『イチバ~ン!!』も、ほとんどスルーされた(特に女子に)」
だって!
なるほどな。日本ってのは、そういう「勝った喜びは相手には見せつけずに自分で噛み締める」というのを美徳とする感じの文化なのかもわからんな。
あと、女子ってのはいつの時代も基本的には「戦う」ことは好きじゃない人が多いみたいだな。
まあ、いいだろう。
あと聞いたぞ、おい。
プールの自由時間のプロレスごっこで、君は「大流血事件」を起こしたそうじゃないか?
その日はハンセンに扮した君に圧倒されていた僕ホーガンに扮したプロレス仲間が、「窮鼠猫を噛む」が如く放った反撃の『アックスボンバー』が君の鼻っ柱にクリーンヒットし大流血した君は、そこから1時間鼻血が止まらずに保健室で寝ていたそうじゃないか。
それは災難だったが、翌日もやっぱり「プロレスごっこ」をしてくれたらしいな。素晴らしいぞ。君のその「プロレス愛」には心から敬意を表そうと思う。
そういったたくさんの『愛』に、我々プロレスラーは支えられてきたんだ。

でだ。
実はようかん君。君の「1番好きなプロレスラー」はミーじゃなくて、リック・フレアーだよな?
ほらほら。君の「ギクッ」っていう心の声が聞こえてきたぞ😆
まあ、リックは僕と同じ「WWF(現・WWE)の大スター」であり、僕のライバルであり親友でもあったから、懐の大きな僕は君を「条件付き」で許してやることにしようと思う。
☆今年いっぱいは喪に服し、息子さんたちとのプロレスごっこにおいては、リックの「Wooooo!!」とスタンの「ウィ~!!」の両「決めゼリフ」を禁じ、代わりに「イチバ~ン!!」を使う。
☆最近「耳あてポーズ」を気に入って使い始めた次男君に僕ハルク・ホーガンさんの存在を教え、かつプロレスの奥深さを伝える。
☆プロレスを死ぬまで愛し続ける。
これが『条件』だ。プロレスファンの君なら、簡単な話だろ?
時を超えて次男君が「ハルカマニア」になったら、こんな最高なことはないよな。
そんなに寂しがるな、ようかん。僕がこの世にいなくとも、プロレスは最高に面白いぞ。
さあ、息子さんたちを呼んできて最後に一緒に唱和してくれないか?
「イチバ~ン!!」
ミーを想ってくれて、ありがとな💪
松下友香さんのこちらの企画に参加させていただきます。よろしくお願いいたします🙇♂️
「ミスタープロ野球」の長嶋茂雄さんに続いて、「ミスターWWF」のハルク・ホーガンさんもですか
自分の好きな世界の「レジェンド」が亡くなるのは、こんなにも寂しいものなんですね。まあ、それだけ私も年をとったということなんでしょう。
昨日息子たちを市営プールで連れていって遊んだ際に、次男がプロレスごっこで私仕込みの「耳あてポーズ」をしたのを見てちょっぴりおセンチになりまて、一気にこの文章を書きました。
ハルク・ホーガンさん。幼き日の私に楽しみを提供してくださり、本当にありがとうございました。
家族と野球と音楽と共に、プロレスをずっ~と愛し続けると誓います。R.I.P.🤲
