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究極のずらしたカッコよさ持つ「音と踊る」ラッパー ー鎮座DOPENESSさんー

「唯一無二の世界観」

なんて、よく聞きますよね?

聞き過ぎてもはや陳腐になりつつある表現なんですが、どうかこの人にだけは使わさせていただきたいんです。

最近の私は空前の「ヒップホップブーム」が到来しておりまして、その中でも1番にハマっているラッパーの鎮座DOPENESS(ちんざドープネス)さんを今回はご紹介したいと思います。

こちらの方、ラッパーです(笑)。見えないでしょ?

ホント、初見の時から目が離せなかったですよね。

MCバトルに、ご覧の通りの『角刈り』で『タックイン』の「肩の力抜けまくり」のぬぼーっとしたおじさんが出てきたんですよ。

で、「ラッパーど真ん中」みたいな「いっかついお兄ちゃん」と対峙するわけです。

「バトル前から勝負決してるや~ん!」 

って、普通思うじゃないですか?

ところがどっこい。

いざバトルが始まると、この「ぬぼーっとした角刈りのおじさん」がまあカッコいいこと、カッコいいこと。そして鬼強いことったらないんですよ✨

いかついお兄ちゃんたちから繰り出される「ディスり」をのらりくらりとかわし切り、「超絶イケてる唯一無二のフロー」でバッタバッタとなぎ倒していくんです。

ホント彼のターンになると、その場が『領域展開』でもされたかのような異次元空間に様変わりするんですよ。

バトルですから一応「戦ってる」体裁ではあるのだけれど、鎮座さんは『対戦相手』というよりも目の前の『コラボ相手』とともに、とにかく「その場を2人のラップスキルの融合で盛り上げていく」ことに重きを置いている感じ。

多分彼は「究極僕が負けたとしても、音楽(ラップ)を会場のみんなで楽しめりゃいいじゃん」って考えていると推測します。

そこら辺の余裕があるところがまた、カッコいいんですよね。

そんな彼の『MCバトル』のおすすめは「いかちいお兄ちゃんたちをなぎ倒していったやつ」の中からではなく、こちらを紹介したいです。

対戦相手のMAKAさんは「穏やかなレゲエDJ」のお兄さん。

バトルは『戦い』というよりは、お互いへのリスペクトがぶつかり合りながら作り出される『セッション』のように進んでいきます。

先攻MAKAさんの「どうですか、鎮さん!」と言わんばかりの「ラップ速射砲」をニコニコ笑いながら受け止め、いなしながら『ドープネスワールド』にどんどん引きずり込んでいく鎮座さん。

この間2人が『対峙』することはほぼなく、観客に向かって「ラップスキルを披露し合う」ことで、会場全体で「響き合って」いきます。

MCバトル定番の「ディスり合い」は皆無。出だしの方でMAKAさんが小節を間違っても、鎮座さんはそこを突っつくどころかフォローします。それでも観客は大盛り上がりで「新しいラップバトルの形」を見せつけられました。 

動画を見ていただきたいんですけど、鎮座さんはずっと楽しそうに「音と一体化しながら踊って」るんですよ。

私コンテンポラリーダンサーのお友達がいるんですけど、彼女を見ている時と同じ感覚を鎮座さんには感じるんですよね。

どちらも『即興』ですから、スゴいですよね。こうやって「楽しい」に重きを置いてる人は、私にはとても輝いて見えます。

「素晴らしきセッション風バトル」を制したのは鎮座さんでしたが、彼とともに「楽しむラップ」のケミストリーを起こしたMAKAさんの魅力も際立った戦いでした。

「なんらかの金属的なものをジャラジャラさせながら『俺が1番だぜ!』と宣う」みたいな、ラップの王道のスタイルももちろん全然楽しめますし、好きです。

ただ、ラップ界にとっては『バグ』のような鎮座さんの存在も、結構重要だと思うんですよ。

「凝り固まった世界」ほど、つまらないものはないですからね。

風貌・ラップスタイルetc.。

鎮座さんは「ラップとはこういうものです!」みたいな固定観念からだいぶ「ずらした」カッコいいものを提示する(多分わざとそうしてる)ことによって、ラップの可能性の幅を広げている気がするんです。

「こんなのもあるんだ!ラップって、結構楽しいかも?」

と、このバトルを見てラップを始めた人もいるみたいですから。

それってかなりスゴいことですよね?

貼り付けた動画に対戦相手として出てくる早雲さんも「背中を追いかけてきた」尊敬する先輩との戦いに嬉しそう(鎮座VS早雲の「そこには愛しかなかったバトル」も超おすすめです)🎵

パッと見の「角刈り」と「タックイン」に騙されてはいけません!

本業の楽曲の方でも名曲がたくさんの

「音と踊るラッパー」鎮座DOPENESSさん。

彼の「楽しむ姿」を見ていると

「人生はもちろん楽しいことばかりじゃないけど、それでもまずは何事も楽しむことが大事だよね」

と思わされます(早雲さんもバトルでそんな主旨のラップをしています)。

是非是非1度お聴きになって、「ドープネスワールド」に引きずり込まれてみてください🎵


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