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#003 給料日をイベントにしない。庶民がお金で迷わなくなる最初の設計

こんにちは、てんちゅうです。

「給料日に、最初に何を思いますか?」

そう聞かれたら、今の僕はたぶんこう答えます。

無我です。

別に悟りを開いたわけではありません。山にこもったわけでもないし、急にスピリチュアルnoteを始めるつもりもありません。ただ、給料日に一喜一憂することがかなり減った、というだけです。

なぜそうなったのか。

理由はシンプルで、お金の見方をPL思考からBS思考に変えたからです。

PLとは、ざっくり言えば「今月いくら入って、いくら出て、いくら残ったか」という見方です。一方でBSとは、「資産と負債が今どうなっているか」を見る考え方です。少し難しく聞こえるかもしれませんが、庶民の家計に置き換えればそこまで複雑ではありません。

今月の残高だけを見るのか。
それとも、未来に向けて資産が積み上がっているかを見るのか。

この違いです。

PL思考だと、給料日はイベントになる

多くの人は、給料日をPLで見ています。給料が入る。支払いが出ていく。月末に残高を見る。残っていれば少し安心するし、残っていなければ不安になる。この見方だと、給料日はどうしてもイベントになります。

入ったらうれしい。減ったら焦る。残らなければ自分を責める。毎月、口座残高に感情を振り回されるわけです。

もちろん、毎月の収支は大事です。赤字が続けば家計は壊れます。そこを無視して「資産が大事です」なんて言っても、ただの綺麗事です。ただ、PLだけでお金を見ると、どうしても「今月の勝ち負け」に意識が寄りすぎます。

しかも今の庶民の生活は、そもそも軽くありません。物価は上がっているし、何から何まで高い。食費、光熱費、車関係、子どもにかかるお金。どれも昔より重く感じます。

僕の場合、趣味の洋服でもそれをかなり感じています。好きなブランドが、気づいたら倍以上になっている。昔ならプロパーで買えていたものが、今はかなり考えないと買えない。だから最近は、中古を見ることも増えました。

でも、これは楽しみを捨てたわけではありません。

買い方を変えただけです。

庶民にとって大事なのは、全部を我慢することではなく、何を残して何を変えるかを決めることだと思っています。僕の場合、家族旅行や子どもの体験はなるべく削りたくない。子供に不自由させたら意味がないからです。

未来のために投資する。でも、今の家族の時間まで全部削る。それでは、何のためにお金を守っているのかわからなくなります。

BS思考にすると、給料日は確認日になる

BS思考に変えてから、給料日の見え方はかなり変わりました。

PLで見れば、給料は「今月の収入」です。だから、口座に入れば少しうれしいし、支払いで減っていけば少し焦る。月末に思ったより残っていなければ、「今月も何に使ったんだろう」と、なんとなく負けた気分になる。

でもBSで見ると、少し景色が変わります。

給料は、ただ一度「流動資産」に入ってきただけです。

現金や預金という置き場に、お金が移動してきた。まずは、それくらい冷めた目で見るようになりました。給料が入ったから勝ちではないし、支払いで減ったから負けでもない。大事なのは、そのお金が最終的にどこへ向かうかです。

生活を守るために使うお金もある。家族旅行や子どもの体験のように、今の人生を豊かにするために使うお金もある。そして、未来の資産に変えていくお金もある。

給料を「今月使えるお金」として見ていると、その時の気分に引っ張られます。少し余裕があるように見えれば使いたくなるし、逆に支払いが重なれば必要以上に不安になる。けれど、給料を「流動資産に入ってきた原資」として見れば、少しだけ距離を置けます。

これは収入イベントではなく、資産配置の入口なんだ、と。

そう考えるようになってから、給料日にあまり騒がなくなりました。余裕がありすぎるからではありません。給料が入った瞬間に喜ぶより、そのお金をどう残し、どう使い、どう未来へ渡すかを先に決める方が大事だとわかったからです。

給料日はゴールではなく、ただの通過点です。

僕が目指している最強庶民は、給料日に浮かれない。
淡々と入金を確認して、淡々とお金を配置する。

その状態に、少しずつ近づいている感覚があります。


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