働かないおじさん問題を考える! 第3作品:■『働かないおじさんの再生!』【第3章】
――遅すぎるなんてことはない。再び“働く意味”を取り戻す――
【第3章】「新しい居場所、新しい働き方」
1)序論 定年再雇用、地域活動、副業、趣味仕事…
定年を迎えたからといって、人生まで定年になるわけではありません。
とはいえ、会社員時代のように毎朝決まった時間に出社し、決められた仕事をする生活を、そのまま続ける必要もないのだと思います。
定年再雇用で、もう少し会社に残る。地域の活動に参加してみる。
これまでの経験を生かして副業を始める。趣味だったことを仕事にしてみる。
選択肢は意外とあります。
私自身、会社を離れてから、「さて、これから何をしよう?」と考える時間が増えました。現役時代なら「そんなことを考えている暇があったら仕事をしろ」と言われそうですが、今は自分で考えて、自分で決めるしかありません。
もちろん、簡単ではありません。やってみたら思うようにいかないこともあります。
それでも、以前とは違う働き方を探すこと自体が、新しい人生の始まりなのかもしれません。
2)本論 「肩書なき世界」での新しい挑戦と発見
会社を辞めて一番大きく変わったのは、肩書がなくなったことです。
現役時代なら、「会社員です」「営業をしています」と言えば、それだけで
自分が何者なのかを説明できました。
ところが、会社を離れると「あなたは何をしている人ですか?」と聞かれても、少々答えに困ります。
最初は、それが寂しく感じることもありました。
しかし、肩書がなくなったからこそ、自由になった部分もあります。
会社の役職や過去の実績ではなく、「今、自分に何ができるのか」で勝負できるからです。
私も退職後、AIを学びながらWEBライティングに挑戦しています。
もちろん、若い人と同じスピードで覚えられるわけではありません。失敗もありますし、「こんなことも分からないのか」と自分に突っ込みたくなることもあります。
それでも、一つ覚えれば昨日の自分より前へ進めます。書いた文章を誰かに
読んでもらい、仕事として評価してもらえれば、それは新しい自信にもなります。
会社員時代には見えなかった世界が、少しずつ見えてきました。
肩書を失ったのではなく、「肩書がなくても自分は何ができるのか」を試せるようになった。
そう考えると、定年後も案外面白いものです。
3)結論 「過去の栄光」より「今の自分」で勝負する
長く会社員をやっていると、どうしても過去の実績を引きずります。
「あの頃は売上をこれだけ伸ばした」
「昔は部下を何人も抱えていた」
「会社ではそれなりの立場だった」
私も、つい昔の話をしたくなります。
しかし、残念ながら過去の栄光は、今の仕事を代わりにやってくれません。
会社を離れたら、過去の肩書も役職も一度リセットです。だからこそ、
「昔の自分」ではなく「今の自分」で勝負するしかありません。
できることは以前より減ったかもしれません。でも、長年生きてきたからこそ分かることもあります。失敗した経験も、恥ずかしい思いをした経験も、
誰かの役に立つかもしれません。
若い人と同じ土俵で競う必要はないのです。
自分の経験、自分のペース、自分にできること。
それを組み合わせて、新しい居場所をつくればいい。
「昔はすごかった人」ではなく、「今も何かに挑戦している人」でありたい。
人生後半戦の勝負は、過去の実績を競うものではありません。
今日の自分が、昨日の自分より一歩でも前へ進んでいるか。
私は、それだけで十分だと思っています。
※写真:孫_ディズニーランド「ミッキーの家とミート・ミッキー」にて
