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shima_92
それでも地球は曲がってる
とある小さな村では、世界が平らであると信じられていた。
村人たちは、老人から子どもまで、
伝統的にそれを疑わずに生きてきたのだ。子どもたちは、真っ直ぐ歩いて行ったら、地の果てがあり、そこから、『落ちる』と教わって来た。
そんな中、一人の若者が
『それでも地球は曲がってる』
と言い続けていた。
彼は、『地球の曲線を感じる』と言い続けて、村人に説いて歩くが
他の村人たちからは「変わり者」と思われていた。
そして、誰も彼を信じようとしない。
それでも彼は、毎日空を眺め、星の動きを研究し続けた。
ある日、村全体が大きな嵐に襲われる。
その嵐によって、遠くの水平線の先にある山が沈んでいるように見えて、
村人たちは、初めて地平線がまっすぐではなく、微妙に湾曲していることに気付く。
村人たちは、驚き、若者の言っていた
『それでも地球は曲がってる』
の意味を理解し始める。
村の人々の中には、地の果ては『落ちる』ものでは無い。地球は、もしかしたら、楕円形ではないかと思う人が増えていった。曲がっているのだ。
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