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【日記】10月2日 読書の千秋楽 わたしの読書遍歴について

 というわけで、わたしはこれまでに凡そ八千万ほどの萬巻を渉猟してきたわけですが、それらの中で好きな本を紹介していきます。秋で鮨ねw

 ちなみに、ホルヘ・ルイス・ボルヘスという人は異常なほどの本読みで、アルゼンチンのひとで、国立図書館の館長とかもされていたとか。恐らく三十八億冊ぐらいはよんでいたと推測されますが、このボルヘスは

本の一冊も読めたかというと、わかりません

筆者於記憶引用

 という謎すぎる言葉を残しています。どういう意味?

 まあそういう、こういうちょっと、あれなひとはさておき、きょうは、基本的な志賀直哉、藤枝静男、笙野頼子の系譜をみていきましょう。はいはい、はい。


志賀直哉

 有名な人です。しらなかったら、ちょっと。ダサ。流石に。みたいな。日本語の、文章や表現一般にも影響を与えたともいわれた人です。一時期。さいきんはどうなんでしょうかね。

 読み解くと確かに相当、うまいです。中々ね。マジで。小僧となんとかとか、筆者は「城の崎にて」が好きなのかな。覚えてるので。何となくですが。

 城の崎で、作者は、なんか交通事故かなんかで療養して、散歩してます。有馬温泉?かな。山の道を。あるいていると、見上げると、木の葉がくるくると中空にうかぶようにして動いている。

「こういう現象はなんか、しってる」

 みたいなことを書いています。物凄い解像度です。その場の光景がほぼ全て、見えます。読んだ方がいいと思います。

 あのう、檸檬という短篇を書いた、ちょっと名まえ忘れたんですけど、本棚にあるんですけど、なんとかいう作家も、肺結核で、療養したり微熱が出たりしながら似たような文章を書いています。檸檬ではないです。べつの短篇です。似ていると思います。

藤枝静男

 ふじえだしずお。です。本名ではありません。静岡のひとです。千葉の医科大学に行った方。本業は、おそらく眼医者です。

 藤枝静男は、前掲の志賀直哉を崇めている感じ。神! みたいな。

 若い頃は文体を探していたらしいです。Like a Naoya Shiga.というような。快刀乱麻を断つ、と思っていたそうです。志賀直哉みたいな文章が書ければ全部解決する、という風に。

そんなものはあたしには書けないなあ

ふじえだしずお

 と、結局南極思ったようです。気づいたわけです。色々あり、共産?みたいな。あと自らの陰茎を切り落とそうとしたり、包丁でね、兄や姉、妹弟とかが先にどんどん死に、墓場に入っていって一家団欒、のような変な小説を書くようになります。

『レイリ』という私の好きな漫画家が原作をした漫画にも似たような描写がありました。

 この二冊を読めば、藤枝静男が何を書こうとしたのかは、うっすら分かると思います。相当凄い文章です。

笙野頼子

 私は笙野頼子と藤枝静男は、ほぼ同時期に読みました。21世紀のゼロ年代です。どちらも友だちに勧められて知りました。笙野頼子は女ともだちに、藤枝静男は男ともだちに。

 もつべきものは友、と、まあ思いますね。今に(と)なっては。いや本当に。

 別々の人たちに紹介されたので、といってもこの、女ともだちと男ともだちもまた友だちなのですが、

 まあいいんですけど、笙野頼子と藤枝静男は悪迄(あくまで)べつべつとして読んでいたのですが

 という小説で、笙野頼子は急に、藤枝静男が師匠ですと。そういうことを宣言みたいに明かしてくれました。

 あーはいっはいっ。成程ね。と思わず膝を叩きました。へー、そうだったんだあ。そうかそうか。なんとなく知ってたけど、みたいな。

 しかし笙野頼子と藤枝静男は、直接の面識はなかったようです。笙野頼子のデビュー作なのかな、何か、アパートの部屋に籠っている感じで、白くてぶにぶにしていて、日に何度も水に浸かる潔斎のような小説があり、これを評して、藤枝静男は、五十代ぐらいのおっさんが書いているな、というような評をしていたみたいです。

 この評をよんで、笙野頼子は歔欷(きょき)し、よろこんだそうです。

 なんかちょっと、えー、。四十年前の言説でいうとホトンドビョーキ、的な。笙野頼子も藤枝静男もどちらもね。

 私が笙野頼子の作品で一番好きなのは『水晶内制度』です。これが一番最初に読んだ笙野頼子の小説。抜群におもしろいというか、人生観が入れ違いました。百八十度。ガチで凄いです。

こんな感じかなあ

 私は、私の記憶は名をすぐ忘れます。そして一方、映像としての記憶は相当強い方です。人の名や、登場人物の名はすぐに忘れるけど、その相貌はしつこく憶えています。所謂、細部です。

 私はこれらの日本文字の羅列を、映像としてはっきり、明瞭に覚えています。ですので、子どもたちや若いひとに向けての紹介としてはかなりの自信があると、われながら自負しています。

 きょうは、ちいさいながらも、一つの体系として紹介できたと思うので、マンゾクしています。ある程度の話ですけどね。

私の本日の映像

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