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なぜ、富良野のラベンダーは有名なのか?

結論

国鉄・ドラマの影響により、香料から観光へシフトチェンジしたから。


ラベンダー=夏の訪れを告げる花

ラベンダーは、夏の訪れを告げる花です。地中海原産のシソ科の植物です。紫色のじゅうたんが夏の訪れを告げます。

ラベンダーは、北海道など涼しい地域でしか見ないイメージがあります。しかし、本州の暖かい地域でも見られます。本州では、5月〜7月、富良野では、6月下旬~8月中旬にラベンダーが見頃です。

河口湖・大石公園のラベンダー畑

今回は、富良野のラベンダーについて、話します。

なぜ、富良野がラベンダーの一大産地になったか?

札幌からラベンダー産業が広がった

1937年、曽田香料の創業者 曽田政治さんがフランス南部プロバンス地方を旅したときに、ラベンダーの香りに感動しました。帰国後、フランスから種を輸入して、札幌に持ち帰って育てたところ、色、発育状態、香りが最高だったため、札幌市南区南沢に農場作って栽培を開始しました。1950年代、香料として栽培が始まりました。

輸入自由化の弊害を受けた。

しかし、1970年代、合成香料の生産、ラベンダーの輸入自由化により、價格急迫し、作付面積がピーク時の3分の1まで激減しました。

ドラマ・国鉄のポスターがきっかけとなり、観光地へ変貌した。

北海道の真ん中、富良野では、1981年からフジテレビ系のドラマ「北の国から」、1976年、国鉄の「ディスカバージャパン」の宣伝ポスターの影響でラベンダーの紫色の絶景が広まりました。主な目的が、香料から観光へ変わりました。富良野では、一大観光地に変貌を遂げました。

ラベンダーの主な品種は世界では5系統25種があります。富良野では、耐寒性が高く香りの良い5種類が栽培されています。「濃紫早咲」、「はなもいわ」、「ようてい」、「おかむらさき」、「ラバンジン」です。おかむらさきが最も栽培されています。中富良野町営ラベンダー園では、秋田県美里町で開発された「三郷雪華」という白いラベンダーが咲いています。

ラベンダーと言えば、ファーム富田

富良野に行くと、ラベンダーの季節には、「ラベンダー畑駅」という臨時駅も誕生します。ラベンダー駅は、美瑛・富良野ノロッコ号専用の駅です。ラベンダー駅から徒歩10分でファーム富田に行くことができます。

1903年、福井県出身の初代富田徳馬さんが富良野へ移住し、稲作を始めたことが、ファーム富田の誕生のきっかけです。1958年、3代富田忠雄さんがラベンダー栽培を始めました。輸入自由化をきっかけに、ラベンダーの価格が急落したため、本業の稲作に戻しました。それでも、ラベンダーを栽培していました。

国鉄のポスターに取り上げられたことをきっかけに、ラベンダー農園を開きました。現在は、15ヘクタールのラベンダーが栽培されています。ファーム富田には、12もの花畑があります。温室は年中、屋外は4月中旬~10月中旬、季節を彩るさまざまな花が咲きます。

ラベンダーを年中楽しむ。

ファーム富田では、自社製品も活用しています。畑の管理費用の確保がきっかけです。ラベンダーオイル、香水、化粧品、ドライフラワーなどが販売されています。ラベンダーの香りのする紫色のソフトクリームもありました。ラベンダーの季節でなくても、ラベンダーを年中堪能できます。

富良野では、ラベンダーからラベンダーオイルが抽出されています。ハッカと同じく、水蒸気で蒸留します。ラベンダーに蒸気を送り込んで15分、℃蒸すと、ラベンダーオイルが混ざった水蒸気が得られます。蒸気を冷却し、ラベンダーオイルと蒸留水に分けます。ラベンダーオイルのみ取り出し、寝かせて落ち着いてから出荷します。新物は春に販売されます。

石鹸、ソフトクリーム、ドライフラワーもありました。香水を使えば、年中、ラベンダーを堪能できます。


今回は、富良野のラベンダーについて話しました。ラベンダーの季節は1ヶ月半です。紫色のじゅうたんをぜひ一度、堪能したいものです。

参考文献

  • JTBパブリッシング,(2019),ニッポンを解剖する! 北海道図鑑,JTBパブリッシング

  • 地球の歩き方編集室,(2023),北海道2023~24 (地球の歩き方W),学研プラス

  • 河合敦,(2022),北海道の教科書,JTBパブリッシング

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