公務員がXを3年半実名で運用して分かったこと
※ 本記事はnoteのAIアシスタント機能を活用して誤字脱字チェックをしています。
1.Xアカウントにかかるお知らせ
突然ですが、6月末でXアカウントの運用を終了します。
当該アカウントは2022年4月14日に昔ゲーム用途で利用していたアカウントを転用して運用を開始しました。

そして2023年1月12日に実名運用に切り替えました。

以後約3年半の間、特別職や外部人材ではない生粋のプロパー公務員が所属・職務・実名を公開してXアカウントを運用するという、ある意味稀有な社会実験が出来たと思います。
その過程で得た知見を共有するとともに、なぜ運用終了に至ったかの理由についても説明したいと思います。
非常にボリュームの多い記事となってしまいましたが、お付き合いくださいませ。
2.過去のソーシャルメディア利用経験
実はソーシャルメディアを活用したのは今回が初めてではなく、後期高齢者医療制度改正当時に個人ブログで発信を行っていました。
2006年当時のことであり、Twitterはサービスを開始したばかりで主流ではなく、ソーシャルといえば2ch、mixi、個人ブログあたりしか無かった時代です。
ブログにはアクセス解析をつけることが出来ますので、それで全国の自治体ドメインや厚生労働省ドメインからアクセスがあることを確認し、反響を確認しながら発信を続けていました。
やがてブログのコメント欄で交流が生まれ、後に自らmixiのようなクローズドのSNSを運用するにいたりました。
ある意味、共創プラットフォームの先駆けのようなものであり、今で言うジチタイワークス的な雑誌に掲載されたこともあります。
残念ながら厚生労働省の職員には加入いただけませんでしたが、最終的には100名以上の自治体および広域連合の後期高齢者医療制度担当者に加入いただき、活発な情報交換や意見交換が毎日行われていました。
なお平成20年度で運用は終了しています。
当時の話はそれで本が一冊執筆できるほど色々ありますので、ここでは割愛しますが、ソーシャルメディアを利用した活動により、全国の自治体職員と繋がりができ、当時とても助けられました。
一方でコミュニティ運営の難しさも体感し、自分一人で運営していたこともあってかなり疲弊し、しばらくの期間はソーシャル活動からは離れていました。
3.Xアカウントの利用開始
2022年は自分がシステム標準化の担当者となった年であり、当時の後期高齢者医療制度改正と同等あるいはそれ以上の難易度のプロジェクトであることが予想されたため、過去の成功体験をもとに、もう一度やってみようと思いました。
情報収集、情報発信、全国の担当者との人脈形成を目的として、プラットフォームはブログではなくTwitterになりましたが、ソーシャルメディアの活動を再開したわけです。
当時既に共創プラットフォームはありましたが、今に比べると加入団体や人数も少なく、それとは別にオープンな場でやる必要があると感じていました。
開始当初、Xでの名称は「某政令市のDX担当者」だったと記憶しています。
過去の後期高齢者医療制度や広域連合派遣の際の経験から、自治体規模ごとの課題があり、今回のシステム標準化でもそれが焦点になるだろうと予想していたため、このような立場が分かる名前としていました。
スクリーンショットは残っていませんが、プロフィールの背景画像は名古屋城にしており、容易に誰か特定できる半匿名での運用です。自分に興味を持ってくれた人がコンタクトやアクセスをするための手がかりを残しておきたいという想いがありました。
幸いにも発信内容が興味を引いたようで、2022年の秋ごろには割と多くの関係者に知られるアカウントになっており、自分を特定しようとするような動きもかなり見られました。


4.実名運用の開始
次の転機は9か月後の2023年1月で、Twitterのサブスク(当時はTwitter Blueという名称でした)導入に合わせて実名運用に切り替えました。
理由は様々ありますが、初回デッカイギの際に自分とコンタクトを取りたがっている人がたくさんいるらしいというのを知り、また関係者の間では公然の秘密(少なくとも名古屋市までは特定できている)となっており、実質的な影響はさほどないだろうという予想がありました。
加えて実名運用したらどうなるのか?という純粋な興味もありました。
実名運用に切り替えた後は大きなトラブルもなく、しばらくするとオフラインのイベント参加時に声を掛けられることが増え、飛び込みの登壇依頼や営業が増えました。
「Twitter(X)見てます」と声を掛けられることも非常に多くなりました。
登壇に対応すると更に名前を知ってもらう機会が増え、オフラインでTwitter(X)のQRコード付きの名刺を交換し、更に認知度が向上するという好循環が続きました。
結果として人脈形成や名前を知ってもらう機会が増え、メリットが非常に大きい状態がしばらくの間続きました。
Twitter(X)のフォロワー数やnoteの閲覧数も順調に伸びていきました。
実名運用に切り替える直前の初回デッカイギでは皆に名前を覚えてもらおうと名刺をバラまきまくっていましたが、1年後の第二回デッカイギの際には自分の前に名刺交換の行列が出来るようになっていました。
5.実名運用のメリットは何か?
ただ注意いただきたいのは、全ての人に取って実名運用がメリットをもたらすわけではありません。
公務員でXをやっている人は無数にいますが、ある人は鍵垢にしたり、一切ポストやコメントをせずにROM専にしている場合があります。
ある人は匿名垢で職場の愚痴をポストしたり、中には同僚や上司の悪口を書いたりしている人もいます。
これらの人が所属や氏名を公開しても何もメリットがありませんよね?
実際調べてみると、実名運用している公務員は、だいたいは首長などの特別職か外部人材(CIO補佐官等)です。
そういう層の人たちにはメリットがあるということです。
実名運用のメリットとは、だいたい以下の3点に集約できると思います。
(1)X上のみならず、リアルな繋がりを構築できること。
(2)個人の実績や信用資本を獲得できること。
(3)組織のブランディングに貢献できること。
もう少し具体的に言うと、匿名垢による発信よりも顔が見えることにより信頼性や重みが増します。「行政実務を知る人の発言」として受け取られやすく、自分の専門領域を外部に示すことによりフォロワーも獲得しやすくなります。
そこから人的ネットワークが広がり、情報収集能力が上がります。
知名度があがると外部から登壇依頼が舞い込むようになり、「○○市には××さんがいる」と認知されるようになれば、組織のブランディングにも貢献できます。
ざっくり言うと、アンバサダーとかエバンジェリストとか呼ばれるポジションに立てる人はメリットがあるということです。
しかし、実際にそのポジションにいる(と私が考える)公務員でも、実名公開している人はほとんど居ません。
具体的に言えば、共創プラットフォームアンバサダーでXを実名運用している(していた)のは、自分が知る限り、自分のみです。
これはなぜでしょうか?
それは、シンプルに実名運用のデメリットがメリットを上回っているからだと推測します。
仮に自分のようにデメリットを抑えてメリットの方を大きく出来ると考える人であっても、時間経過とともにデメリットの方が増加していき、結果として生き残れないからだと自分の実体験から理解しました。
続いてそれを説明します。
6.実名運用のデメリット
公務員かどうかに関わらず、ほとんどの人が実名運用をしないのは大きなデメリットがあるからです。
大きく分けると以下の3点です
(1)所属組織に波及するリスク
(2)自身の服務規律とキャリアへのリスク
(3)私生活・安全面のリスク
これらのリスクは主に炎上によって顕在化します。
ぶっちゃけますが、炎上に加担する人の多くは理性的とは言いづらく、メタ認知能力が高いとは言えず、長文や前後のポストのつながりを理解するのが苦手です。
ですので「これは個人のアカウントで所属組織とは関係ありません」と書いてあっても、それを無視して多くの人が所属組織に突撃してクレームを入れます。これにより、自分の所属組織に非常に大きな迷惑をかけることになります。
次に炎上に加担する人の一部は、過去ポストを徹底的に調査し始めます。それにより新たな叩きネタがないか探すためです。とりわけ叩かれやすいのは職務専念義務違反や信用失墜行為などです。
また、実名か匿名かに関わらず、ソーシャルメディアの利用においては職務専念義務違反、守秘義務違反、信用失墜行為等の関連法規に抵触しないよう留意せねばなりません。しかし、そもそもこれらの法規は運用が難しいものであり、公務員叩きに利用されやすいルールでもあります。
消防隊員が熱射病防止のためにコンビニで飲み物を買ったら投書されたとか、神社の神事でチームプレイをしたら炎上したとか、まあ色々ありますよね。
元々公務員は叩かれやすい職業であり、根拠法の運用も非常に曖昧で主観的な判断により運用されます。
例えば職務専念義務は勤務時間の7時間45分休みなしに全て集中しろというわけではありません。仕事に関係ないアイスブレイク的な雑談が直ちに法律違反になるわけではありません。しかし公務員を叩く人はえてしてこの基準でクレームや投書を行ってきたりします。
自組織における職員のソーシャルメディア利用がどのような扱いになっているかも要注意です。
名古屋市のように職員が個人でソーシャルメディアを利用するためのガイドラインが整備されていれば良いのですが、所属組織によっては実名運用はもちろん、ソーシャルメディアの運用自体に理解を得られるのが難しいかもしれません。そうした場合に実名運用が明るみになると、服務規律面の問題が生ずるかもしれません。
とりわけガイドラインが整備されていないような場合には、人事担当やコンプライアンス担当のさじ加減1つでキャリアに傷がついてしまうかもしれません。
炎上した際に人事担当やコンプライアンス担当がどれだけ自分を守ってくれるかも重要です。
「これで職務専念義務違反や信用失墜行為というのは無理があるだろう」というケースであっても、薄情なところだと面倒なので炎上した本人をとっとと処分して終わりにするかもしれません。
更には、炎上により私生活や安全面にリスクが生ずる場合もあります。
残念ながら炎上に加担する人の一部は、炎上対象に対して何をやっても良いと思っている節があります。そしてその結果に対して責任を取りません。
例えば、過去ポストから住所を特定して現地に突撃したり、家族を特定してストーカー行為や嫌がらせ行為をしたりするようなケースが見受けられます。
これらは許されざることではありますが、残念ながら事実として過去にそういう事例は起きてしまっています。
7.リスクを抑える工夫
ここまで読んでいただいた方は、実名運用にメリットがあるとはいえ、デメリットを勘案すると割にあわないということが理解いただけたかと思います。
しかし見方を変えると、デメリットのほとんどは炎上が無ければ顕在化しません。ですので、炎上リスクを極力抑えるような運用をしていれば、しばらくはデメリットがなくメリットのみを享受できる運用が可能です。
病気の発症する要因が、主因(病原体)、誘因(宿主)、素因(環境)の3つに分類できるように、炎上の発火原因も主因、誘因、素因の3つの要素に分類できます。
これらの3要素をできるだけ極小化することが、言わば実名運用のコツということになります。
8.主因(問題視されるポスト)を避ける
まず、炎上を引き起こすようなポストをしないということです。簡単に言えば、ネガティブなポストやセンシティブな話題のポストを極力しないということに尽きます。
ネガティブなポストをしないというのは、他人下げやクソリプをしないということです。
例えば、公務員の匿名垢で良く見られる同僚や上司の悪口、職場の風土や労務環境の悪さの愚痴、態度の悪い客の晒しなどはタブーです。(無論、匿名なら良いというわけでも無いのですが)
センシティブな話題と言うのは、賛否両論で感情的な論争になりやすい話題です。
例えば、ジェンダー、LGBTQ、NSFW、人種、宗教、政党、育児、財テク、金融資産などです。
とりわけ育児は安全そうな話題に見えて炎上率が高いので要注意です。残念ですが、子育てしていて幸福そうな公務員を見かけたら、めちゃくちゃ叩きたくなる人が世の中には一定数居るのです。
あとは法令違反が疑われるようなポストは避けます。
通常であれば勤務時間帯であるポスト(職務専念義務違反)、ミームに使われる漫画の切り抜きコピペ(著作権法違反)などです。
他にも様々ありますね。自慢と取られかねないポストをしない。レッテル貼りをしない。舐めた態度を取らないなどです。
ここら辺はさじ加減が難しいところでもあります(´・ω・`)
まあともあれ、こうしたリスクが高いポストをしてしまわないように、すぐにポストせずに下書きにしていったん時間をおくという方法があります。
例えば昼休みに思いついたポストを下書きに記載し、業務時間が終了してから改めて下書きを確認して「ネガティブ要素は無いか、他人がこのポスト見てどのように思うか」を考えます。
あと重要なのは、こうしたポストを定期的に掃除するということです。
例えば身内に関する喜ばしいポストしたくなるような話題、例えば「息子が大学合格したぞー」とかはポストしても良いですけど、一定期間で消します。いいねや祝福コメントがついて勿体ないかもですが、家族を守るためです。
もちろん、そもそもポストしないのが一番安全ではありますが、余りに私生活の色を消し過ぎると人間味や親しみが失われますので、難しいところです。
なお、そういう過去ポストが探しきれないという悩みがあると思いますが、ここは流行の生成AI、Grokを活用しましょう。
「自分のポストの中で家族について言及しているポストを全部リストアップして」「自分のポストの中で炎上の原因になりそうなポストをリストアップして」というように尋ねれば、中々良い感じに示してくれます。
言うまでもありませんが、生成AIの過信は禁物です。
他には、知らない人に無闇にリプや引用ポストをしない、クソリプが来た際にカッとなって反論しない、というのもありますが、これは9誘因や10素因の要素の方が大きいので、そちらで詳しく説明します。
ちなみに、どうしてもこうしたネガティブ要素を含む話をポストしたい場合は、Xに直接ポストするのではなく、note記事などにまとめておいてリンクをはるのが安全です。
Xでの収益化やアフィリエイトの経験がある方には理解していただけると思いますが、人は驚くほどリンクを踏み越えて先に進むことはありません。
9.誘因(炎上に加担するユーザー)を避ける
これは簡単に言えば、付き合う人を選びなさいということです。極論ですが、叩く人がいなければ炎上も起こりえないというわけです。(実際はそんなに単純な話ではありませんが。)
もうちょっと分かりやすくストレートに書きましょう。
肌感覚で皆さんある程度理解していると思われますが、Xには他人を叩くことを生きがいとしているようなユーザーが大勢居ます。
そのユーザーのプロフィールを見ると、自分からはほとんどポストをせず、他人にクソリプばかり飛ばしているような人です。
そういう人からフォローされていると、当然炎上リスクが高まりますよね?
ひたすら無視していても、ネチネチ暴言を吐かれて、かっとなって相手をしてネガティブ要素のあるポストをしてしまい、それが炎上要因になるかもしれません。
ですので、そういう人が視界に入ったら即ブロックです。早ければ早いほど良いです。
自分のTLにそういう人が見えているということは、相手からも自分が見えている可能性があるということです。早めにブロックして距離を置きましょう。
間違っても話せば分かるはずなどど考えてリプを飛ばさないように。話が通じない人は世の中にたくさんいるのです。
これは相手から(クソ)リプが飛んできたときも同様ですが、ブロックするタイミングには注意です。
知らない人からリプや引用ポストが来たら、まず相手のプロフを確認します。話が通じそうな人ならコメントしても良いですが、危険人物だと思った場合はスルーします。ミュートに放り込んでも良いでしょう。
そしてほとぼりが冷めたころにブロックに放り込みます。その場ですぐブロックすると、逆に暴れられたり粘着されたりして面倒です。
そういう人たちは常に叩ける人たちを探しているわけで、別にあなたでなくともかまいません。数日経てば忘れてしまいますので、そのころにブロックに切り替えます。
場合によってはTLがそういう危険なユーザーだらけでキリがないという状況になるかもですが、そもそもそういう状況にならないようにすることが重要です。
これは次の10素因にて説明します。
あと重要なのはブロックしたという宣言をしないことです。
ブロックは拒絶ではなく危険なユーザーから距離を置く安全装置ですが、そう考えない人もたくさんいます。
要するにブロック行為宣言もネガティブ要素ポストにカテゴライズされますので、余計な事は言わないようにします。
10.素因(炎上しやすいタイムライン)を避ける
最後は危険な場所に近づかないということです。Xのアルゴリズムと炎上に加担する危険ユーザーの行動を理解した上で、そうした危険ユーザーをなるべくタイムラインに表示させないような行動を心がけるということです。
XでたまたまTLで見かけた猫の写真をいいねやリポストしたら、TLが猫だらけになった経験はないですか?
これはXがそのようなアルゴリズム仕様になっているからです。
猫の写真が添付されたポストにいいねやリポストをすると、Xが「このユーザーは元ポストに関心がある」と判断(スコアリング)し、元ポストの類似ポストがたくさんTLに現れるようになります。
ここまで読まれて気づかれた方も居ると思いますが、要は炎上に加担する危険ユーザーと同じ関心事項とXに判断されてしまうと、周囲が危険ユーザーだらけになり非常に危険だと言う事になるわけです。
ですので、危険ユーザーが関心の薄いTLにすることが重要です。
危険ユーザーはネガティブな時事ネタが大好物ですので、必然性が無い限り、そういう話題に触れるのは避けます。
過激発言をして定期的に炎上するインフルエンサーの周りにも危険ユーザーが無数に居ますので、そうしたインフルエンサーに近づかないようにします。先行ブロックしておいても良いでしょう。
逆に危険ユーザーは専門分野の話題や長文が大嫌いです。なので、自分がポストやリポストする話題はなるべく専門分野の話題にします。
時々クソリプが飛んでくるかもしれませんが、スルー放置して数日後にブロックすればOKです。
11.バズるのは良い事とは限らないし、フォロワーは味方とは限らない
実名運用を長く続ける上で非常に重要な事は、数字を追わない事です。
数字とはインプレッション数やフォロワー数のことです。
発信活動を続けてインプレッション数やフォロワー数が増えるのは嬉しい事ではありますが、それを追い求める事が目的になると本末転倒です。
とりわけ数字を追い求める行動は、得てして今まで説明してきたような危険行動を伴います。流行りの話題に乗っかったり、炎上している人にリプを飛ばしたり引用ポストをしたりしてしまいがちです。
とりわけ自分のポストがバズると一気にインプレッション数やフォロワー数が増えますので、また同じようなポストをしてバズりたいと思うかもしれませんが、そもそもポストがバズるのは必ずしも良い事とは限りません。
むしろ望ましくない方が多いのです。
なぜならば、バズるのと炎上するのはベクトルの違いだけで、本質的には同じだからです。ちょうど発酵と腐敗の関係のようなものです。
バズることによって、せっかく炎上に加担する危険ユーザーから距離を置いていたのに、彼らの目に留まることになります。
フォロワーも激増しますが、彼らの大半は専門分野の発信内容に惹かれたからではなく、生意気な実名公務員を見つけから隙があったら叩いて炎上させてやろうと監視リストに放り込んでいるだけです。
フォロワーが増えれば増えるほど監視の目が増えるという事です。
ですので、バズったら今まで以上に注意せねばなりません。
彼らは「VPCエンドポイントをゲートウェイ型にするかインターフェース型にするか…」といった話題には一切興味がありませんので、専門分野のポストを今まで通りに続けていれば、関心が薄れてフォローを外します。
フォロワーが減ることは監視の目が減ることであり、実名運用を続けるにあたってはむしろ良い事です。
12.それでも起きてしまった炎上
さて、自分は上記に書いたような事を心がけ、極力炎上しないように実名運用を続けてきました。
しかし、ただ1回だけ炎上が起きてしまったことがあります。
この記事を書くことにより、やり取りの相手方に迷惑がかかるのを避けるため、具体的なポストや相手が誰かは示しません。
きっかけはあるクリエーターの方とのやり取りです。
そのクリエーターの方は自分の作品の宣伝以外に、政治的な要素を含むポストを多くされていました。もちろん誰がどのようなポストをするのも自由です。ただ、政治的なポストを嫌う人が多いのも事実です。
政治的ポストが混ざることが商業的な機会損失になることは勿体ないので、純粋な善意で「商業用のアカウントと私的な意見を発信するアカウントを分けてはどうか?」とコメントしました。
普段ならこんなコメントはしないのですが、まあ魔が差したんでしょうねえ(´・ω・`)
回答はざっくり言えば「余計なお世話だ」でした。それに対して「そうですか、大変失礼しました」と謝罪して返しました。
基本的に当事者とはこれで円満に会話が終了したという認識です。
しかしその後、相手方の取り巻きが自分のアカウントを燃やしに来ました。曰く「役人が言論弾圧をしてきた」と。
( ゚Д゚)ハァ?という感じで粛々とブロックをする作業を2日間ほど実施しました。中にはサブアカウントのゲーム垢まで出張して来たのも居ましたが、資格試験垢の方には誰も来なかったので、まあそういう危険ユーザーがどういう層なのかお里が知れるというものですな( ̄▽ ̄;)
で、先に書いた通り、こんな内容でも自分の所属組織へのクレームがあり、人事担当やコンプラ担当にだいぶ迷惑をかけてしまいました。
元ポストは役所とは全く関係が無いわけで、特にネガティブな要素も含んでないと自分は考えます。もちろんコンプライアンス的にも何も問題ありません。
まあ言うなれば地雷を踏んだようなもので、努力によって炎上の確率を下げることは出来ますが、完全にゼロには出来ないということかと思います。
13.炎上していなければ問題が無いわけではない
先の炎上はそこそこ前の話で、実名運用をやめるのはそれがきっかけではありません。
実は、クレームは炎上していなくても来ます。フォロワーには一定数危険ユーザーが混じっていて監視されているという話をしましたが、彼らがXで直接行動を起こすとは限りません。
X上では鍵垢ROM専で、何か見つけたら所属組織に直接クレームを入れる層がごくわずかではありますがいるのです。
X上でのクソリプであれば、逆にそれを叩かれるという事態もあり得るわけですが、所属組織へのクレームは当然公開されることはありませんので、どんな馬鹿げたくだらない内容でも成立します。

クレーマーの行動の是非についてはさておき、ここで問題なのは、形式的に成立していれば、クレームとして正規の事務処理を行わなければならないということです。
即ち担当の人件費が発生しているということ、言い換えれば税金が費やされているという事です。
自分のXアカウントは、あくまで公務外の情報収集&人脈形成&自己研鑽を目的とした私的なアカウントですが、メタ的に言えばそのランニングコストとして税金が使われていることになります。
別に自分は悪いことをしているわけではありませんが、この構造は良くありません。
そしてこれは防ぐことはできません。何かの機会に粘着クレーマーに一度目をつけられたら終わりです。
これが、自分がXアカウントの実名運用を終了するに至った理由です。
自分のXアカウントは非常に役に立っていますが、名古屋市の税金を費やしてまで続けることは望みません。
14.総括
結局のところ、公務員の実名運用はネットワーキングを中心にメリットはあるものの、構造的に長期間は続けることができないものだと思いました。
しかし、システム標準化の初期、全国で同じように頑張り、苦しんでいる仲間たちと短期間で繋がりを持つためには非常に効果的だったと思います。
2025は既に過ぎ、自分は十分な知名度を得ました。運用にあたってコンプラ担当や人事担当に迷惑をかけてしまったのは申し訳ないのですが、トータルとしては非常にメリットがあったのではないかと思います。もう十分だと思いました。
なお、終了するのはXのみであり、note記事はこれからも定期的に更新していくのでご承知おきください。
クレーマーはリンクを踏みませんし、5000字とか10000字とかの長文は読まないので、ここは安全地帯なんですよ、へへっ( ̄▽ ̄;)
