札幌場外市場 私のお宝5選
道内外の青果・水産物が取引される札幌市中央卸売市場(中央区北12条西20丁目)。隣接する場外市場はカニやイクラ、夕張メロンなどの土産を求めるお客さんでにぎわっています。
「場外市場は観光客のための場所」。そんなイメージを持っている人は多いと思います。でも、市民だからこそ知る、お得な買い物スポットも数多くあるんです。今回はその中でも私がよく利用するおすすめの店を紹介します。
①塩鮭

納豆と並んで朝食に欠かせない塩鮭。場外市場には鮭の加工品で有名な佐藤水産があり、こちらにも普段使い向けの切り落としが売られています。
でも、私がいつも利用するのは、綜合食品卸売市場内の「蟹ゆで名人」。一見するとカニ専門店ですが、冷凍ケースにはお得な塩鮭の真空パックが並んでいます。

紅鮭は500g入りのかまが540円、切り落としは何と324円。本来の旬である秋ではなく、春から初夏にかけて北海道の沖合で獲れる希少な「時鮭(トキザケ)」のカマも300g540円で販売されています。

店によると、「自社加工の際に出る端材を活用しているからこそ実現できる価格」とのこと。高級品と変わらない味を手頃な価格で楽しめます。

私は普段使いに紅鮭を購入しています。北海道で一般的なシロザケに比べ、色合いだけでなく味も濃厚に感じられ、お気に入りです。
では、500グラムとはどれくらいの量なのでしょうか。

実際に持ち帰って数えてみると、カマは12切れ入っていました。2切れずつ食べても6食分。
良質なたんぱく質に加え、骨を丈夫にするビタミンD、シミやシワの原因となる活性酸素を除去する働きがあるアスタキサンチンと、栄養豊富なスーパーフードを格安で味わえます。
②卵

続いて、歩いてすぐの札中卸センターへ。こちらは価格が高止まりしている卵をリーズナブルに買える専門店が入っています。

その名も「ビッグエッグ札幌」。創業は1988年。同じ年に開業した東京ドームの愛称「ビッグエッグ」にあやかったのかもしれません。

スーパーで1パック300円を超える時期でも、ここではSサイズ220円、MSサイズ250円で販売していました。場外市場を訪れた際には、ついで買いをしておきたい一軒です。
③野菜

札中卸センターには八百屋もあります。「冨士商店」では野菜だけでなく、果物や菓子、日配品まで幅広く扱っており、普段の買い物にも便利です。

見切り品コーナーも充実しているので、すぐ使う予定の野菜はこちらで探してみるのをおすすめします。
④海鮮丼

朝食や少し早めの昼食を取るなら、「さっぽろ朝市」へ向かいましょう。

入口近くに並ぶ2店はいずれも海鮮丼が人気。特に数量限定のワンコイン丼は、午前7時の開店を目指して行かないと、あっという間に売り切れてしまいます。

「丼兵衛」の海鮮バラちらし(500円)は、この日も開店から2時間足らずで完売。

丼兵衛はあきらめ、向かいの「北の宝」へ。

こちらでも数量限定の「海鮮まかない丼」が500円。マグロ、サーモン、白身魚、エビ、とびっこ、卵がぎっしり盛られ、味噌汁と漬物まで付いてワンコインという破格の内容です。これを食べるだけでも訪れる価値があると思います
⑤海鮮福袋

最後に訪れたのは、さっぽろ朝市の道路向かいにあるシハチ鮮魚店の工場直売所です。北24条や狸小路にある系列の海鮮丼店は、観光客が行列をなすほどの人気です。

加工場では食事はできませんが、3種類の海鮮福袋を販売しています。大3000円、中2000円、小1000円です。
私は週末に魚料理をまとめて作るとき、小サイズをよく購入します。中身はその日のお楽しみですが、職員さんが魚の種類やおすすめの調理法を教えてくれるのもうれしいところ。この日は北海道では珍味として知られるハッカク3尾に、カレイとマダイのあらが入っていました。ハッカクは道民でもなかなか口にする機会のない希少な魚です。

帰宅して袋を開けると、どれも予想以上の大きさ。さっそく調理に取りかかりました。

カレイは煮付け、マダイはあら汁に。
鮮度は抜群で、とてもおいしい夕食になりました。

翌朝はハッカクを塩焼きに。淡泊な白身なので、大根おろしを添え、ポン酢でいただくのがおすすめです。タイのあら汁も家族で2日間楽しめました。
このように、場外市場には、観光客だけでなく札幌市民の胃袋も満たしてくれる店が点在しています。たまに買い出しに出かけてみると、新たな「お宝」を発見できて楽しいですよ。
