ひさしぶりにArchLinuxをセットアップした
久しぶりにLinuxデスクトップをセットアップしてみた。何年か前に購入したHP Pavilion Aero 13 BeにArchLinuxをインストールしてみました。ArchLinux自体は10年以上使っていたのですが、フリーランスエンジニアになり仕事に自前のPCを使うことが出てきたのでここ数年はUbuntuにしていました。Pavilion Aero 13 Be はサブ機であまり役割を与えられていなかったのでちょうどよかった。

KDE Plasmaがなかなか良い
デスクトップ環境にはKDE Plasma を選択。KDE自体は試したことがある程度で、実運用は避けてきました。というかデスクトップ環境を選択するということ自体をあまりしてこなくて、メイン環境はずっとGNOME。今回あえてKDE Plasmaを選んだ理由のひとつにWaylandを評価したかったというのがあります。メイン機のUbuntuも最近はWaylandで運用しています。
KDE Plasma、ちょうど6.6が登場したばかりでもあります。GNOMEと
異なり、カスタマイズ性がとても高い。Mac風やWindows 11風のパネルを作ってみるのも簡単です。遊び心や細かいチューニングを楽しみたい気持ちに高い水準で答えてくれる印象です。
あまり使いこなせてはいませんが、KDE 標準アプリケーションはかなり充実しています。クリップボードのマネージャーやスマホと連携できる KDE Connect (これはGNOMEでも使ってました) など。触ってて初めて知ったのですが、Kritaって元々KDE標準のオフィススイートだったのですね。
ちょっといまいちなのは、オンラインアカウントとの統合がGNOMEより弱いかもしれません。KDEの設定画面でGoogleなどのオンラインアカウントを登録できますが、KDE標準のカレンダーアプリであるKOrganizerにも同じようにアカウント登録しないといけない。標準アプリならこのあたりも統合してくれたらよさそうなもの。ファイルマネージャのDolphinでGoogle Driveを開けなかったといった問題もありました。
Waylandはいまのところ安定
肝心のWaylandですが、普段使う多くのソフトウェアはWaylandネイティブで動作しています。若干あやしいものもありましたが、設定等で概ね解決できています。過去に試したときには看過できない問題が多くて、X11セッションで運用していました。
このあたりはもう少し運用していくなかで気になる問題はでてくると思いますが、通常の利用に問題になるようなことは少なそうです。
セキュアブート下での導入はかなり大変だった
ArchLinuxをセキュアブートで運用することをひとつの目標にしていたんですが、これがそれなりに大変でした。grub2 ではなく、今回は初めてsystemd-boot を使ってみたのですが、ArchWikiとChatGPTに相談しつつだいぶ苦戦しながらインストールを完了させました。再起動してBIOSを開く、インストールメディアから起動してマウントしchrootするのを何度繰り返したことやら。
ArchLinuxの導入は元々けっこう面倒くさいものですが、UEFI・セキュアブート下でのインストールのステップは、ArchWikiで見てもかなり大変でした。Ubuntuとかならそんな苦労もないんだろうとは思いますが、ArchLinuxの場合はそういうトラブルシューティングの過程を経てブートプロセスがなんとなく理解できたりするのが美点かもしれませんね。
そのほかに導入したもの
plymouth を導入してみました。起動画面をグラフィカルにできます。他のLinuxディストリビューションだとだいたい入っていることが多いですね。遊び心として
指紋認証を有効にしました。Pavilion Aero 13 Be には指紋認証のセンサーがついています。搭載されているセンサーはElan製のもので公式にサポートされていないのですが、 freedesktop.org に対応するマージリクエストがありました。まだmainブランチに取り込まれていないのですが、AURのPKGBUILDをビルド・インストールして指紋認証によるロック解除ができるようになりました
モバイル性が高いラップトップ機であるため、ハイバネーションは有効にしました。Ubuntuもそうだったと思いますが、ハイバネーションはデフォルトで有効になっていないことが多いですね。なんでだろう
ハイバネーションからの復帰に失敗する状況が少しあったので、カーネルはLTS版にしてみました。いまのところは問題なさそうではありますが、本当に作用していたかは不明
ArchLinuxなので、必要だと気づいたものはそのときインストールしたり有効化していく感じになるのでしょう。そういうものです。
