キオクシア相場に乗り遅れた人へ──次に来るNAND・半導体メモリ関連「厳選20銘柄」完全マップ
生成AI相場の主役はGPUだけではありません。AIサーバーが増えれば、演算を支えるHBM、学習データや推論ログを保持するSSD、データセンター向け大容量NANDの重要性が一段と高まります。キオクシアはフラッシュメモリとSSDの有力企業であり、四日市工場・北上工場を軸にフラッシュメモリ需要へ対応していると説明しています。NAND型フラッシュメモリは高密度化に適した記憶媒体であり、スマートフォンだけでなく、SSD、サーバー、AIデータセンターへ用途が広がる構造です。(KIOXIA Corporation)
足元では、メモリ市況そのものが大きく変化しています。WSTSは半導体市場の拡大でメモリが再び成長を主導するとし、SEMIも300mmファブ装置投資が2026年、2027年に拡大する見通しを示しています。さらにGartnerは、2026年のDRAM・NAND価格上昇を伴う「memflation」に言及しており、メモリ不足と価格上昇がサプライチェーン全体に波及しやすい局面です。(WSTS)

ただし、キオクシア本体だけを追いかけるのは、相場の入口を一つに絞りすぎる見方です。NANDやDRAMの増産には、成膜装置、洗浄装置、搬送ロボット、検査部品、超純水、特殊ガス、高純度薬液、シリコンウェーハ、CMPスラリー、後工程装置まで多層的な企業群が関わります。本記事では、東証に現在上場している銘柄をJPXの上場銘柄一覧も確認しながら、キオクシア相場の次に波及しやすい20銘柄を、工程別の「完全マップ」として整理します。JPXの東証上場銘柄一覧は2026年5月末基準のリストが2026年6月3日に更新されています。(JPX)
免責事項
本記事は、日本株のテーマ研究を目的とした情報提供であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。掲載情報の正確性には注意していますが、将来の株価、業績、配当、上場維持を保証するものではありません。最新の決算、業績予想、リスク情報は各企業のIR資料、有価証券報告書、適時開示で必ず確認してください。
【3D NANDの膜づくりを担う中核装置】KOKUSAI ELECTRIC (6525)
◎ 事業内容:
半導体製造装置の開発・製造・販売・搬入・セットアップ、保守サービスを主力とする装置メーカーです。特に成膜プロセス関連に強く、バッチ成膜装置や膜質改善装置などを展開しています。(国際電機)
・ 会社HP:
◎ 注目理由:
NANDやDRAMの製造では、薄膜を均一に積み重ねる成膜工程が極めて重要です。3D NANDはメモリセルを縦方向に積層するため、世代が進むほど膜厚、均一性、量産安定性への要求が高まります。KOKUSAI ELECTRICは、ロジックよりもメモリ投資の波を受けやすい成膜装置の代表格であり、キオクシア相場の「次の連想先」として見られやすい企業です。半導体市況が回復しても、装置メーカーの業績は受注、出荷、検収のタイミングでずれるため、株価材料は決算前後だけでなく受注環境の変化にも出やすい点が特徴です。メモリメーカーが先端3D NANDやDRAM向け投資を再開する局面では、同社の成膜装置とサービス収入の両面に注目が集まりやすいです。
◎ 企業沿革・最近の動向:
前身は日立国際電気の成膜プロセスソリューション事業で、2018年に再編され、2023年10月に東証プライム市場へ上場しました。直近ではIRニュースで自己株式消却や株主総会関連情報などを開示しており、上場後の資本政策にも投資家の視線が向いています。(国際電機)
◎ リスク要因:
メモリ投資の先送り、中国向け装置需要の変動、顧客の設備投資サイクルに業績が大きく左右される点に注意が必要です。
◎ 参考URL(みんかぶ):
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
◎ 参考URL(カブヨミ):
【ウェーハ洗浄の本命格、3D NANDの歩留まりを支える】SCREENホールディングス (7735)
◎ 事業内容:
半導体製造装置、グラフィックアーツ機器、ディスプレー製造装置、成膜装置、プリント基板関連機器などを展開する装置メーカーです。半導体分野では洗浄、塗布・現像、熱処理、検査・計測など幅広い工程に装置を供給しています。(スクリーン)
・ 会社HP:
◎ 注目理由:
3D NANDの製造では、膜を積み、穴を開け、洗浄し、再び膜を積むという工程が繰り返されます。微細化・高積層化が進むほど、パーティクルや金属汚染をどれだけ抑えられるかが歩留まりを左右します。SCREENは枚葉式洗浄装置で強いポジションを持つ企業として知られ、半導体プロセスの中でも「見えにくいが不可欠な工程」に深く入り込んでいます。NAND投資が再開すると、成膜・エッチングだけでなく洗浄工程の能力増強も必要になり、同社への連想が働きやすくなります。大型株ではありますが、キオクシア、海外メモリ、ロジック、パワー半導体まで広く関わるため、メモリ市況回復の確認銘柄としても使いやすい存在です。
◎ 企業沿革・最近の動向:
印刷製版技術を源流に、半導体製造装置へ事業領域を広げてきた企業です。近年は半導体プロセス向け装置の開発に加え、米国での研究開発拠点活用など、次世代プロセス対応を強めています。(SCREEN セミコンダクタリーソリューションズ)
◎ リスク要因:
装置株として景気敏感度が高く、半導体投資の延期、為替変動、輸出規制、競合装置メーカーとの価格競争がリスクです。
◎ 参考URL(みんかぶ):
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
◎ 参考URL(カブヨミ):
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