選挙期間中に仕込みたい!政策恩恵が期待できる「国策銘柄」厳選20選
市場には古くから「選挙は買い」というアノマリー(経験則)が存在します。選挙期間中は、与党が票を獲得するために、経済対策や大型補正予算、特定産業への支援策など、耳触りの良い政策を次々と打ち出す傾向があるからです。これが投資家心理を刺激し、株価の上昇圧力となりやすいのです。
特に注目すべきは、単なる市場全体の上昇ではなく、その時々の政権が掲げる「スローガン」に合致したセクターへの資金流入です。過去を振り返っても、小泉政権下の「郵政解散」では構造改革関連が、安倍政権下の「アベノミクス」では金融・輸出関連が、岸田政権下では「新しい資本主義」としてスタートアップや防衛、原発関連が動意付きました。
2026年現在、日本が直面している課題はより深刻かつ明確です。「地政学リスクの高まりによる防衛力の抜本的強化」「少子高齢化による労働力不足と社会保障の維持」「地方創生とインバウンド需要の拡大」、そして「デジタル敗戦からの脱却を目指すDX(デジタルトランスフォーメーション)とAI・半導体戦略」です。これらは、どの党が勝とうとも避けては通れない「国策」であり、そこに予算が投じられることは確定的な未来と言えます。
相場の格言に「国策に売りなし」という言葉があります。政府が多額の予算を投じ、法整備を行って推進しようとする分野には、必然的に巨大なマネーが流れ込みます。こうした大きな潮流に乗ることこそが、個人投資家が利益を上げるための最短ルートであり、王道です。
今回は、選挙期間中という「期待感」がピークに達するタイミングで仕込んでおきたい、あるいは監視しておきたい銘柄を20社厳選しました。誰もが知る超大型株(トヨタやソニーなど)は除外しています。なぜなら、選挙相場で本当に大きく跳ねるのは、時価総額が数千億円〜数兆円規模で、かつ特定の政策テーマに深く突き刺さっている「中核銘柄」だからです。
防衛、少子化対策、DX、国土強靭化、GX(グリーントランスフォーメーション)……。日本の未来を左右する重要テーマに関連し、業績もしっかりと付いてきている(あるいは黒字転換が近い)実力派企業を深掘りしました。ボラティリティ(価格変動)が高くなる局面も予想されますが、それはチャンスの裏返しでもあります。ぜひ、ご自身のポートフォリオのスパイスとして、あるいは主力として検討してみてください。
※投資に関する免責事項 本記事は、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。紹介する銘柄は、過去のデータや現在の市場環境に基づいた分析結果ですが、将来の株価上昇を保証するものではありません。株式投資には元本割れのリスクが伴います。投資判断は、必ずご自身の責任において行ってください。市場環境の急変、企業の業績悪化、予期せぬニュースなどにより、株価は大きく変動する可能性があります。
【防衛装備品の隠れた本命】東京計器株式会社 (7721)
◎ 事業内容: 船舶港湾機器、油空圧機器、流体機器、防衛・通信機器などを手掛ける精密機器メーカー。特に防衛省向けの事業比率が高く、戦闘機や艦艇向けのレーダー警戒装置、慣性センサ技術、コックピット表示装置などで高いシェアを誇ります。民間向けでも建設機械やプラスチック射出成形機の制御システムなどで強みを持っています。
・ 会社HP:
◎ 注目理由: 地政学リスクの高まりを受け、日本の防衛費増額は既定路線であり、選挙公約でも必ず争点となる「国防」。東京計器は防衛関連銘柄の中でも、三菱重工などの超大型株に比べて値動きが軽く、個人投資家の資金が向かいやすい特性があります。特にF-35戦闘機関連やミサイル誘導装置など、現代戦に不可欠なハイテク機器を供給しており、防衛予算の「質的向上」の恩恵を直接的に受けます。PER等の指標面でも過熱感が比較的薄く、押し目買いの好機と見ます。
◎ 企業沿革・最近の動向: 創業1896年、日本初の計器メーカーとしての歴史を持ちます。最近の動向としては、防衛省からの受注残高が積み上がっており、業績の安定的な下支えとなっています。また、民間向けでは半導体製造装置向けの流体計測機器の需要も回復傾向にあり、防衛と民需の「双発エンジン」で収益性が向上しています。水素ステーション向けの機器開発など、次世代エネルギー分野への布石も打っています。
◎ リスク要因: 防衛予算の執行スケジュールの遅れや、原材料価格の高騰による利益率の圧迫が懸念されます。また、防衛関連特有の「平和なニュース」が出た際の一時的な売り圧力にも注意が必要です。
◎ 参考URL(みんかぶ):
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
【ガバメントクラウドの要】さくらインターネット株式会社 (3778)
◎ 事業内容: 国内最大級のデータセンターを運営し、ホスティングサーバやクラウドサービスを提供する独立系企業。日本政府が推進する「ガバメントクラウド」の条件を満たす国内事業者として認定されており、経済安全保障の観点からも重要な立ち位置にあります。生成AI向けのGPUクラウドサービスにも注力しています。
・ 会社HP:
◎ 注目理由: 「デジタル敗戦」からの脱却と「AI主権」の確立は、選挙における成長戦略の目玉です。外資系クラウドへの依存脱却を目指す国策において、さくらインターネットは国内勢の筆頭格。特にNVIDIA製GPUを搭載した生成AI向けクラウド基盤への巨額投資に対し、政府からの助成金が決定するなど、国策の追い風を一身に受けています。データ主権(ソブリンクラウド)の重要性が叫ばれる中、公共・自治体向け案件の獲得期待が株価を支える強力な材料です。
◎ 企業沿革・最近の動向: 北海道石狩市に巨大なデータセンターを構え、再生可能エネルギーを活用したグリーンな運営でも注目されています。最近では、デジタル庁のガバメントクラウド整備事業への参画に加え、生成AI開発を行う企業への計算資源提供で急速に存在感を高めています。株価は期待先行で動く傾向が強いですが、実需が追いついてくるフェーズに入りつつあります。
◎ リスク要因: 先行投資負担が重く、減価償却費が利益を圧迫する局面があります。また、GPU調達の遅れや、外資系巨大テック企業(AWS, Azure等)との価格競争激化がリスク要因です。
◎ 参考URL(みんかぶ):
◎ 参考URL(Yahoo!ファイナンス):
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