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出版のお知らせなのに、読んでいるうちに涙がにじむ。ゐっささんの絵本のはじまり📗


ゐっささんのこの記事は、新しい絵本の出版告知でありながら、それだけでは到底おさまりません。

3月20日に初出版を迎える『トーラときんのりゅう』のはじまりを語るこの文章には、作品が生まれるまでの裏側だけではなく、長い年月をかけて抱えてきた喪失、深い御縁、そしてようやく辿り着いた癒しと旅立ちの祈りが、息づくように流れています。

読んでいるうちに、これはただの告知ではなく、ひとつの魂の通過儀礼なのだと気づかされます。

そもそもの始まりは、10年以上にわたって共に歩んできた著者・みこみわさんとの御縁でした。

子育て支援の現場で、支え合い、灯台のように学び合いながら走り続けてきた二人。その時間があったからこそ、この絵本には、きれいな物語以上のものが宿っています。

けれど、この記事が本当に胸を揺らすのは、出版間近の今になって、ゐっささん自身が、過去に旅立った我が子への想いと、あらためて向き合っていく場面です。

何十年も、ぎゅっと抱きしめたまま離せなかった悲しみ。病とともに手放すしかなかった命への想い。

もういないことは、頭ではわかっていたはずなのに、心のどこかでずっと腕の中にとどめ、自分の内側に住まわせ続けていたことへの気づき。その告白はあまりにも静かで、だからこそ、読む側の胸の奥まで深く沁みてきます。

愛していたからこそ手放せなかった。苦しかったのは、自分だけではなかったのかもしれない。そんなところまで思い至る、その痛みとやさしさに、思わず息をのみます。

けれど、この文章は悲しみに沈んだまま終わりません。ようやく腕をゆるめ、その子を一つの魂として送り出し、自分もまた夢へ向かって腕を伸ばしていく。

その場面に宿るのは、派手ではないけれど、確かな再出発の光です。長く抱えてきたものを、消すのではなく、愛のかたちを変えて見送る。その静かな強さが、本当に美しいのです。

そして、そのすべてを通って生まれた絵本『トーラときんのりゅう』が伝えようとしていることは、とてもシンプルで、とても大切です。

「今ここにある幸せ」そして「あなたは一人じゃない」ということ。上の子の葛藤に寄り添う物語でありながら、子育て中の人にも、そうでない人にも、子どもにも、大人にも、それぞれの心のどこかへそっと届く余白があります。

答えを押しつけるのではなく、想像し、感じ、会話するための種を手渡してくれる絵本なのだと伝わってきます。

人生の中には、色も点も線も、もう戻らないように思える暗がりがあります。けれど、ゐっささんはその暗がりの奥で、もう一度愛に還ってきました。

だからこそ、この絵本の旅立ちは単なる出版ではなく、癒しであり、祈りであり、未来へ手渡される小さな灯なのだと思います。

もし今、少し心が固くなっている人がいて、もう前に進めないと感じていたら。『トーラときんのりゅう』は、そんなあなたにもそっと寄り添ってくれるかもしれません。

トーラと一緒に旅に出た先で、見せてくれる景色は、きっとやわらかく、あたたかく、あなたの胸の奥に小さな光を灯してくれるはずです。










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龍神 一つひとつのご縁に支えられて続けられています。 本当に、いつもありがとうございます💠✨