バズるとズレる
vol.326
SNSの発達により、全くの無名の店舗でもやり方次第で、有名にさせることもできる時代。
いわゆる、バズらせて成功するというヤツです。
一方、そこには罠もある…
そうアドバイスを送っているのが、『バズらせない地域SNSでひとり起業』の著者で、C&C代表取締役の鈴木智哉さんです。
〈PRESIDENT Online / 2026年7月27日〉
鈴木さんは、SNSの力を使って自身で手がけていた焼肉店「令和ホルモン」を行列のできる「大阪ランチの定番スポット」に。
コロナで閉店に追い込まれてしまいましたが、再起をかけて挑戦したフルーツ大福のお店「金沢フルーツ大福 凛々堂」でも、再びバズらせ人気店にします。
2020年にスカイツリー近くに1号店を出店し、一時はFC店も含めて全国23店舗(直営6店舗)まで拡大。
まさに、SNSマスターです。
一方、懸念点もありました。
もともと凛々堂は40代以上の女性層をターゲットにしていたそうなのですが、店員さんには若い女性が多かったこともあり、アイドル的な要素も掛け合わさり、男性ファンが増えていきます。
全盛期は店員さんへの推し活の熱が凄まじかったようで、例えばライブ配信で、店員さんが
「今日は雨なのでお客さんが少ないです」
とちょっと悲しそうに話すと、わざわざ店に駆けつけ商品を大量に買ってくれるファンもいたり、ギフティング(投げ銭)をしてくれるファンもいたとのこと。
ちなみに、店員さんによってはギフティングで1ヵ月に20万円も稼ぐ人もいたそうです。
(利益は店舗と折半)
ただし、その後は推し活熱は収まり、徐々に店舗は縮小…
現在は2店舗という状況です…
鈴木さんは焼肉店、フルーツ大福店の経営を通じて、SNSの威力を感じつつも、このようにリスク面もお話しされています。
「コントロールの難しさです。SNSの特性をしっかりと学び、それに合った施策を打てば、一定の確率でバズを起こすことは可能です。ただし、不確定要素が大きいのもまた事実です。
来てほしい人にだけ来てもらう、というのはかなり難しい。意図したのとは違う方向に拡散していく可能性が高いのです」。
もしかしたら、「バズでお客さんが押し寄せて、儲かるんだったら、事業者側のコンセプトと多少ズレていたって別に良いじゃないか」と思う人もいるかもしれません。
しかし、鈴木さんは「それでは長続きしない」と断言しています。
バズって来るのは「一度は体験したい」と思っている人。
期待値が高い分、体験して「こんなものかぁ…」と思うことも多いでしょう。
だからこそ、鈴木さんは
「次こそは、一過性のブームではなく、自分自身が心から納得できる『本物』をつくりたい。そう強く願い、僕はまた新たな挑戦に向けて歩み始めました」
と心に誓っているのです。
では、本物とは何か?
以前、老舗人気和菓子店の社長に「本物の味」について聞いたことがあるのですが、その方は
「食べ終わったとき、もう一口だけ食べたいと思わせるかどうか」
と仰っていました。
食べ切って満足では「もういいや」になってしまう。
「もう1個食べたい」だと、食べ過ぎて「もういいや」になる。
「もう一口食べたいけど、もう1個食べるには多い」
こう思わせると「また食べたい」につながるそうです。
つまり、本物の味とは、いかに「また食べたい味」にさせるか。
そこがポイントだと言えるでしょう😊
これは、noteにもつながる話なのではないでしょうか。
「あともう少し、読みたい(記事に触れていたい)」。
バズる記事を目指すよりも、「また次も読みたい」と思わせる記事づくりの方が永く愛されるアカウントとして結果的に大成するのかもしれません🤔
…信じるか信じないかはアナタ次第ですが…(笑)、私個人としては今回の記事が
「次の話も読んでみたい」
という思いを生んで欲しいと切に願っております🙇♂️
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
