インターンは「未来史」がカギ
vol.1775
我が社では8月の1ヵ月間、複数の職種でインターンシップを行っており、今週はマーケティング・プランナーのセクションで実施。
実際の商業施設を想定してプロモーション企画を考えてもらったのですが、今年は歴代でも1〜2を争うほど高レベルでした。
本日の夕方に行われた最終プレゼンを聞きながら、大学生なのに凄いなぁと、ただただ感心。
非常に刺激を受けました😊
このように、夏休み中にインターンシップを実施している会社は多いでしょう。
そこで、今回は最近の傾向をご紹介することにいたします。
キーワードは、ズバリ「未来」です。
人気インターンシップの共通点
まず、企業のインターンシップへの意識です。
株式会社学情が企業・団体の人事担当者を対象に2028年卒生対象のインターンシップなどに関するアンケートを実施。
1dayなどのオープン・カンパニーを実施する企業が過半数を占め、「実施を検討」も合わせると8割に上りました。
〈ORICON NEWS / 2026年8月5日〉
「就業体験より学生が参加しやすく応募率が上がると思った」
など学生の参加しやすさを重視する会社が多いようです。
一方、採用と連携可能な5日間以上のインターンシップは、実施・検討を合わせると4割超の企業が実施に前向きとのこと。
ちなみに、インターンシップやオープン・カンパニーと採用選考との連携については、実施企業のうち早期選考を行うとの回答が6割を占めています。
これは、前年同時期の調査より10ポイント高い。
企業が、学生が参加しやすいプログラムで母集団形成を図り、その後の就業体験や選考へつなげる流れが主流になりつつあることが読み取れます。
では、今度は学生側の意識はどうなのでしょうか?
リクナビが2026年卒の先輩たちに実施したアンケートによると
「業界・企業・職種の理解を深めるため」(85.2%)
が1位。
次いで
「採用選考に役立つと感じたため」(65.4%)
という結果になりました。

逆に
●一方的な会社説明だけ
●座学だけで終わる
●「仕事をした気になれない」内容
は人気がないと聞きます。
「5日以上のインターンシップに参加した学生の評価情報を、企業が採用選考(内定出しなど)に利用して良い」
という2023年度から適用された三省合意の改正ルール以降、学生側も「内定」を意識した内容を重視しているのです。
ちなみに、1位に絡んで「どんな企業に就職したいか」ということで、最近興味深いと思ったのが「地域愛」。
先月、青森市で「県内企業向けインターンシップ勉強会」が開かれたのですが、ジョブカフェあおもりセンター長の戸田富重さんは
「(今の学生は)その企業がどう地域に貢献しているかとかすごく大事にします」
とコメントしています。
〈RAB青森放送 / 2026年8月1日〉
地方企業は特に意識した方が良いかもしれませんね🤔
成長と未来が見える人気プログラム
では実際、どんな企業がインターン先として人気なのでしょうか?
ポート株式会社のグループ会社であるみん就株式会社が実施した「2027年卒 みんなのインターン人気企業ランキング」では1位にニトリが輝いております。

マイナビ・日経「2027年卒大学生就職企業人気ランキング」の文系部門でも4年連続1位。
就活生の3.5人に1人が応募するほどの盛り上がりなのです。
人気の秘訣は、キャリア教育に熱心なところ。
昨年、アエラ・デジタルでその内容が記事になっていたのですが
〈AERA DIGITAL / 2025年10月31日〉
学生たちは原材料調達から商品開発、物流、宣伝まで自社で網羅するニトリの業務と同じプロセスを体験することができるのです。
開発した商品が陳列の仕方次第で売れ行きが大きく変わる。
そうした工夫1つで、売上が上がるという仕事の醍醐味を味わうことで、参加者はみんな真剣になり、大きな満足が得られているようです。
それから、もう1つ面白いと思ったのが「自分史」を書くというプログラム。
過去を振り返りながら
●自分のモチベーションが高まったのはどんなときか?
●どんなときにくじけたか?
●なぜ頑張れたのか?
●何に心が動いたのか?
を自分に問う。
リクナビの調査で4位が「自己分析を深めるため」(24.7%)でしたが、まさに、それを実践した内容です。
ただ、ニトリは学生にウケたくて自分史を取り入れているわけではなく、もともと同社では社員みんなで
「80歳の目標までキャリアを描く」
ということに取り組んでいます。
新卒採用部シニアマネジャーの天野隆太さんは
「ニトリが人を支援するのは、就職活動のときだけではありません。全社員が半年に一度、自分が80歳になるまでの夢をシートにまとめ、30年分のキャリアプランをつくっています。一人ひとりが夢を掲げて、その実現のために逆算する企業文化があります」
とコメント。
ニトリの離職率について前に知人から聞いたことがあるのですが、3年以内離職率が30〜50%とも言われる小売業界において、同社の3年以内離職率は10%台半ばと比較的低いとのこと。
この話が本当であれば、まさに自分史、未来史を描く文化が、長く働くイメージを生み出す一因になっているのでしょう🤔
ロボットもインターン生に?
先ほどもお話ししましたが、インターンシップは内定重視の傾向になっており、そのカギは「その企業の適性」と「未来史を描けるか」です。
インターンシップは毎年、準備や実施で大変ですが、明るい未来を手にいれるための重要な投資。
いかに真剣に取り組めるかが重要ですね。
「未来への投資」といえば、AI時代らしい新たなプログラムも行われています。
それが、ロボットインターンです。
ロボットベンチャーのGROOVE X 株式会社は、家族型ロボット「LOVOT」(ラボット)を企業でインターン生として働かせる「LOVOTインターン」を実施。
(期間:7月30日〜10月30日)
LOVOTが職場で過ごす中で生まれるコミュニケーションや、職場にもたらす変化を体験できるそうです。
〈ASCII / 2026年8月4日〉
ちなみにLOVOTは、LOVOTがいることで雑談が生まれ、役職や部署の垣根を越えた会話のきっかけになると言われています。
それが証拠に、彼らは全国1,200社以上の企業、教育機関、福祉施設などで活躍しています。
ちなみにメンタルヘルス効果としては
「15分間のふれあいでストレスホルモンが減少する」
ということが実証されている。
さらに、LOVOTは広報スタッフとしてSNSに登場させるなど、アイデア次第で様々な役割を担ってくれます。
一定期間無料で来てくれるようなので、新しいトライアルとして我が社もやってみたいものです〜
ちなみに、今後はヒューマノイドなどフィジカルAIが職場で活躍していくはずですが、最初は反発する社員も多いことが予想されます。
まずは、1週間のインターン生として迎える。
そして、会社の未来に欠かせないと思ったら内定を出す。
そんな風になっていくのでしょうね🤔
今後もインターンシップの動向には目が離せませんが、取り急ぎ私は来週以降のプログラムに期待したいと思います〜
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
