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ithem_noramoyo
ハワイを探して三千里
ここはハワイだ。

先の日曜日はあまりに暑かった。そして近所のスーパーでほろよいHawaiianを見つけたので、そういうことにしてみた。
ハワイなのだが、その日は餃子を作る日だった。ハワイで餃子?そんな日もあっていいじゃないですか。
ほろよいHawaiianをぐっと一口。思ったより甘い。トロピカルフルーツだ。
トロピカルフルーツと餃子である。やっぱり、なんだか不思議な取り合わせだ。生ハムにメロン、プリンにしょう油、トロピカルフルーツに餃子。
そうこうしているうちに、ハワイ気分で暑さも気にならなくなってくる、はずだ。ここはハワイなのだ。
なのだが、ハワイ気分が足りない。どうすればよいだろう。服だろうか、それとも音楽か。そもそもここは我が家だということは置いておいてほしい。
レイの代わりに、誕生日会で使ったタスキがあったはずだ。本日の主役、と書いてあるがまあよい。アロハはないので、シャツにしよう。アロハは正装だ。なら会社に来ていくやつでいいだろう。あとは麦わら帽子。そして短パン。服装はこんなところか。
最後にハワイアンな音楽をかけて。おっといけない、サングラスを忘れていた。あ!ウクレレの代わりはピアニカか。ムスコよピアニカ貸してくれ。
ムスコが問う。父さん何そのカッコ?
私は答える。見てわからんか?ハワイだ。
ムスコの目を見る。心の声が聞こえてくる。ハワイ行ったことないけど、それは違うと思うよ父さん。
こうしてハワイを求める私の旅は、ハワイルックとともに終わりを迎えました。最後に餃子が美味しかったことをご報告いたします。
なお、ご報告が遅くなってしまったのは、私の心が引き続きハワイを求めてさまよっているためだと申し添えます。
