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bamio0408
北風と太陽
北風と太陽は旅人のコートを脱がせようとします。イソップ童話ですね。ご存知のとおり太陽の勝ち。
この勝負、旅人はコートを着ていたので暑い時期ではなさそうです。では北風と太陽が、夏に競いあったらどうなるか。旅人はコートを着ていません。なので、どちらが旅人を笑顔にできるかの勝負といたします。
せっかくなので旅人でなく、私にしましょう。北風と太陽が、私を笑顔にする勝負です。なんのはなしでしょうか。
具体的なシーンを述べます。場所は日本の関東圏、2024年8月、朝、8時半をまわったところ。通勤途上の道の上。
先手は太陽です。ぎらぎらと照りつけます。
「あつい、、しぬ。。。」
当然ですね。まぶしさに顔をしかめてひぃこらします。
続いて後手、北風。真夏の風が肌をなぜます。
「ぬるい、、」
私、苦笑い。気分転換にはなります。
もうこの勝負に勝者はいない気がしてきましたが、太陽が巻き返しをはかります。もう朝日とはいい難い高さから、更に熱波を送ります。あつい言うとるやないか! もう勝負を投げたのでしょうか。
「熱いぜ・・」
暑さの中で顔をしかめるワタシ。しかしこの、エアコンの効いたオフィスでは感じられない日差し。じりじりと焼かれるかのよう。流れる汗。暴力的なまでのこれはそう、生きている実感。
いつしか私は悟り顔。心頭滅却はできないものの、暑さを受け入れ、暑さとともに歩みます。
続いてそこに吹く一陣の風。北風です。
北風は夏の香りを運んできました。風に誘われて目を向けると、日陰を選んで保育園へ向かう親子の姿。蝉の声が聞こえてきます。いつしか私は、軽やかに歩を進める。
北風と太陽の勝負は痛み分け。これが私の、猛暑の過ごし方。


