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ibaraki_nakai
ウンチは丁寧語です
本日はウンチ連発にて失礼いたします。
「もーウンチだよウンチ!」
ムスコが語る。ゲームでガチャの引きが悪かったらしい。どんな言い草だと思ったのだが、ふと気づく。これは丁寧語なのかもしれない。
もともとは、「このやろうクソ!」ではなかろうか。
そう思うと、ウンチが必要以上にかわいく聞こえてきた。「クソー!!」の代わりに、「ウンチー!!」と叫ぶのだ。
「テメェこのやろうクソ!」は、「テメェこのやろうウンチ!」である。そこはかとなく可愛らしい。
丁寧語とはつまり、比較の産物なのだろうか。より丁寧であれば、丁寧語たりうるのだ。そうして考えてみると、世の中意外と丁寧なのかもしれない。
事例は思いつかないが、ウンチすら丁寧語になるところに、私は希望を感じている。今日より明日。クソよりウンチ。
いずれ思春期を迎えるムスコよ、時に「クソ◯◯◯!」などと、何かを、誰かを罵倒したくなることもあるだろう。
そんな時は、今日この日を思いだそう。「ウンチ◯◯◯!」と言い換えるのだ。
童心を思い出し、怒りは柔らかになり、相手には可愛らしさを感じられるであろう。
そうして一歩立ち止まれば、きっとよりよい判断ができるはずだ。
君の人生にウンチあれ。


